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善本特集目録来

2014年07月10日 12時20分42秒 | Weblog
思文閣より『善本特集』の目録が来た。
A4判156頁オールカラー。
いつものがらの見事な体裁だ。


掲載品も「大般若波羅蜜多經」の二千万円やら。
豊臣秀吉「和歌一首懐紙」八百五十万円、『解体新書』の三百八十万円。
吉田松陰「自筆書状」八百五十万円などと高額なお宝が目白押しじゃぁ。
凄い。
壮観。
である。

ひゃくせうの不佞などとても手が出ない。
四色刷りのオフセット印刷物を愛でるだけじゃぁ。
そんななか、少し手が届きそうな品が、一つ二つ。
歌川國貞描く『俳優素顔夏の富士』と夏目漱石「自筆書簡」である。

いずれの値段も超弩級高額品より、一桁以上も安い!!。
千万や百万単位の正札を見続けた後は、安く感じるモノじゃぁ。
注文しそうになる手を止め、沈思黙考。
ジーと手を見る。

今日の御文章。
「職場環境というシステムの本質は、そこで働く人達の個人的属性の単純な総和ではない」。

実は『俳優素顔夏の富士』。
保存に難有る端本を一冊持っているし、漱石はそんなに好きじゃなかった。
緊急停止じゃ。
思文閣マジックに引っかかりそうになった今日この頃である。

とはいうものの、ぴったりハマる古書は清飛びで注文しております。
ハイ。
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