「言い訳するな！」「口ごたえするな！」「態度が悪い！」などの間違った教育が犯罪者や暴力団を生んでいる

いきなり質問です！
子供が何か失敗したりして　その子供ををアナタが注意しているとします。
Ａ君は「だって　●●が●●だったから　●●になって　●●になったんだもん・・・」という　「言い訳」や「口ごたえ」をしようとします。
Ｂ君は「僕が悪かったです。ごめんなさい。」という風に　すぐに素直に謝ります。
さて　どっちが「良い子」だと思いますか？

・・・っていう風に質問したら　たぶん　義務教育をマジメに受けてきた多くの人たちは　Ｂ君のほうが素直で良い子！って言うんだろうね。
でもね・・・「言い訳が出来る」っていうのは　一つの才能というか　その物事に対して　何がダメだったのかを非常に良く考えていて　まだ改善の余地がある事を認識していて　あきらめずに前向きに努力しようと　反省している証拠なんだよ。
それに対して　「まったく　言い訳も　口ごたえもしない」っていうのは　「もうダメだ」とか　「この状況からは　どうやっても逃れられない」みたいに　完全に　あきらめてしまっていて　「自分が悪かった」と開き直っているだけで　何がダメだったのか？　どうすれば良かったのか？という事を考えようとせずに（反省しようとせずに）　ただ単に「謝りさえすれば良い」みたいに思ってるだけなんだよね・・・
つまり　何かと　「言い訳や口ごたえが出来る」っていう間は　まだ救いようがあるけど　言い訳さえ出来なくなってる人っていうのは（子供に限らないよ）　救いようがないというか　失敗とかを注意する前に　まずは「言い訳」とか「口ごたえ」を積極的に出来るようにする事から学ばせないとダメだね。
だって　「言い訳をせずに素直に謝るのが良い事」だと思って育ってきた子供ってのは　いざ「言い訳や　口ごたえをしても良いから　なんで失敗したのか言ってみて。」と言われても　「さぁ・・・何も分かりません。何も思い当たりません。でも自分が悪いんです。反省してます！」みたいな事を言うような有様になってしまうんだよね・・・
これじゃ　改善の余地がないし　「何を反省すれば良いのか？」って事も分かってないのは明白でしょ？
それなのに　なぜか一般的には　すぐに「僕が悪かったです。ごめんなさい。」という風に　素直に謝る子供のほうが喜ばれるというか　そのほうが　あまり親の世話も掛からないで済むから　親にとっても好都合なんだろうね。
逆に　「だって　●●が●●だったから　●●になって　●●になったんだもん・・・」などと言い訳したり　「先生が言ってる事は変だよ！　それは違うよ！　なんでダメなの？」などと　口ごたえをするような子供に対しては　大人たちは「言い訳をするんじゃない！　悪い事は悪いんだ！　口ごたえをするんじゃない！　親や先生に向かって　その口の利き方は何だ！　態度が悪い！　ちゃんと人の話を聞け！」みたいな感じで注意して　子供の話を完全に無視した上で　子供を悪い子だと決め付けて　大人たちにとって都合の良いルールを押し付ける・・・
本気で真剣に話を聞いているからこそ　言い訳とか　口ごたえをしているのに　「ちゃんと人の話を聞け！」ってさぁ・・・
自分が矛盾した注意をしている事さえ気づかない大人たちって　いったい何なんだろうね？
結局は　言い訳をしても　言い訳しなくても　どっちにしても　こんな風な注意をする大人っていうのは　最初から　「子供のほうが悪い！」と決め付けたいだけで　子供の話なんか興味・関心ゼロなのかも知れないね。
そして　こんな風にして注意して　子供に「自分が悪い事をした」と認めさせて　すぐに謝ってしまう事を教えて　反省（何がダメで　どうすれば良かったのか？）をする事を教えないというか　子供のほうが必死に「言い訳」とか「口ごたえ」という形で　大人と一緒に反省する機会を作ろうというメッセージを発信しているにも関わらず　何のアドバイスもせずに無視するばかりで　積極的に子供たちを　「あきらめが早い人間」　「開き直り人間」　「物事を良く考えない人間」へと成長させるための教育ばかりをやってるんだよ。
そんな教育を続けていても　その場しのぎにしかならなくて　何の根本的な解決にもならないどころか　大人も子供も　お互いに人格が　ゆがんでしまうだけなのに　そんな間違った教育が　どういう訳なのか　今の世の中には　まかり通ってしまってるんだよね・・・
そして　こんな教育をやってると　子供たちは　「僕は何をしても悪い子なんだ・・・」　「私が何を言おうとしても大人たちは無視ばかりする・・・」みたいな感情で　いっぱいになってしまって　それが溢れ返ってしまうと　今度は「自分は悪い人間になる事を望まれているんだ・・・」とか　「大人たちが無視ばかりするなら　私も大人たちを無視するからね・・・」みたいな感じになって行って　親の言う事を全く聞かなくなって　問題児として扱われるようになったり　不良になってしまったり　家庭内暴力とかしてしまうような子供になってしまうんだよ。
そして　こんな風になってしまっても　大人たちは「なんで　こんなに悪い子になってしまったんだ！　そんな育て方をした覚えはないぞ！」とかいう　「言い訳」をするんだよね・・・（苦笑）
それって　アナタたちの育て方や教育の仕方が間違ってたんだよ・・・って　子育てに失敗してたなんて　誰も認めたくないだろうけど　自分たちの都合の良い事ばっかり言ってるんじゃねーよ！
ずっと　子供に「オマエは悪い子だ」と教え続けて　「言い訳」や「口ごたえ」をさせないようにして　反省する機会を与えず　子供の話を　無視ばかりする虐待行為を行ってきたのに　今更　何を言ってるの？
もし本当に　良い子に育てたいんだったら　むしろ子供には「言い訳」とか「口ごたえ」を積極的にさせるようにして　教育する側の大人たちは　それらの子供の言い訳に対して　徹底的に向かい合って　子供の気持ちを理解してあげたり　どうすれば良かったのか？っていう　適切なアドバイスをしてあげる必要があったんだよ。
そうすれば　子供は大人たちの事を　「自分よりも沢山の　良い事を知ってて　やっぱり大人ってすごいな・・・」みたいに尊敬するけど　「言い訳するな！すぐに謝れ！」ばかり言って無視してたんじゃ　子供のほうも　親の言う事を聞かなくなるのも　当たり前でしょ？
つまり　「言い訳するな！」っていう教育は　「無視する方法の手本」を教えてるのと同じなの！！
そして　こんな風に　大人たちの理不尽な理由で　反省する機会を与えられずに虐待されて育った子供たちが　何の解決方法も見つけられないまま　大人になって　道を踏み外してしまうと　何らかの事件を起こす犯罪者になってしまったり　暴力団に関わってしまうような　反社会的な人間になってしまったりするんだよ。
みんな　「犯罪者が悪い！」　「暴力団が悪い！」とか言うけどさぁ・・・
犯罪者は　最初から犯罪者になりたかったんじゃないの！
暴力団の人は　最初から暴力団になりたかったんじゃないの！
そこに行き着くまでの経緯には　色んな境遇があって　行き着く場所もないような苦しい人生を　さまよって来たりしてるハズなんだよね・・・
そして　きっと「自分が生きられる場所は　ここしか無かった」みたいに追い詰められた結果なんだよ・・・
以前　「自殺や過労死は『国家による虐待死』じゃないの？」みたいな事を書いた記事があったけど↓
http://blog.goo.ne.jp/rollingstar648000/e/9807ce73d01062257bc5b159002e60ca

↑この記事みたいに言えば・・・
「犯罪者や暴力団たちは　国家による間違った虐待教育による被害者団体じゃないの？」みたいな言い方も出来るよね。
だからと言って　「犯罪者や暴力団になっても良い！」って言ってるワケじゃないし　アタシだって　そんな人たちを　なかなか好きにはなれないと思うけど　でも「情状酌量」の余地は十分にあるし　犯罪者や暴力団の人たちと対等に話し合って　謝罪し合ったり励ましあったり救済してあげたりして　いつか和解できるような方向に持っていかないと　永久に犯罪者も暴力団も無くならないし　平和な世の中にもならないんだよ。
犯罪者や暴力団だからという理由１つで　そこに至るまでの経緯を知りもせず　全く考えようともせず（これも「言い訳するな！」って言ってるのと根本的には同じだね）　すぐに悪者扱いして　処刑したり　追放しようとしたりするのは　考え方が軽率すぎ！！
というか　そこに至るまでの経緯を知らないから　すぐに「オマエが悪い！」なんて事を　カンタンに言えてしまうんだろうね・・・少しは　人の気持ちを考えてみたらどうなの？
結局は　犯罪者や暴力団を生み出しているのは　今のような　間違った教育を　延々と続けて　社会に蔓延させてしまっている　教育者たちの責任でもあるし　そんな状況を許してしまっていて　「言い訳するな！」みたいな虐待の方法を教える教育をするのが「正しい！」「良い事だ！」というデマを流行させてしまっている　国家全体・社会全体の責任なんだよ。
そもそも　テレビとか見てても　毎日毎日　嘘が多く混じった情報ばかり流してるし　ニュースとかも犯罪の事を扱うような有害な情報だらけ・・・
暴力団に対して　お祭りパレードみたいに大勢の人たちが集まって追放運動をするニュースとかも　完全に逆効果だよ・・・ますます暴力団に対してエネルギーを送ってるのと同じ。
こんな状況じゃ　永久に　犯罪者や暴力団なんて無くならないだろうね（汗）
そうじゃなくて　社会全体が　犯罪者や暴力団の人たちに対して　「このような状況になってしまうほど　アナタたちを追い詰めて苦しい思いをさせてしまって　放置したり無視を続けてしまって　本当に申し訳ありませんでした」みたいに謝罪したりして　和解する方向へと変えていく勇気が必要なんだろうね・・・本当の意味で　犯罪者や暴力団を無くしたいと思うなら。