先日から、顎変形症の検査のために、九州大学病院の矯正歯科に通ってたんですけど、ようやく全ての検査が終了しました。
そして、7月の頭に、矯正歯科と口腔外科との合同カンファレンスがあって、僕の診断結果や、今後の治療方針についての話し合いが行われるらしいです。
そして、その話し合いの結果についての説明を受けるのが、7月中旬ごろの予定なので、今は、その結果を待っているという状況になってます。
その7月中旬ごろの説明の時には、数パターンの治療方針が提案されて、それぞれのパターンで治療をした場合のメリットやデメリットについての説明があったり、それぞれのパターンの最終的な完成図の模型も、その時までに、すでに出来上がってしまうらしくて、そういう模型も見たりしながら相談して、最終的に、どのパターンの治療方針を選ぶのか?などという事を話し合って決める事になるし、同時に、手術や入院の話にもなる可能性も高いので、家族にも同席してもらったほうが良いだろうっていう風に言われました(今のところ、母親と弟は来てくれる予定)
なので、実際の矯正治療が始まるのは、その後になるみたいです。
それにしても「かみ合わせ治療をやってみたい!」と思い立って、矯正歯科の無料相談に電話をしたのが、4月の頭なので、実際に矯正治療が始まるまでには、割と時間が掛かるものなんだな~っていう印象を受けましたね(汗)
まあ、今の世の中には「スピード矯正」とかいう6ヶ月くらいの短期間で矯正治療が終わるような方法もあるらしいけど、僕の場合は、何が何でも急いで治療しなければならない理由は特に無いし、かみ合わせは、今後の一生の人生と深くかかわってくる事になるので、とにかく慎重さや丁寧さを重視して治療して欲しいと思ってるから、時間が掛かっても、そんなに気にしてないけどね。
・・・というワケで、今までの経過を、超カンタンに説明すると、上記の内容で、今回の話は終わり!
なーんて済ませられる脳を持ち合わせていれば楽なのかも知れないけど、実際には、書きたい事は腐るほどあって、すべてを伝えきれないので、「補足?」という事で、今まで矯正歯科とか口腔外科の先生たちと、「どんな相談をしたのか?」などという話も、特に重要だと思った部分だけ書いておきます。
口腔外科の担当医の先生と話をした時の事なんだけど、主訴は「ただ噛み合わせを良くしたい」というだけの事なのか、それとも「全身症状を改善したい!」という事なのかという、「主訴はどっちなのか?」という部分をハッキリさせる事が重要で、「全身症状を改善したい!という事が主訴なのであれば、なおさら治療する価値はあると思いますよ!」という風に、ハッキリと言ってくれたのは、やっぱり嬉しかったですね。
そして、この業界では、やっぱり丸山先生は有名みたいで、「丸山先生の本を読んだ」とか言えば話が早い感じがするというか、口腔外科の教授の先生とも話したんだけど、いきなり「私も丸山先生から習った事があるんだよね」などと、ちょっと自慢げに?自己紹介しながら話しかけてきたりするし・・・(※この記事だけを見て、丸山先生って誰?と思った人は、先日の「丸山咬合療法は自閉症やアスペルガーにも有効らしい」というタイトルの記事を参照して下さい。カテゴリーが違うので、念のために下記にアドレスも貼っておきます。)
http://blog.goo.ne.jp/rollingstar648000/e/6ff241ae2c4d2df825e0ff88192e9163
そして、口腔外科の教授の先生の説明では、『あなたの場合は、いつも下顎を前に出している状態になってるから、そんな状態で一日中ずーっと生活してたらキツイのは当たり前で、とにかく顎の位置を、筋肉や骨格にとって負荷が最小限で済む、楽な位置に持ってくれば、全身の色んな症状が改善できるだろうって事は、理論上は十分に考えられる事なんだけど、「何の症状が、どこまで改善するのか?」という説明をする所までは難しいというか、そういう膨大な統計データとかも無いから、なかなかサイエンスにならんけどね・・・』っていう感じの説明だったと思うけど、それで良いんですよ!っていうか、結局「サイエンスになるか?ならないか?」っていうのは、僕にとっては、それほど重要じゃないし、とにかく最重要課題は「顎を楽な位置に持ってくる」という事なので、そういう言葉が、口腔外科の教授の先生の口から出たっていうのは嬉しかったですね。
そして、その辺りの話は、こっちも東洋医学的な考え方(科学だけに依存しない考え方)も持ち合わせているので、僕のほうからも「顎を楽な位置に修正できて、いくらか全身的な症状が良くなったりすれば、自然治癒力が以前よりも回復して、良い循環が生まれるようになって、治りにくかった症状も、徐々に治りやすくなって行ったりするんじゃないか?っていうイメージを持ってるんですけど・・・」とか言ってみたら(この言い回しは、ほとんど神田橋條治先生の言葉のパクリなんだけど・・・汗)、口腔外科の先生も納得したような雰囲気だったというか、こういう場合、患者が東洋医学的な思考も出来るっていうのは、医者にとっても都合が良いのかも知れないね。
まあ、口腔外科の先生たちは、僕の事については、問診しただけの情報しか知らないからなのか、気軽に上記のような説明をしてくれたんですけど、矯正歯科の先生たちには、このブログで4月27日に書いた「矯正歯科の噛み合わせ治療に賭けてみたい。」という記事の内容を印刷した文章を読んでもらっているので、そのせいで難しい患者だと思われてしまっているのか(実際そうなのかも知れんけど・・・汗)、かなり言葉選びを慎重にさせてしまっている雰囲気が漂っている?というか、軽々しく「全身症状は改善できると思いますよ!」みたいな事は、ハッキリ言ってくれない感じなんだよね。
矯正歯科の科長(教授)の先生からの話では、『今まで色んな治療を受けてきて分かってると思うけど、必ずしも思い通りになるとは限らない。こっちの症状は良くなったけど、こっちの症状は悪くなったとか、そういう事が起こる可能性もあるし、何も治療せずに手をつけないほうがマシだと判断すべき場合もあるけど、今のアナタの状態を見て「放っておいて良いか?」というと、そうじゃないと思うので、出来る限りの事は、お手伝いしたい。』という感じの話し方で、あんまり「ぬか喜び」とか「過剰な期待」をさせないように配慮しながら、最後に、ちょっとした期待感を持たせるような言い回しをしてる気がしたというか・・・いや別に良いんだけどね。
まあ、僕にとっては「こっちの症状は良くなったけど、こっちの症状は悪くなった」とかいう矛盾したような事が起こるのは、今までの色んな治療でも、何度となく繰り返してきて経験的に知ってるし、東洋医学の五行説での「相生」「相剋」の関係とか知っていれば、そういう事が起こる可能性があるのは当たり前だと認識できるし、矯正治療中は、どんどん噛み合わせが変わって行く事にもなるので、「瞑眩(めんげん)」とか「好転反応?」とか言われるような、自然治癒力による回復時の反射的な現象(症状)が起こる可能性もあるんじゃないか?っていう覚悟も、いちおう出来てるつもりなんだけどね。
それから、丸山先生の事についても「丸山先生の言ってる事は、8割くらい合ってると思うけど、8割は間違っているとも言える内容で・・・」みたいな矛盾したような事を言ってたけど、「顎の位置だけを変えると、舌の位置が合わなくなってくる場合があって・・・」とかいう説明もしてくれて、僕の認識には「舌の位置」とかいう視点は無かったので、この先生は、丸山咬合療法の理論だけでは、うまく行かないパターンも色々と知ってそうな感じもしたし、この先生の雰囲気からして「何らかの自信がありそうだな」って伝わってくるものもあったんですよね。
あと、虫歯じゃないのに歯が痛む時があるっていう症状については、「たぶん奥歯のほうが痛むんじゃないかと思うんだけどね・・・」とか言われて図星だったというか、思わず「そうなんですよ!」って即答してしまった(苦笑)
で、その説明については、「前歯では噛めてないから、奥歯にばかり圧力が掛かっていて、それで痛みが出たりするのかも知れないから、ちゃんと前歯でも噛めるようにしてやれば、全体的に歯に掛かる圧力が分散されて、痛みも取れてくるかも知れないけどね・・・」っていう風に言われて、「なるほど・・・」という感じで、とりあえず納得できました。
そして、診断結果や治療方針については、1人の医者だけで決めるんじゃなくて、矯正歯科と口腔外科の先生たちが集まって、合同カンファレンスの中で決める事になっているという話を聞いた時も、かなり心強かったというか、もはや「三人寄れば文殊の知恵」どころじゃないですね(笑)
まあ、そういう内容は、九大病院サイトの「顎変形症外来」のページにも、すでに平成20年12月1日の時点で書いてあったみたいなんだけど(下記アドレスのページ)
http://www.hosp.kyushu-u.ac.jp/shinryo/dent/109/index.html
それから、どういう意図での質問かワカランけど、「精神科の先生からは、アスペルガーの中でも、どんなタイプだと言われてますか?」とかも聞かれて、一瞬「矯正歯科の先生が、そんな質問までしてくるのかよ!?」って思ったんだけど・・・(汗)
まあ、「どんなタイプ?」って聞かれて、まず最初に思い浮かんだのは「孤立型、受動型、積極奇異型とかの事なのか?」という事だったんだけど、僕の場合は、精神科の医者から「どんなタイプ」という説明は聞いた事がないし、以前、自分で調べた事があるから「孤立型、受動型、積極奇異型」という知識があるだけなんだけど、ぶっちゃけ、僕自身の感覚としては「時と場合によって、孤立型にも、受動型にも、積極奇異型にもなる」っていう感じに思ってたから、どんな風に返答したら良いのか迷ったけど、ちょっと頭を切り替えて、あくまでも「精神科医から聞いている説明」の事を話せば良いんじゃないか?と思って、『今まで、うつ状態になったり、躁状態になったりした事があるので、「躁うつ病じゃないんですか?」って聞いた事もあるんですけど、あくまでも根底に「アスペルガー」があって、そのために精神的に不安定になりやすいから、表面的には躁うつ病みたいに見えてしまう部分はあるけど、本物の躁うつ病じゃないっていう風に言われてます』みたいに返答したら、それで良かったのかワカランけど、それ以上のツッコミはなかったね・・・(汗)
そして、「どんな検査があったのか?」という事も、ちょっとだけ書くと、上下全体の歯型を何回も取ったり、顎口腔系のレントゲンを取ったり、顔写真の撮影があったり(歯を見せるようにして思いっきりの笑顔をして下さい!とか、いきなり言われた時もあって、ちょっとドキッとしたり・・・変な顔が写ったかな?汗)、3次元CTとか、MRIとかで、顎関節とか顔面全体の骨格の画像を取ったり・・・という感じの検査が多かったですね。
しかも、顎関節のMRI検査については、九大病院じゃなくて、天神にある「九州画像診断クリニック」っていう所まで行く必要があったというか、たぶん、ここにしか無いようなメチャクチャ高性能な機械で検査する必要があるからなんだろうね。
それから、丸山先生の本にも書いてあった、咀嚼運動を調べる機械(シロナソグラフ? シロナソアナライザー?)と、そっくりな機械(機械の名前までは質問してないからワカランけど、もしかしたら同じ機械だったのかも?)を使って、顔面全体に色んな装置を付けまくられた状態で、実際に顎を前後左右に動かしたり、口を開け閉めしたり(ゆっくりバージョンとか、リズムに合わせて高速バージョンとかもあった)、市販のガムを渡されて「10回だけ噛んで下さい」とか指示されたり・・・という感じの、ちょっと面白い検査もありました(笑)
・・・まあ、それにしても、今から1ヶ月以上前までは、食後の漢方薬は「甘麦大棗湯」(ツムラ72)を飲んでたんだけど、その頃は、1日、病院に行ったりするだけでも、その後、数日間、ぐったりしてしまうくらいの疲労感を感じたりしてたんですけど、5月の終わりごろから、食後の漢方薬が「加味帰脾湯」(ツムラ137)に処方が変わって、少しずつ元気が出てきてるみたいで(食間に飲んでいる、十全大補湯の煎じ薬との相乗効果もありそうだけど)、こんな風に、しょっちゅう病院に検査に行ったりしても、そこまで疲れずに済んでるようなので、漢方薬の処方が変わったタイミングも良かったな~とか思ったりもしましたね。
最近は、運も味方してるのかな?(笑)
そして最後に「お金」の話を一言だけ・・・
「矯正無料相談」に来ておいて、その後、正式に矯正歯科を受診をするという流れになれば、「無料相談からの紹介状がある」という扱いになるので、紹介状なしで大学病院を受診する時に掛かる特別な初診料が(九大病院の場合は3150円)、掛からなくなって、受診もスムーズになったので、まず最初に「無料相談」を受けておく事は、かなりメリットがあったと思いました。
それから、治療費の総額については、手術をする事になっても(保険適用)、手術をしない方法でも(自費治療)、どちらも自己負担額は100万円も掛からないくらい(80万円くらいだったかな?うろ覚えだけど・・・汗)になるようで、ほとんど差はないらしいけど、手術をする場合は保険適用になるので「高額療養費制度」の対象にもなって、それで申請して返金されるぶんくらい、手術をする場合のほうが、結果的には安くなるだろうっていう話でした。
まあ、どっちにしても、巷では、矯正治療で数百万円も掛かる場合があるとか、そんなボッタクリのような話も聞いたりするので、こういう金銭面の話から考えてみても、やっぱり安心できる感じがしましたね。
♪ It's My Life ♪
♪ きっと大丈夫 ♪
♪ マジメにやってきたじゃない ♪
♪ 情熱なくさないように ♪
♪ ススメ Rock'n roll Life ♪