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我が谷は緑なりき-南ウェ-ルズの石炭博物館

2012-12-02 16:20:11 | ゆったりウェールズの旅-ケンブリッジも少
「我が谷は緑なりき」-1941年ジョン・フォード監督作品でモノクロの秀作です。19世紀末のイギリス・ウェールズの炭鉱町を舞台にした家族愛あふれる物語です。ウェールズはイギリスの産業革命を支えた良質の石炭産出地だったそうです。

今回のウェールズ旅行で訪れたのは、まさに炭鉱跡がそのまま博物館になっているところです。
Big Pit:National Coal Museum.

現地の方から事前に閉所恐怖症の人はやめた方がいいと事前に言われていました。幸い今回のメンバーは特に閉所恐怖症の人はいないようで、2台の乗用車で行きました。

こんな感じのなだらかな渓谷だか丘陵地帯です。

当時の施設が残っていて、見学者は15人程度のグループになって、もとここで働いていた炭鉱夫のガイドと一緒に地下坑道へ降りて行きます。その際に、カメラはもちろん所持品はすべて預けて、代わりにずっしりと重い蓄電池とヘッドランプを受け取ります。蓄電池を腰に巻き、ヘッドランプをつけて、金網で覆われた時代物の大きなエレベーターで地下へ降ります。ガラガラガッシャーン、という感じで地下に着き、そこから列を作って坑道を見て回ります。結構水の豊富な地域らしく、水が流れる音がずっと聞こえています。これで、なんかの拍子で水がこっちに流れてきたら一発でアウトだぁ、などと結構緊張します。坑道の壁には落盤等があった時に危険を知らせる紐が張ってあり、ロバが飼われていた場所などもありました。(少し時が経ってしまったので、記憶がかなりあいまいです)途中の坑道のところで、ガイドさんが「じゃ、ここで、灯りを消してみて」と言って皆がヘッドランプを消したら、そこは本当に漆黒の闇。かなり怖いものがありました。
無事地上に生還して、炭鉱夫さんたちが使っていた明るく清潔な感じのシャワー室なども見学しました。

近くのブレコンビーコンズの丘陵地帯で昼食。まわりはヒースの丘にへザーが一面でした。


帰国後、「我が谷は緑なりき」をDVDで見ました。あの炭鉱跡を見た後は、なおさら胸にしみます。名作です。お薦めします。


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