※ つれづれなるままに

日頃の気ままな記録です。
気楽にお付き合い頂ければ嬉しいです。

ぬくめどり

2015-11-03 14:04:35 | 見沼たんぼ周辺

見沼秋フェスinさぎ山
 未来遺産・見沼たんぼプロジェクト推進委員会主催

ドキュメント「ぬくめどり」の上映会を観てきました。



この映画を観る前に「紀州鷹場」の講演会を
青木義脩氏(元埼玉県文化財保護審査会委員)によって
解説していただきました。

さいたま市(岩槻は除く)上尾市、川口市越谷市は
江戸時代に幕府から紀州徳川家にくだされた「紀州鷹場」と
して定められていました。

「鷹狩」は遊戯とスポーツ位にしか思っていなかったけれど、
敵地の見張り、民意を把握などをしていました。
鷹狩の獲物となる野鳥はたんぼを餌場にし、 

田んぼにはどじょう カエル ザリガニ 等がいました。
豊かなたんぼがあっての鷹狩でした。


鷹狩の主役 鷹

「ぬくめどり」とは どういう意味なのでしょうか?
上映されると 一番先にその疑問を解く文字が出てきました。

ある冬の寒い夜、鷹が小鳥を捕え
小鳥は一晩中、鷹の足をあたためます。

翌朝、鷹はその小鳥を放します。

しかし、鷹は、その小鳥が飛び去った方向へ
その日は決して狩りに行かないといいます


ジ~ンときますねー。



1600年もの長い年月を今も継承させている鷹匠。
最近では女性の鷹匠もいますが、若い女性が鷹匠を
目指して日夜訓練している様子が映し出されて
頑張っている様子に応援したくなります。

映画を観なければ分からなかった鷹と鷹匠の絆
ペットではなく 師弟? 家族?
鷹は本当に従順でけなげでした。

日本の文化 大事にしたいですね。


 
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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不思議な関係ですね (あんみつ)
2015-11-06 20:53:10
捕まった小鳥は鷹の足を暖めるのが自分の役目と知っているのですね。
鷹も恩を感じてそのあとは捕えない、
それが「ぬくめどり」なんですね。
そんな関係があるなんて鳥の世界の掟でしょうか・・・
ひとつ勉強になりました。
ありがとう
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見習う点有りです (さっちっち)
2015-11-06 23:16:12
小鳥は気が付かない内に鷹を
助けているのかも知れないですね。
鳥にも“感謝”とか“恩”の心があると気付かされました。
人間として恥ずかしくない行動を
取らないと。
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