ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

聴覚障害クラスで 太鼓の音で「ハイ!」

2011年11月02日 03時24分58秒 | 青年海外協力隊たちの活動
聴覚障害クラスでの一コマ。

音は全く聞こえない子どもたち。

その子どもたちの前で、太鼓を叩く。
「1回だけ叩くよ、叩いた瞬間に手をあげてね。」と教えてから叩く。
それまでは頭に手を置いて待つんだよ、わかった?
      

     
その1回がいつなのか、子どもたちはじっと見つめて先生の手の動きを注視する。
じっと見ていないと、いつ叩かれたのか見逃してしまう。
音が聞こえない子どもたちだから、目でしっかりととらえないといけない。

     
じーっと見ているのを確認して、
           
 

さあ、叩くよ、叩くよ、今から叩くよ~ わざと時間をおく。
ながく集中する練習なのだ。
      
     

太鼓をポン!と叩く。
            

目を離していなかった子は、その次の瞬間には「ハイ!」と手をあげる。
一番はやかったのはだれだ~?
一番はやかった子をほめるほめる。
すると、次こそはボクが、私が!と 次への気合いが入る子どもたち。


中には、集中力がもたずちらちらと他の場所を見てしまい、
叩かれた瞬間を見逃してしまう子もいる。

がんばれ、がんばれ。
君たちには、目で集める情報や、そこから情況を理解して判断していく力が
これからとても大事になる。
がんばれ、がんばれ。
      

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