徒然なるままに~のんびり、ゆったり、こまやかに

猪突猛進型の60代。そして卵巣がんですっ転んで8年。目指すはのんびり、ゆったり、細やかな生活!無理かなー(#^.^#)

閑話休題 -50年後の修学旅行 in Kyoto(その1)-

2015-03-20 16:04:33 | 京都旅行から
3月半ば過ぎ、
私たち夫婦は京都に向けて出発した。
3泊4日の旅程。

同居猫のムサシ・ザ・キャットは
かかりつけの獣医さんのところでお泊り。
でも、ムサシはお泊り大っ嫌い。
ちょっとでも、キャリーバッグの音がすると
腰を低くして、サササーッと隠れてしまう。
だから、キャリーバッグは何日も前から、居間に出しておく。
そして、彼の油断を誘うという戦術。
今回も何とかうまくいって、無事獣医さんのところに到着。
しばらく我慢してもらうことにした。

今回の京都旅行、夫と行くのは2回目。
なんといっても京都には歴史がある。
学生時代、最後の京都の旅をしたとき、私は心に誓ったことがあった。
それは、一年に一度は京都に行くということ。
でも、以来その誓いが守られたことはない。

子育て中はとっても無理だった。
その後、仕事に就き、、
これまたその時間をねん出することができなかった。

でも、今やっと、その時間を見つけることができるようになった。
その手始めが一昨年の春のこと。
桜前の時期外れに、夫と出かけた。
この時、青蓮院界隈のライトアップに行き当たった。
行き当たりばったりだったため、そんなことすら調べていなかった。
でも、夜の光って何か神秘的。
幻想的な光と道すじのあちこちに生けられている
生け花に心ひかれた。

それと中学校の時から行きたかった広隆寺。
弥勒菩薩にどうしても会いたかった。
その願いはその時かなった。
そして足を伸ばした大徳寺の
やはり春爛漫直前のお庭のそこここのつぼみと
木瓜の花を楽しむことができた。

三千院、寂光院と足を延ばした。
中学、高校時代には気付かなかった三千院のお庭の小さな地蔵尊に心ひかれた。
お庭が生きている。
そんなことを思った。
桜の前の時期。
参道にはほとんど人もいず、ゆったり静かに満喫できた。
それから、寂光院に回った。
ここは火災にあっていて、真新しいお寺となっていた。
昔はこんな色彩だったのだろうと思いつつ、
私はその色になじむことができなかった。
学生時代に行った冬の寂光院の静けさが懐かしく思い出された。

まったく予習をしないでいった前回のよさともったいなさ。
そのリベンジを昨年したかったが、
残念ながら抗がん剤の投与時期と重なって諦めた。

今年はつかの間の春休みを狙ってまた夫と出かけることに。
「今年は、この時期にしか公開にならないものを見よう。バスツアーでもいいから」
とは夫の言。
バスツアーか・・・、とも思ったが、
よし「50年後の修学旅行!」と心に決めて、その案に乗った。
3泊4日の行程中、2日間は観光バスに乗ってみるという志向だ。
なんだか、おのぼりさんみたいで気恥ずかしいな・・・と、
カッコつけの私がつぶやく。
でも、ともかく乗ってみよう!
そして、50年前の自分と何が違うか探してみよう!
ということで、出発した。

1日目:新幹線での移動。千本釈迦堂(大報恩時)と北野天満宮
2日目:バスツアー(うるわしコース)。東寺、清水寺成就院、仁和寺、龍安寺
3日目:バスツアー(みやびコース琳派の旅)建仁寺、本法寺、妙顕寺、頂妙寺
4日目:ゆったりしてから新幹線で帰京

という日程。
これから順を追って記していこうと思う。

建仁寺にあった金澤翔子さんの「風神 雷神」の書と、成就院のお庭。
この二つのことは、まったく知らず・・・。
だから、衝撃と安らぎをもらったのかもしれない、と、自己弁護。
今回もまた、結局予習足らずの出たとこ勝負気質は治っていなかった。


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