Goo・ちょき・パーで、なに作ろう!

定年退職してしまいましたが、再任用でまだまだ老後の蓄えをしなくてはなりません。それでも悔いのない人生にしたいと思います。

ドラゴン(龍)を彫ったぞ~中篇

2011年10月16日 23時13分02秒 | Weblog

2011年8月29~30日

暑い暑い日で、やる気もあまり出ないが刃物を使うので、そこは気を入れ直してハマってノミを振るった

 

 だいぶ、龍らしくなったが、細部はまだまだ
夏の乾燥で、収縮が始まりヒゲに当たる細い所がひび割れてきた。
とりあえずの手当てで、木工ボンドでつないだ


 

ヒビも入るし、ポロッと欠けやすくもなる。
前回の時に、左ヒゲの支えでもある背中のタテガミがノミの一刀で、ポロッと欠け落ちていた

まあ、良いかとも思っていたが、左ヒゲがどうもグラグラとおぼつかない
欠けた物はすでに処分していたので、別の宛がいを探してきた


 

複雑な面に合わせて、接地面をカットしなければならないが、そんな時に便利なのがこの沢山の針が一列に並んだゲージ

 

上下模って削って、だいたい噛み合わせがピッタリと合った

 

裏の方は傾斜がついているので隙間が空いてしまう~木切れを挟んで固定~木工ボンドで接着した

 

首の下は粘土細工では首だけだったが、いざ余計な側面部分を削り落そうとしたら、非常に狭い接地面となり倒れやすい事が分かった
そこで、龍がよく掴んでいる玉を握らせることにした
ちょっと窮屈な両手をもってきた感じだが、これで底面を広げる形が出来た

 

そもそも、刃物の怪我って、自分から刃に身体(手・指)をもっていったり、刃を自分にもっていく事で、刃に負けて身が切れる~刃物がひとりでに飛んでくる事は無い
分かってはいるが、それでも怪我をするのは自分のミス・未熟さ以外の何ものでもない。
左写真は、間合いがいい加減で、自分で刃物を滑らせた結果
右写真は、ノミの頭を叩き損ねて、自分の指の付け根を打撲した結果黒血がよっていつまでも痛い


 

まあ、そんな事にもめげず、だんだんと形にはなっていった

 

2011年10月9~10日

3連休だが帰省しなかった
だいぶ刃物を使ったので、研ぐことにした。
砥石をコンクリートに擦って平面化これをしないと均一平面に刃は研げない。

 

彫刻刀も研いだ。
さて、右の袋はこれは、ベルトサンダーの集塵バックにたまった木の粉


 

それをとの粉と、木工ボンドと混ぜて、ひび割れを埋めるコーキング接着剤を作った

 

折れた角には、ドリルで穴を開け~両方を一直線に穴を開けるのは難しい~

 

割り箸を芯にして、接着剤でくっつける

 

板目には、正目(マサメ)と逆目(サカメ)がある。逆目で削ると汚くなるし、先割れして形でなくなる。
包丁会で手作りしたミネが丸いコレを使って、曲面を活かして下から上に削った。
もうひとつ、突き出しナイフを叩いて曲面の刃にした。


 

局面の角度が良いのか、良く切れるようになった。
右は、腹側の、あの蛇の腹のような横線をV字のノミで刻む。

 

一番やっかいな歯・牙をいよいよ手がけた。
現実的に、上か下のどちらかの牙をなくさないとノミは入らない。
ドリルで穴をあけ、身の長いノミで奥までひたすら彫った


 

歯が開くとらしくなってきた



口の前は難しい 前歯と舌~ドリルを入れようにも、隙間の余裕はあまりない
舌を削らず、上の歯を削らないような微妙な角度を探してドリルを入れた
下の歯は諦めたが、舌を出すことには成功した

 

歯・牙・舌が入って、凛々しくなった

 

現場監督みたいに、いつも進捗状況を確認にくる住宅の子供たち



作品に手を伸ばすことはかまわないが、刃物に触るのは厳禁
特に、このジャリンコ暴走族は、補助車をジャリジャリいわせて、日本刀を振りかざしてやって来る


 

実は、目(瞳孔)については、悩んでいた。
縦に切れた目か、丸い目か~そこでやってきた子供たちに投票を試みた
結果、全員が縦に切れた目がイイと口をそろえた事で決まった
右はこれまた包丁会で作ったチョウナまだ未完成だけど、ノミとは違う切れ味と、スピードさで威力を発揮した

 

 
作業は細部を残すだけになった

 

左右の爪と玉

 

口の中を穿(ホジ)るのは実にやっかいだった。
目は眼球いっぱいにした


 

あちこちの欠けた部分の接着剤が乾くように、西日のある間と車の天井に上げて今日の作業は終了~疲れた

 

 次の後編では、いよいよ塗装で完成です。
お楽しみに

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ドラゴン(龍)を彫ったぞ~前篇

2011年10月16日 00時25分05秒 | Weblog

2011年7月29日

50過ぎのオヤジが文房具屋に寄って探したのは、油粘土



対象年齢は5歳以上のR5だから、僕は十分、10倍も使って良い年齢となっている



竹ベラをチョチョッと作って、食後の粘土工作時間の始まり始まり~


 

さて、何を作り始めたのかいやいや、豚ではありません。
龍・ドラゴンです
自重で頭が割れてきたので竹の芯を入れた

 

粘土工作なんて、小学生以来じゃないだろうか
でも、これが意外と熱中して無心になれた
小さな円錐形のこれは、ドラゴンの歯(牙)


    

鱗の模様を入れて、リアル感を出したつもり

  

なんで粘土細工かというと~実は、7月上旬に伐採後の廃材の山から、こんな材を見つけたのだ~



直径55cm、幅35cmの丸太
梅雨の雨を吸い重たい重たい
やっと抱えて車に積み込んだ
その時から、龍・ドラゴンを彫ろうと思ってた

 

しかし、材は大きくても、龍となれば小さい
二次元的に紙に龍を描いてもうまく立体が表現できない
限られた容量の中に、如何に有効に立体を彫り出すか~
だから粘土で立体的なモデルづくりを先にやったのだ~

 

7月31日

粘土モデルを見ながら、マジックで下絵を描いた
次に、チェーンソーの刃を研いでいよいよ刻み開始

 

彫り作業を安定させるために、底を平らにカット。
チェーンソーのバーを寝せて、平面仕上げ。


 

下絵に沿って顔をカット~線は消えるからまた描く

 

チェーンソーの出番はここまでで、後はノミを使って彫りの開始

 

龍のヒゲは必須の象徴的アイテムだが、杉材は脆いので空間にしなり出すと、付け根でポキット折れるのは必至
粘土モデルとは違うヒゲの配置にした
口ひげや角と接合させ、支えることにした
ドリルでヒゲの形に沿って連続穴を開けた。



左右対称の同じヒゲでは面白くないので、しなり具合を変えた


 

8月7日

杉材は柔らかいが、年輪と年輪の間はスポンジみたいに柔らかく粘りが無いので、ポロッと欠ける
それを見越してノミの貫入角度や力を加減する。
口の牙となれば、どうしようもない(泣)の脆さ

 

時は夏休みとあって、住宅の子どもらがしょっちゅう様子を見にやって来る。
今回は粘土モデルの龍に興味津々
『おいおい、触って潰すなよ~



午後には日が当たり始める北向き玄関
西日よけの寒冷紗の下での窮屈な作業

 

8月16日


毎回大量に出る、削り屑~大きな端材は燃えるゴミで出し、小さな屑は生ごみと一緒に庭の畑で堆肥に利用しています
この日は、やる気が出るように、目を入れた
目には何故だかそんな効果がある

 

鼻と口ひげ~彫る場所は次々に、気まぐれ的に移って行く。
彫るべき場所はたくさんあるので、一ヶ所を仕上げると言うより、まんべんなく舐めまわすように削って行く方がバランスが取りやすいと経験的に思っている



8月23

この日は火曜日だが、土日の仕事の代休
『休みより、残業代をくれ~』と言いたいが、休みには彫刻が進むので、いつもどうりに早起きして、有効に休みを使う
ところが外は雨なので、部屋の中にマットを敷いての作業
前回、左目の片目で終わっていたので、右目を彫った。

 

次に背中のタテガミ
恐竜のステゴザウルスみたい板状にすることにした。
ドラゴン・龍は想像上のものなので、インターネットで探してみてもさまざまなタテガミがある。だから何を着けても、着けなくても間違いでもウソでも無いのがイイ

部屋の中の床板の上では、板が跳ねてなかなかノミが効かない。
2列のタテガミの間の溝を、なんとか彫り下げた。

丸太のカーブに沿って、丸く1列のタテガミを彫っただけで一日が終わった

  

この調子じゃ、先は長いなあ~続きはまた次の編で紹介します

 

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