林間教育通信(「東大式個別ゼミ」改め「シリウス英語個別塾」)

私立中高一貫校生徒を対象とする英語個別指導塾。小田急線の東林間駅(相模大野と中央林間の隣駅)から徒歩3分。

一対一個別指導のすすめ(2)

2010年02月19日 | 英語学習
従来の個別指導というのは、解説と自習(演習)を交互に繰り返す授業運営でした。(先生一人あたりの生徒が多くなると、解説はほとんど答え合わせ程度しかできませんが、先生1:生徒2ならば、ある程度以上の解説をすることができます)。

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解説   演習(自習)   解説    演習(自習)


この個別指導方法、つまり解説と演習の繰り返しの授業方式は、数学などではかなり有効でしょう。しかし、英語や日本語(国語)のような言語系の科目の場合、もっと別の指導方法が考えられます。

個別指導の演習は、ほとんどの場合は、一人で黙々と問題集に取り組みます。つまり、鉛筆でノートに問題の答えを書き込むわけです。しかし、言葉の勉強の場合は、「黙々と」「鉛筆で」作業するだけが、演習ではありません。英会話の授業を想定してみればわかりますが、「口頭(オーラル)で」「即座に」返答するような演習もあるのです。

英語における「口頭(オーラル)」演習の有効性は明らかです。
◎紙に英文を書くよりもはるかに作業が迅速になる。
◎即座に英語を返答しなくてはならないので、集中力と学習蓄積が要求される。
◎1対1の演習の場合、授業中は常に英語を話していなくてはならない。

上記の特性はぜひ個別指導にも活かすべきです。

しかし、英会話教室の口頭(オーラル)授業だけで英語が話せるようになったという話はあまり聞きません。なぜでしょうか。それは英会話教室の場合、授業中にはちょっと勉強しているのでしょうが、それ以外の時間は勉強をしていないからです。つまり、いわゆる英会話学校に欠けていたのは、効果的で豊富な宿題(アサインメント)とそのチェックなのです。考えてみれば当たり前のことですが、授業時間外に勉強していなければ、「即座に」英語で返答できるようになるわけがないのです。言い換えれば、インプットなしに、アウトプットすることはできないのです。

そこで私たちは、1対1の個別指導を英語に導入するにあたり、ピアノの個別レッスンをも参考にしました。ピアノの個別レッスンというのは、与えられた課題曲を次のレッスンまでに毎日練習をし、それを先生の前で披露しなくてはなりません。そこで不適切な弾き方については演奏方法をただしてもらうのです。もちろんピアノの授業中に練習したりするのではありません。あくまでも家庭学習が基本です。

私たちの1対1個別指導でも、前回の授業で宿題(主に瞬間英作文の練習)を定め、その成果を授業で披露するようにします。もちろん自宅学習の負担は大きくなりますが、学習効率と速度は従来の方法とは比べものになりません。(続く)


[英文法学習の授業モデル]

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瞬間口頭英作文演習   新課題解説  口頭問題演習 

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