林間教育通信(「東大式個別ゼミ」改め「シリウス英語個別塾」)

私立中高一貫校生徒を対象とする英語個別指導塾。小田急線の東林間駅(相模大野と中央林間の隣駅)から徒歩3分。

英語の勉強の仕方を教師は教えるのか

2009年03月03日 | 英語学習
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英語の勉強の仕方について書いてある本は、すでにたくさんある。しかし、よく注意してみると、いくつかの問題点がある。

まず、もっともそれが必要とするであろう、中学生や高校生のための勉強本があまりに少ないということだ。私が中学生の頃は、旺文社の雑誌などで予習の仕方や復習の仕方、あるいはノートの取り方などが説明されたたものだが、今ではそういう媒体もない。また、残念ながら、中学や高校の教師の大半は、自分の生徒に勉強法について丁寧に教えたりしない。その昔よく聞いた話は、「英和辞典を丁寧に引きなさい」としか言わない英語の教師だ。辞典がそんなに素晴らしいのならば、辞書の使い方を丁寧に教えるべきなのだが、そういう世話はしないのが実情だ。最近先生は、なんといっているのでしょうか。

結果として、英語の正しい勉強の仕方を知っている中高生はきわめて少ないということになる。中学生のうちはそれでもまだ何とかなるのですが、高校以降はかなり困る。

つぎに、英語の勉強の仕方について書かれてある本はあっても、学校の授業の利用の仕方について書かれている本はあまり多くないということ。独学用の参考書とか、学習塾・予備校などはいくらでもあるが、やはり学校の授業をどう使うのか。さまざまなパターンの授業がありますが、やはり誰かが活字にしておくべきではないか。もちろん本当は先生が授業の受け方を解説しなければならないのだ。

おそらく、典型的な高校の先生の英語の授業は、やはり教科書の訳読だろう。訳読自体には様々な批判もあるが、私は全面否定しようと思わない。問題なのは、多くの生徒が訳読で英語の勉強が終わりだと思ってしまうことだ。もちろん学校の先生に大いに責任がある。おそらく、英語教師用の良いマニュアルがないのが原因だ。

どうすればよいのかといえば、やはり音読による復習だ。最近は、英文解釈のやりっ放しは意味がないのであり、しっかりと音読しておかなければならないという認識が強まっています。例えば、『基礎英文解釈の技術100』は有名なロングセラーだが昨年の12月に出版された「 新装改訂版」では、嬉しいことに音読用のCDがほぼ同じ価格で付録についているのだ!

音読の重要性については前々から知られていたが、今まではもっぱら英会話だとか、英単語・熟語を覚える際に強調されていただけだった。だから、難しい英文を読むときにも大事だという考え方は、まだまだ最近のことだということなのだろう。予備校講師では今田とか安河内のような有名講師が音読を強調しているはずであるが、高校教師でそれを強調している人はどのくらいいるのか?。なお、半田という予備校経営者の『今まで誰も説かなかった大学入試 合格の秘訣!』という本にもちょっとだけだが、音読で長文読解ということが書かれてあった。

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