松根油 2014年04月03日 | 日記・エッセイ・コラム 昨日、かつて私が松根油のことを記した本を目にしたT新聞社の記者の訪問を受ける。詳しく教えてほしいという取材のためである。松根油って何のことと今の人は思うだろうが、敗戦まじかのわが国は物不足に悩まされていた。戦争遂行のために不可欠のガソリンも例外ではなかった 。 その代用品として考えられた油のことである。松の根を乾留して抽出する油は、結局使えものにならなかったそうだが、勤労動員された父たちの汗とチョロチョロ流れ出す松根油の匂いが今でも脳裏に焼き付いている。あの狂気の時代の悪夢が、再びなんてならないようにしたいものである。今の政り事を見るにつけ心配でならない。 « スミレの仲間たち | トップ | 同じ仲間だが、、、 »
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