林間教育通信(「東大式個別ゼミ」改め「シリウス英語個別塾」)

私立中高一貫校生徒を対象とする英語個別指導塾。小田急線の東林間駅(相模大野と中央林間の隣駅)から徒歩3分。

関山先生の学習英和案内(小学館HPより)

2009年11月12日 | 英語学習
関山先生ーー面識は全くありませんがーーは沖縄大学の英語の先生で『辞書からはじめる英語学習』等の著書もありますが、ネット上で電子辞書の紹介など非常に有益な情報を発信しつづけている人です。今回は、小学館ランゲージワールドにある「学習英和辞書の選び方」 について紹介しましょう。(前回は三省堂に書いている文章でしたので三省堂の辞書を中心に推し、今回の文章では小学館の辞書を推すという形になっているようです)。

詳しくは直接に飛んでもらえばよいのですが、ここでは関山先生の載せた図のコンセプトを簡単に説明しましょう。

インターネットで掲示板などをみると、英語がほとんど出来ないと思われる方が、「中学入学から大学入試までずっと使える英語の辞書が一冊欲しいのですが」と相談を持ちかけたりする事があります。しかし、初心者から中・上級者まで一冊の辞書で済まそうというのは無理な話であって、学習段階に応じて使い分けなくてはなりません。また、上級になればなるほど辞書は複数必要になってくるはずです。

同様に、普通にちょっと優秀なくらいの高校1年生や中高一貫校生徒の中三生くらいに対して、『ジーニアス英和』の類を使わせたり、勧めてはいけないということになります。(本当にスゴークく優秀な中高一貫校の生徒さんとかは別ですよ、念のため)。

要するに、英語学習者の学力状況に応じた適切な辞書を選ぶべきだということになるわけです。



関山先生のレベル分けを私なりに活用すると、たとえば、次のようになります。(関山先生と私とでは多少考え方が違いますが、基本は同じです)。

レベル1ー2 『初級クラウン英和辞典』『ジュニアプログレッシブ英和辞典』など
    ただし普通の中学生ならば、辞書は敢えて購入する必要はありません。
    (私の塾では御三家レベルの中学1.2年生にのみ勧めます)

レベル2ー3 『アクセスアンカー』『ニューヴィクトリーアンカー』(学研) 『ライトハウス』(研究社)『グランドセンチュリー』(三省堂)等。『ジーニアス』(大修館)系が良い人ならば、『ベーシック・ジーニアス』か『プラクティカル ジーニアス』。『プログレス』(小学館)系統ーー『ジーニアス』以前には最高峰だった。また、マイクロソフトのCDーROM辞書でも私はお世話になったーーならば『ユースプログレッシブ』でしょう

関山先生はレベル2とレベル3を分けていますが、私は敢えて分けませんでした。一つには、レベル2段階ではまだあまり英和辞典は必要ないからです。レベル1の辞書も活用できるでしょうし、レベル3の辞書を購入してみるのも良いのではないでしょうか。ただし、学力的目安としては、中堅進学校(たとえば県立厚木高校、逗子開成、桐光学園等)以上あることが前提です。

レベル4 『ウィズダム』『ジーニアス』等々選り取り見取りです。同時に『ロングマン現代英英辞典』のような英英辞典も併用します。

高校上級以上のやや難しい辞書です。センター試験ならば最低8割以上、MARCHレベルはらくらく合格点に達して早慶上智ICUを狙える生徒、英検準1級レベル合格が射程に入った人、原書や英字新聞を読み始めるようになる段階です。(もっともこの段階でも、より易しい辞書が便利だったりします)。

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