ぷちとまと

FC東京、もう飽きた。

金魚すくい

2005年11月20日 03時05分14秒 | 雑記
一瞬息をのみ、水面近くからそっと金魚をすくい上げようとしたまさにその瞬間、金魚の入った袋を「どうぞ」と手渡されたらどんな気分であろうか。

金曜日の昼休み、ハンバーガーショップにコーヒーを飲みに行くと、1週間か2週間に一度しか見かけないアルバイトの女の子がレジにいた。
ワンウェイ一方通行であるが、私は彼女にコーヒーを注文し、お金を払ってコーヒーを受け取るのを楽しみにしている。
頻度の問題で当たりくじを引いたような気分になるというのもあるが、彼女は可愛いのだ。
街で見かけて「あの娘かわいくない?」と思わせるような多くの男性の賛同を得る可愛さではなく、小柄で何となくキュートなのである。

順番を待つ私の前には女性2人組がいて、注文に時間がかかっていた。
普段よりも待たされてはいるが、待った分だけ嬉しさも増すではないかと、私は静かに期待を増幅させていた。
ようやく前の客がお金を払い、お釣りを待っている。
間もなく、待ちに待った瞬間がやってくるはずだった。
が、男性店員が気を効かせ、常連である私を前倒しで対応してくれた。

紙は破れ、金魚は水中へと帰っていった。

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