林間教育通信(「東大式個別ゼミ」改め「シリウス英語個別塾」)

私立中高一貫校生徒を対象とする英語個別指導塾。小田急線の東林間駅(相模大野と中央林間の隣駅)から徒歩3分。

わからない箇所でフリーズする(数学)

2010年07月15日 | 数学学習
スバラシク面白いと評判の初めから始める数学I・A (Part1)
馬場 敬之
マセマ出版社

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いま、数学が苦手な高校生にとってもっとも分かりやすい参考書はなんだろうか?

思いつくままに候補をあげると、坂田アキラのシリーズ、マセマの『初めから始める数学』、『これでわかる数学―基礎からのシグマベスト 』(シロクマのマーク)、『語りかける高校数学』あたりではないだろうか。参考書には相性があるので、一人の高校生にはマセマをやらせている。やはり、学校で配布されている問題集や教科書よりははるかにわかりやすいようだ。

しかし、それでも躓いてしまうことがある。参考書の解説文がわからなくとなると、ある子は固まってしまっていた。パソコンでいえば、まさにフリーズ状態である。

訊いてみると、どこで分からなくなったかも分からないのだそうだ。しかし、1:2の個別指導の授業は、そのとき、もうほとんど終了時間だった。

気持ちは分かるがそれではダメだ。全体的に分からないかったのならば、1頁全体に大きく柔らかいエンピツで をつけてみたらどうだろうか。だが、そういう印をつけることができず、固まってしまっていたのだ。フリーズした頭をリセットして再起動させるのも、個別指導の役割だ。

まず、講師の私が、大きく○を書き込み、「むつかしくてわからなかった。7月14日(←フランス革命記念日ですね)」と、書いてみる。

「どうしても分からないところは飛ばして先へ進もう。別の問題ならばわかるかもしれないじゃないか。それで、どうしても先の問題もわからなかったら、今度、一緒にやろう」と声をかけて、授業を終わりにした。

参考書に書き込みを入れ、記しをつけておくこと。わからなかったと書いておくだけでもよい。しかし、たったとこれだけのことも、一人ではなかなかできません。

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