鸕野讃良媛(うののさららひめ)の一生。
父である中大兄皇子(天智天皇)を、祖父の石川麻呂を陥れた敵として恨む讃良媛。大海人皇子(天武天皇)の妃となり、その死後、持統天皇となり独裁的な政治を行ったとか。自分の敵となりそうな相手は、かまわずおとしいれ政権奪取していく時代。この時代の皇族は、このようにして生きねばならなかったのだろうか。
ま、いつの世も、そんなものかも知れない!
天智天皇(中大兄皇子)は病死したと思っていたが、この小説では藤原不比等に討たれた事になっている。
大海人皇子(天武天皇)が本当に愛したのは、額田女王ただ一人、讃良媛はより良き伴侶だった?
本当の事は良く分かっていないこの時代の事、小説になると面白い。
讃良媛の詠んだ歌
春すぎて夏来たるらし白妙の衣ほしたり天の香具山
お気に入り度 ★★★☆☆
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