「誰か、今の状況は"ウソだ"、と言ってくれ」と全世界の人が呟いていることでしょう。
新型コロナで死亡した人は、
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【4月1日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間1日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は4万1072人に増加した。
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のだそうです。
遺体は特別な梱包でそのまま火葬されるそうで、感染防止のため家族には入院中のお見舞いどころか、最後のお別れも許されていません。
火葬が追い付かない棺が所狭しと並ぶ映像も見ましたし、袋詰め状態の遺体が深く掘った穴に落とされていく映像も見ました。(まるで映画「アマデウス」で観たシーンようでした。)
父や母の葬儀に立ち合い、静かな表情をみる時間、気持ちを伝える時間、花を添え最後のお別れを言う、"あたりまえの時間"を十分に持った自分としては、それらのすべてができなかった家族の口惜しさ、無念さに胸が痛みます。
今後の雇用が、経済活動が、と新型コロナの影響を不安視する政治家や識者が連日テレビで話をしています。確かに雇用や経済は私たちの生活や国家基盤を支える最重要なことであることは否定しません。
でも経済は、時間がかかっても必ず立ち直せるものだと私は思っていますし、これまでの歴史が、それが事実であることを証明しています。
それよりも、この新型ウィルスの最も悪質なところは、私たちの人としての「繋がり」、「寄り添い(触れ合い)」、「思いやり」といった、"ヒトとして生きていくための基盤"を根こそぎ奪っていることにあると思うのです。
・誰かに感染させられるかも知れない
・感染したら社会から疎外されるのではないか
・国は、自分に救いの手を差し伸べてくれないのではないか
という恐怖は、
・誰かを感染させてしまうかもしれない
・誰かのため、社会のため、国のために、我慢しよう
という意識より勝ってしまうものなのではないでしょうか?
人を信じられない。社会を信じられない。国を信じられない。
新型コロナは、健康な人に、こんな「毒」を吹き付けている気がするのです。
新型コロナで死亡する人よりも、生き残る人の方が確実に多いことは分かります。ただ、コロナの「毒」を吸い込んだ生存者が"完全に解毒"されるまでには、相当な時間がかかる気もするのです。
このウィルスが駆逐された後、どんな社会を、世界を見ることになるのでしょう。。
参考までに90年前のスペイン風邪についてウィキから抜粋しておきます。
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・スペインかぜは、1918年パンデミックとも呼ばれ、極めて多くの死者を出したインフルエンザによるパンデミックの俗称である。1918年1月から1920年12月まで世界中で5億人が感染したとされ、これは当時の世界人口の1/4程度に相当する。その中には太平洋の孤島や北極圏の人々も含まれた。
・死者数は1,700万人から5,000万人との推計が多く、1億人に達した可能性も指摘されるなど人類史上最悪の伝染病の1つである。
・第1波は1918年3月にアメリカのデトロイトやサウスカロライナ州付近などで最初の流行があり、アメリカ軍のヨーロッパ進軍と共に大西洋を渡り、5〜6月にヨーロッパで流行した。
・第2波は1918年秋にほぼ世界中で同時に起こり、病原性がさらに強まり重篤な合併症を起こし死者が急増した。
・第3波は1919年春から秋にかけて、第2波と同じく世界で流行した(日本ではこの第3波が一番被害が大きかった。)。さらに、最初に医師・看護師の感染者が多く医療体制が崩壊してしまったため、感染被害が拡大した。
<被害者数>
・世界全体の推定感染者数は約5億人とされる。当時の世界人口は18~20億人であると推定されているため、全人類の3割近くがスペインかぜに感染したことになる。日本では、約2,300万人が感染したとされる。
・世界全体の推定死者数は1,700万人から1億人と幅がある。日本では、当時の人口5,500万人に対し少なくとも39万人が死亡し(当時の内務省は39万人と発表したが、最新の研究では48万人に達していたと推定されている。)、アメリカでも50万人が死亡したとされる。
・これらの数値は感染症のみならず戦争や災害などすべてのヒトの死因の中でも、最も多くのヒトを短期間で死亡に至らしめた記録的なものである。
スペインかぜ
新型コロナで死亡した人は、
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【4月1日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間1日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は4万1072人に増加した。
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のだそうです。
遺体は特別な梱包でそのまま火葬されるそうで、感染防止のため家族には入院中のお見舞いどころか、最後のお別れも許されていません。
火葬が追い付かない棺が所狭しと並ぶ映像も見ましたし、袋詰め状態の遺体が深く掘った穴に落とされていく映像も見ました。(まるで映画「アマデウス」で観たシーンようでした。)
父や母の葬儀に立ち合い、静かな表情をみる時間、気持ちを伝える時間、花を添え最後のお別れを言う、"あたりまえの時間"を十分に持った自分としては、それらのすべてができなかった家族の口惜しさ、無念さに胸が痛みます。
今後の雇用が、経済活動が、と新型コロナの影響を不安視する政治家や識者が連日テレビで話をしています。確かに雇用や経済は私たちの生活や国家基盤を支える最重要なことであることは否定しません。
でも経済は、時間がかかっても必ず立ち直せるものだと私は思っていますし、これまでの歴史が、それが事実であることを証明しています。
それよりも、この新型ウィルスの最も悪質なところは、私たちの人としての「繋がり」、「寄り添い(触れ合い)」、「思いやり」といった、"ヒトとして生きていくための基盤"を根こそぎ奪っていることにあると思うのです。
・誰かに感染させられるかも知れない
・感染したら社会から疎外されるのではないか
・国は、自分に救いの手を差し伸べてくれないのではないか
という恐怖は、
・誰かを感染させてしまうかもしれない
・誰かのため、社会のため、国のために、我慢しよう
という意識より勝ってしまうものなのではないでしょうか?
人を信じられない。社会を信じられない。国を信じられない。
新型コロナは、健康な人に、こんな「毒」を吹き付けている気がするのです。
新型コロナで死亡する人よりも、生き残る人の方が確実に多いことは分かります。ただ、コロナの「毒」を吸い込んだ生存者が"完全に解毒"されるまでには、相当な時間がかかる気もするのです。
このウィルスが駆逐された後、どんな社会を、世界を見ることになるのでしょう。。
参考までに90年前のスペイン風邪についてウィキから抜粋しておきます。
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・スペインかぜは、1918年パンデミックとも呼ばれ、極めて多くの死者を出したインフルエンザによるパンデミックの俗称である。1918年1月から1920年12月まで世界中で5億人が感染したとされ、これは当時の世界人口の1/4程度に相当する。その中には太平洋の孤島や北極圏の人々も含まれた。
・死者数は1,700万人から5,000万人との推計が多く、1億人に達した可能性も指摘されるなど人類史上最悪の伝染病の1つである。
・第1波は1918年3月にアメリカのデトロイトやサウスカロライナ州付近などで最初の流行があり、アメリカ軍のヨーロッパ進軍と共に大西洋を渡り、5〜6月にヨーロッパで流行した。
・第2波は1918年秋にほぼ世界中で同時に起こり、病原性がさらに強まり重篤な合併症を起こし死者が急増した。
・第3波は1919年春から秋にかけて、第2波と同じく世界で流行した(日本ではこの第3波が一番被害が大きかった。)。さらに、最初に医師・看護師の感染者が多く医療体制が崩壊してしまったため、感染被害が拡大した。
<被害者数>
・世界全体の推定感染者数は約5億人とされる。当時の世界人口は18~20億人であると推定されているため、全人類の3割近くがスペインかぜに感染したことになる。日本では、約2,300万人が感染したとされる。
・世界全体の推定死者数は1,700万人から1億人と幅がある。日本では、当時の人口5,500万人に対し少なくとも39万人が死亡し(当時の内務省は39万人と発表したが、最新の研究では48万人に達していたと推定されている。)、アメリカでも50万人が死亡したとされる。
・これらの数値は感染症のみならず戦争や災害などすべてのヒトの死因の中でも、最も多くのヒトを短期間で死亡に至らしめた記録的なものである。
スペインかぜ
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