林間教育通信(「東大式個別ゼミ」改め「シリウス英語個別塾」)

私立中高一貫校生徒を対象とする英語個別指導塾。小田急線の東林間駅(相模大野と中央林間の隣駅)から徒歩3分。

文法抜きの海外旅行・英会話術ーー単語を三つ並べろ

2010年11月10日 | 英語学習
私は、語学学習における文法の重要性を何度も書いてきた。しかし、それでも文法が嫌だ、煩わしいという人がいると思う。そこで文法嫌いの人のために、2回に分けて書いておこう。

1)文法嫌いだけれども明日にでも英会話をしたい人のために

今すぐ英語で話をしてみたい、明日にでも海外旅行に行くのだ、文法なんかやっている暇がないんだ、そういう人がいるだろう。よろしい。私がアドバイスしてあげましょう。

英文法が苦手な人だという人が絶対買ってはいけない英語の本は何だか分りますか。それは海外旅行者向けの英会話本です。空港だとか免税店で使われる英会話の例が載っている本です。ああいう本に載っている複雑な文章は、絶対に空港や免税店で使うことできません。役に立たない本の典型です。

コミュニケーションの時にもっとも大事なのは、正しい文をいうことではなく、適切な単語を並べることだと理解してください。

つまらない海外英会話本を捨てて、単語集か簡単な和英辞典(またはカタカナ語辞典)を用意しましょう。そして、自分の言いたいことを単語三つで表現する練習をしてみましょう

ちゃんとした文章をいう必要は全くありません。キーワードとなる単語を並べるだけで良いのです。おそらく最初のうちは、三つの英単語を取り出すだけでかなり苦労すると思います。しかし1週間程頑張ってみれば、だいぶ流暢になり、簡単な要件は伝えられるようになっているはずです。航空券の予約や予約再確認も可能です。

たとえばオレンジジュースがほしいのであれば、オレンジとジュースでよいのです。(アクセントを間違えないように)。空港にバスで行きたいのであれば、エアポート、バス、タクシー・ノーと言いましょう。

もっと高度な内容もほぼ3語もあれば伝えられます。「鎖国していたころの日本人は実は平和で豊かな国だったのだ」ならば、ジャパン、クローズド、ピース・ピース!。「円高なので海外旅行者はたくさん買い物を楽しみます」ならば、エン、ストロング、ウィー、ショッピング・ショッピングですね。このとき、エン、たか~い、ショッピングとならないように注意しましょう。ついつい日本語を英語だと勘違いしちゃう人が多いのです。

ひとつ大事なことを注意します。三つの単語を並べても全く通じないのは、ほとんどの場合相手の人が悪いのです。自信を失ってはいけません。幾ら単語を並べても全くわかってくれないのは勘が悪いか頭が悪い人だからです。勘や頭が良い人ならば、すぐに貴方の言いたいことを理解してくれるはずです。私の体験でもたびたびありました。だから言葉が通じないときは、勘の良い別の人を探しましょう。たちどころに分かってくれるかも知れません。本当です!

もちろんこの三単語方式は英語だけでなく、様々な外国語に適用できます。インドネシアあるいはバリ島、韓国、スペイン語圏、仏語圏でもやってみましょう。発音の難しい国、例えば中国に旅行に行くのであれば、筆談方式で3単語を並べるやり方もあるでしょう。タイのような国であれば、発音はちょっと難しいので、華人系の人に英語でやってみてください。

次回は文法の重要性について改めて書きますよ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。