なんとも珍しい車両が入庫しました
kawasaki KR250です
1984年〜の車両なので
40年くらい前なんですね
個人的にはマニアックでとても好きな車両です
販売時期も台数も少なかったですからね。。。
このテールランプはインパクトありました
賛否が分かれましたけどあたくしは好きです
特徴はやはりこの「タンデムツインエンジン」です
パラレルでもV型でもなく気筒配列が「前後」となります
また「R.R.I.S」という今では珍しいインテーク機構も大きな特徴です
Rotary.Reedvalve.Intake.System
の略でケースリードやピストンリードとは異なる物で
円盤に穴が空いていてクランク軸と同時に回り吸気します これにリードバルブを加えたものです
ロータリーディスクバルブは常に回転数に応じて正確に開閉出来るのがメリットです それにリードバルブを加えた物となり
円盤に三つの穴が空いており
負圧が弱い低中速は真ん中のみで
中高速域の負圧が強い時には
残りの二つのバルブが開き三つの穴から吸気します インテークの可変バルブですね
拝借した画像です
左右にリードバルブが付いています
ちゃんとストッパーもついてますよね 当たり前ですけど
タンデムツインということで
キャブレターの配置もおもしろいですよね メンテナンスしやすいですし
こちらも拝借した画像です
こんな感じになっています
クラッチ周りは手前側にあります
面白いですよね〜
機会があればバラしてみたいです
見れば見るほど興味深いです
余談ですがあたくしがカスタムをはじめた頃に金属加工業の「スガテック」という所にすごくお世話になったのですが(今もですけど)「KR250」のワードで検索するとスガテックの名前がよく出てきました
昔からKRでレースに出ているとは知っていましたが 思っている以上に凄い人だったんですね〜
エンジンの中をイジってるのもよく見ましたしチャンバーも自分で作ってましたからねぇ マジリスペクトです
ということでKR250のメンテナンスが楽しみでございますー(部品があるか不安ですけど…)
あ、もうひとつ
KRはカワサキ初のアルミフレームだそうです
では また明日