笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

「ダ・ヴィンチ・コード」読了 その1

2006年08月19日 14時36分33秒 | 読書
「ダ・ヴィンチ・コード」読み終わりました。
一言、「面白かった」です! 謎解きの結末も意見はいろいろ分かれるところでしょうが、それまでの緊張感が「一気に溶ける(脱力する)」効果と考えればそれもいいのでは、と思います。最後のロバートとソフィの会話は「おもいっきりハリウッド」してるし(笑)、原作者は主人公のロバート・ラングドンにハリソン・フォードをイメージしていたようですよ。インディ・ジョーンズですね(笑)

それにしても「2時間半の映画じゃなくて、せめて10回くらいのテレビドラマにして欲しかったな~」、というのが正直な私のキモチです。
テレビドラマには過去「ルーツ」といった名作もありましたし、イギリスのテレビ番組制作の有名どころが総力を結集すれば、いい作品になったのではないかな~と。あ、英仏共同制作とかね。う~ん、それ観たいな~。配役はイギリスの俳優中心で、ティービングとファーシュは映画の配役のまま。アリンガローサには若い頃のサム・ニールみたいな雰囲気の俳優で。。。。と。

ところでこの作品の「主人公」はロバート・ラングドンではなくて、「聖杯伝説を巡る人々」なのですよ。
「ダ・ヴィンチ・コード」という作品自体が「ロバート・ラングドンシリーズ」の第2作目なので、内容的には「聖杯伝説の陰謀に巻き込まれたロバート・ラングドン」。シリーズの2作目だから、ロバート・ラングドン自身の描き方が弱いのです。私もこの事実を作者ダン・ブラウンの既刊一覧を眺めていて知りました。それに気づかないと、「この主人公、描かれ方が弱くない?」って感じるに違いありません。ちなみにこの「ロバート・ラングドンシリーズ」第1作目を映画化する計画があるそうですが、映画の評価はさほどでもなかったようですし、トム・ハンクスがまた主演するかどうかはギモンですね。

さて、私はルーブル美術館には行ったことがないのですが、この美術館を解説するくだりを読むと(角川文庫(上)・P33-35)、行ってみたいな~という気になりますね。-「全部の美術品を観るのに5週間かかる」(角川文庫(上)・P34)-5週間は無理でも「1週間くらいルーブル美術館に浸る旅」ってのもいいかもしれません。
いや、多分2日位で飽きちゃうな、きっと。。(笑)
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