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つれづれ日記

心と目の記録

五味川純平「愛犬の条件」

2010-01-14 15:15:58 | Weblog

五味川純平氏とシルバー、前にいるのが雌のブランチェ。
(左の私はカットしました。)

1980数年まで、日本の犬の月刊誌は「愛犬の友」と「愛犬ジャーナル」の2冊しかありませんでした。
2冊は内容の性格が全くちがっていて、愛犬の友は、全犬種の広告が載り、記事は飼育の教科書的なもので、犬を飼う人はまずこの雑誌を買って読んだものです。
愛犬ジャーナルは、もとは日本犬が主でしたが、70年代から記事はエッセイや珍しい犬種の紹介など自由な楽しいものでした。
私がピレニーズの連載を頼まれて書いていたので、早速1976年5月に五味川純平氏との対談が企画され、奥様も参加して座談会として、「愛犬の条件」と題して、3回にわたり掲載されました。
当時の犬事情からみたら笑って呆れてしまうような、愛犬との生活です。
家の中で超大型犬を飼うことは考えられない時代ですが、夕方になると9歳2頭と、10歳2頭の4頭のピレニーズはお玄関の中に入れて、夏なら1頭に一台の扇風機をおき、夫々が枕をして寝ています。お玄関の中の床はまるで犬のための部屋で、応接間に入るにも二階の居間に行くにも、犬嫌いのお客様は通れないでしょう。
お話の内容を書けないのが残念ですが、「人間の条件」の作者の「愛犬の条件」は微笑ましく、それは理想的なものでした。