東京外国語大学希望の高校生がいる。まだはっきりと志望学科は決めていないがアジアにも関心があるという。そこで、まず勧めたのが、プラムディヤの『人間の大地』 である。この本を読んだのは、既に何十年も昔のような気がするが、とにかく面白い。どのくらい面白いかというと、私の読書歴のなかでは『ドンキ・ホーテ』(←うそだと思う人はまずは、岩波少年文庫から読んでみてください。ちゃんと読みたい方は、岩波文庫の新訳、つまり牛島訳を必ず購入しておくこと)や『存在の耐えられない軽さ』(←映画をみて感動したので、英訳で読みました。ご存じミラン・クンデアというチェコ出身の現代作家。東外大でチェコ語を志望する人は必読でしょう)に匹敵するおもしろさである。
小説を読みながら世界史を勉強するというのは、一つの理想型ですね。どこまで「理想」を追求できるかはわかりませんが、まだ高校1年生ですから読む時間的余裕があるので、強く推薦しました。
めこん社の紹介文もどうぞ。
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