ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

父の日   国王誕生日

2011年12月05日 22時01分33秒 | タイ文化


 วันพ่อ  タイの父の日

         


12月5日は国王誕生日。
タイではこの日を父の日とし、国をあげてタイ王国の父である王様の誕生日を祝う。
そして、家庭では父親に感謝する。
日本の父の日とは、
祝日であること、国王様の誕生日を国民みなで祝う意味が大きいところが大きな違い。


「5日はコンケン大学の中での式典に行くから、7時に迎えに行くからね。」
とカウンターパートからいわれ、いわれたとおりに、
ピンクのシャツと協力隊ブレザー、スカートという正装をしていく。
     



コンケン大学の大きなホールに、コンケンの公務員やその関係者が集まる。
正規の公務員は式典の時には、白い正装をする。
公務員には階級があり、その階級によって肩や胸にはメダルやリボンがならぶ。

赤いリボンや青いリボンを肩から斜めにかけている人を初めて見る。
うちのセンター長もこんなリボンはしていない。
尋ねてみると、センター長よりも階級が上の人たちだという。
なるほど、大きなリボンにはなんとなく地位が高そうな感じが。
写真を撮らせてほしいとお願いしたら、気さくに応じてくれて、
気のいいおばちゃんという感じだったけど、かなりの地位なんだろうな。
     


サーベルのようなものをもった人も。
     


センター長の息子、トノ。カウンターパートのビュウ。
みんなみんな、白い正装が似合っていて、とてもきれい。
     

       



これだけの公務員たちが正装をして集まると圧巻。
      

     

  



式典は、みなが名前をサインしおわってから始まる。
       


たぶんとても偉い人だろう人の話があり、
王様を称える歌を歌い、国歌を歌い、軍隊が国旗を壇上にあげ、
2時間ほどで終了。
       



観光客や旅行客では体験できない、公務員の式典に入るという体験。
タイ人にとって大事な式典に参加した。
今日はすごく貴重な体験をしたと思う。




テレビで流れるのも、一日中王様の誕生日の式典関係。
夜、ニュースでは、日本のどこだかの場所にタイ人たちが集まって
タイと同じように王様の誕生日を祝う式典をしている映像が流れた。
日本にいる時には、全く知らなかったが、日本でも12月5日には、
タイ人たちが王様の誕生時を祝い、式典をしていたのか。


タイ人たちは王様をこよなく愛している。
国旗も国歌も王様も大事にし、国に誇りをもっている。
こういう姿を見ると、やはり思うのは日本のこと。
日本人は国を愛し、国旗や国歌を自分の国のものとして愛し、
自国に誇りをもつということが、外国に比べて希薄だ。
一言でいうなら、愛国心が薄い。

そう感じられたのも、日本ではないところから日本を見たからだけれど。
自信、愛国心、それがあまりにも希薄。
タイ人たちの胸をって王様を称え、国を誇る姿を見ていると、
ちょっともの悲しくもなる、タイの父の日。



          

















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