徒然なるままに~のんびり、ゆったり、こまやかに

猪突猛進型の60代。そして卵巣がんですっ転んで8年。目指すはのんびり、ゆったり、細やかな生活!無理かなー(#^.^#)

イクメンと育ジイ-我が家の場合-

2016-11-03 17:22:04 | 孫シッター奮闘中
「じゃあ、前の洗濯物畳んでから、今日の分、干すからなー」(夫)
背中越しにそんな声が飛んできた。
今日は休日。
私は久しぶりにブログに向かっていた。

「よろしくねー!」(私)
今や、夫の洗濯当番は板についたもの。
夫は粛々とルーティンをこなしている。
私は私の世界に入ったまま・・・。。

二世帯同居を始めて8か月。
一階の若者世帯にはイクメンが、
二階の老夫婦世帯には育ジイが住んでいる。

私たち団塊世代の男性は、
子育て時代にイクメンだった人は数えるほどだろう。
ちなみにイクメンとは、
「積極的に子育てを楽しみ、自らも成長する男性」のこと。

若者世帯の夫はイクメン。
妻は7時に出勤。
その後、夫は洗濯物を干し、食洗器のスイッチを入れ、
炊飯器の予約ボタン押す。
小1のウルトラマン1号の計算ドリルをみながら、
保育園年中児の支度を促す。

7時半前に、ウルトラマンたちは2階に移動。
2号は「おはよう!」をいうとイクメン父親と一緒に
保育園に出勤、おっと、登園。

8時の登校までの30分を、小1ウルトラマン1号は
2階のソファでごろごろしたり、絵本や本を読んだり。
ソファのある居間を体育館に見立てて、
飛んだり、跳ねたり、育バア、育ジイと相撲をしたり、
そして最後は〆の「のびのび」をして登校となる。

以後、午後3時半までは自由時間の育ジイ。
育バアの私の保育園お迎え当番は週1回、たまに2回。
それ以外は育ジイ。頑張っている。

保育園には運動を兼ねて30分弱を歩いていく(らしい)。
「KJくーん、おじいちゃんがお迎えだよー」って、
育ジイを見つけたクラスの子どもたちがKJに叫ぶという。

そういえば、まだウルトラマン1号が0歳児クラスの時、
私が4時過ぎにお迎えに行くと、
「ズリズリ、トタトタトター」って、
はいはいとヨチヨチ歩きの音がして、
皆が入口の「引き戸」のところに集まってきたっけ。
みんな、何にも言わないけれど、
お迎え待っているんだなって、その時思った。
保育園の子どもたちは「お迎え」にとっても敏感。
そして誰が誰のお母さんだか、お父さんだか、
おじいさんだか、おばあさんだかってことをよく知っている。

今でも、保育園のお迎えが祖父というのは「レアケース」。
だから、前に通っていた保育園でも、
保育士さんがこの育ジイにすこぶる優しかった。
それはもう依怙贔屓と言った方がいいくらい。
それと「憐み」っぽい感覚もはいっていたかなあ。
同じお迎えをしているのに、
この迎える方の「態度の差は何!」って思ったものだ。

と、まあ、こんな具合で、
私たち夫婦は、自分の子育て時代とはだいぶ違う立場にいる。

イクメンは、休日に妻が学生時代の友人とランチ、
というのも嫌がらない。
ウルトラマンたちに昼ご飯を食べさせ、
昼寝をしたり、散歩に行ったり、図書館に行ったり。
偉いなーって思う。

育ジイはこの間、孫の病院付き添いデビューを果たした。
お医者さんも、あれっという顔をされたらしい。
でも、育ジイはがんばった。
「いやー、医者に連れていくって、結構気を遣うもんだなー」
なーんて頭搔き搔き言っていた。。
(そんなの、母親はみんなやってるわよ!!)っていう言葉が
喉まで出かかったが、ぐっと飲み込んだ。
そして「そうでしょ。大変だったわねー」なんて労わった(*_*;

こんなに頑張ってるイクメンと育ジイ。
なのになのに・・・、
どっちが「おかあさん」を取るかで、喧嘩が始まることがある。
でも「おとうさん」の取り合いは起こらない。

育ジイはこんなに頑張って送り迎えしているのに、
「今日は、おばあちゃん、おうちにいるの??」って
いつも聞かれるらしい。
「いや、お仕事だよ」っていうと、
がっかりした顔をするとか・・・。

二人とも、私たちの子育て時代には考えられないほど
頑張っているイクメンと育ジイなのに、
ウルトラマンたちから出てくる言葉は
「おかあさんは?」と「おばあちゃんは?」だとか。
それってちょっぴり痛々しい。

なんでだろうって考えてしまう。
子どもにはだれか面倒をみる人がいればいいっていうだけでは
解決しないものがあるなって思う。

でも、そんな私の評論とは関係なく、
今日も、そして明日からも
めげずに頑張るイクメンと育ジイの今なのでした。


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2 コメント

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ミルクタンク (鎌倉46)
2016-11-04 09:35:02
久々のコメントです。

以前母から聞いたのですが、父が子育てについて「やっぱりミルクタンクの力にはかなわないな。」と言っていたそうです。
父は自営業だったので、サラリーマンのお父さん達に比べて昔には珍しいイクメンだったと思います。
でも、ウルトラマン君達は男の子だから余計に女性であるお母さんやおばあさまへの思いが強いのではないでしょうか?
少なくとも幼い頃の私は怒りっぽい母より、優しい父の方が好きだったと思います。
もちろん、歳を重ねるごとに母のことを思いやる様になりましたが…。それは父の苦労より母の苦労の方がより身近で分かりやすかったからかもしれませんね。
返信する
Unknown (あかね雲)
2016-11-04 22:13:13
鎌倉46さま

嬉しいコメントをありがとうございました。
頑張る、イクメン、育ジイが、ちょっぴり可哀想と思う反面、やはり、母親たちの担っている部分は、大きいのかとも思います。男の子って確かに多かれ少なかれ「お母さん命((笑)、あるいは良い意味でも悪い意味でもマザコンかも」と思ったりもしました。
いつも、読んでくださり、感謝しています!
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