林間教育通信(「東大式個別ゼミ」改め「シリウス英語個別塾」)

私立中高一貫校生徒を対象とする英語個別指導塾。小田急線の東林間駅(相模大野と中央林間の隣駅)から徒歩3分。

英語成績アップの秘訣―瞬間的に和文英訳できること!

2013年05月14日 | 英語学習
inter-eduの塾ブログの好評記事を掲載しています。どうぞよろしくお願いします。東大式個別ゼミ

前回は、英語の実力をつけるためにはまず、「基本構文の音読暗唱が不可欠」であるということで終わっていました。実はこれはあまりにも当たり前のことで、ちゃんとした英語指導者ならば誰でも言っていることです。では、どこが違うか、それは、当塾ではその「当たり前のことを当たり前に着実に実践させている」という点が大きく違うのだろうと思います。

何はともあれ、お楽しみ(?)の基礎文法力チェック問題からやってみましょう。
以下の和文が3秒以内に口頭で英訳できればなかなかたいしたものだと思います。

基礎力チェック問題(対象:中2~)

1.私は毎日図書館に歩いて行っています。
2.私はよく図書館で本を読みます。
3.私は学校で英語を教えています。
4.私は英語があまり好きではないのです。
5.私は今日は鉛筆を一本も持ってきていません。
6.夜空には何が見えますか。
7.あなたは(両)手に何を持っているの?―カエルだよ。
8.日本では2月にたくさん雪が降ります。(できれば2種類の英文で)
9.東京では8月はとても暑いです。
10. 誰があなたに電話してきたの?-友達のケン君だよ。
11. あなたは誰に電話したの?-友達のケン君だよ。
12. 誰が毎年夏にあなたを動物園に連れて行ってくれるの?―私のおじさんです。
13. 彼はどんな種類の音楽が好きなの?-クラシック音楽が好きです。
14. 今朝朝食に何を食べたの?
15. 午前中は何時間授業がありますか?
解答例
1.I walk to the library every day.
2.I often read books in the library.
3.I teach English at school.
4.I don’t like English very much.
5.I don’t have any pencils today.
6.What do(can) you see in the night sky?
7.What do you have in your hands?― I have a frog.
8.We have a lot of snow in February in Japan.
 It snows a lot in February in Japan.
9.It’s very hot in August in Tokyo.
10. Who called you? ―My friend ,Ken did.
11. Who did you call? ―I called my friend,Ken.
12. Who takes you to the zoo every summer? ―My uncle does.
13. What kind of music does he like?―He likes classical music.
14. What did you eat for breakfast this morning?
15. How many classes do you have in the morning?


いかがでしたでしょうか?結構大変だったのではありませんか?

現在中2以上のお子さんで、時間がかかったり、ぽろぽろ間違うようであれば、残念ながら英語的基礎体力がまだ不足しているということになります。しかし当然ですが、それはお子さんに能力がないからではありませんので、悲観的になる必要もありません。単に正しい勉強方法を実践していなかっただけなのです。

当塾を訪れる生徒さんのほとんどが最初はみんな同じような状態です。正しい勉強法を実践すれば結果が変わってくるというだけのことです。なんとかしたいという思いをお持ちの場合は、なるべく早く手を打たれたほうがよいでしょう。


(繰り返し何度も書きますが)一つ注意点があります。上記に挙げた基本構文の一つ一つに実は大事なポイントが秘められています。それを無視してがむしゃらに暗記してもだめなのです。要は、文法的規則性(英文に秘められたポイント)をしっかりと理解意識しながら、暗唱するということです


『基本構文の暗唱』と『文法的規則性の理解』は常にワンセットで進められなければなりません。言い換えれば、『文法を理解するため』に『基本構文を暗唱する』のです。日本に住んで学習している以上、文法力なしに英語力向上は望めません。そしてその文法力は問題集のカッコの穴埋めなどでは絶対に習得できないものなのです。


By isoroku

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英語の成績アップの秘訣(2)―問題集を基本構文集に

2013年05月10日 | 英語学習
今回もinter-edu塾ブログの転載です。どうぞよろしくお願いします。東大式個別ゼミ


前回は問題演習やカッコの穴埋めは勉強の
下準備にしか過ぎない、というところで
終わっていました。今回はいよいよ本題に
入ります。







以上(『シリウス発展編』Vol1より)

のようにカッコの穴埋めや記号選択が完成したら、

英語の基本構文集が完成したことになります。







この段階でいよいよ「音読暗唱」学習に入ります。

つまり、英文そのものをしっかりと音読しながら

覚えていくのです。



私たちは英語圏に住んでいるわけでは

ありませんから、英語を使いこなせるよう

にするためには意図的に大量の基本構文を

インプットする必要があるからです。





しかし、むやみやたらとやみくもに覚える

作業は非効率的ですので禁止です。

この段階では、「品詞と文の構造を

しっかりと理解・意識できている」

(※この話題はまた改めてご説明します)

ことが必要不可欠な要素となります。



その上で、脳が日本語を認識すると同時に

ぱっぱっと英語が口をついて出てくる

(瞬間的な和文英訳)段階まで

ひたすら音読を繰り返します。







どうでしょうか? なんだそれだけでいいのか、

と思われた方もいらっしゃるかも知れませんね。

そうです、英語の基礎固めは、「まずはこれだけ」

でいいのです。



しかし、「言うは易し行うは難し」です。

ポイントをまとめておきます。



1)日本語を認識したら、それを英語に変換できること。



2) 1)に加え、瞬時に滑らかに英語が口から出ること。

(←ノロノロ変換では英語脳ができているとは言えません。)



3) 上記演習を継続できること。





次回はお子さんの英語基礎力チェック問題もご用意いたしますのでお楽しみに!

By isoroku







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英語の成績アップの秘訣(1)―問題演習は下ごしらえ

2013年05月05日 | 教養英語
東大式個別ゼミのブログです。inter-eduの塾ブログにアップしたものを再度このブログにもアップしました。

私たちは、いろいろと試行錯誤を繰り返しながら、ほんの数年前に現在のスタイル、つまり①マンツーマンオーラル(口頭演習)中心の指導法を確立しました。その指導法に変えてから生徒たちがメキメキと力をつけてきているので、この指導法の有効性を実感しています。(といって大したことではありません。当たり前のことを当たり前に実行するだけなのですが。)

さて、英語の成績をなんとか上げたい、と張り切っている皆さんは、一体どんな勉強をするのでしょうか? 私が知る限り、ほとんどの生徒さんが学校から配布された教科書(バードランドやトレジャー等)準拠の問題集を使い、ただひたすら、あるいは、ちょろちょろっと、「問題演習」をしているだけのようです。しかし、それでは英語の成績は上がりません。たとえ今は好調でもそのうち雲行きがあやしくなります。

例えば、以下のような問題があります。


I (   )a book every day.
I ( ) bananas very much.
You ( ) English and math very hard.


このような「問題のカッコの穴埋め」ができることに実はあまり意味はありません。なぜならこれは勉強の範疇に入らないもの、あくまでも勉強するための下準備にしか過ぎないからです。しかし、多くの生徒さんたちは、上記のような問題演習をして答え合わせをし、丸がついたら「やったあ!できた!」ではい終わり!になっているのではないでしょうか。

実は、「カッコの穴埋め」が完成した段階から本格的な勉強が始まるのです


まずはここまで。

by isoroku

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なお、この記事はinter-eduの塾ブログに掲載したものを再掲載したものです。

英語音声認識ソフトと英語音読訓練

2013年04月06日 | 英語学習
iPad2には、音声認識ソフトが最初から備わっている。Wi-fiにさえ繋げておけば、英語でも日本語でも音声認識ができるようになっています。

有料のソフトと比べれば認識率は落ちますが、いつでも簡単に使えると言う点で、ちょっと便利なソフトです。

このソフトは、英語教育にも有効なのではないでしょうか。何かの塾生に対しては、 iPad に声を録音し、発音チェックを試みたりするときがあります。とくに日本人が苦手とするLとRの区別について、ちょっと利用しているわけです。

しかし、音声認識ソフトを発音チェックにだけ用いるのは、ちょっと勿体ない気がします。英語をどれだけうまく音読できるのかをチェックしたり採点したりできるようなソフトだと、もっと面白いはずです。ちょうど、カラオケの歌唱力採点ソフトみたいなものがあったら良いなと思っているわけです。

文章の意味を理解し味わいながら音読しているのか、適切な区切り方をしているのか否か、アクセントやイントネーションは適切か、といったことを調べる道具にならないでしょうか。

先日、いくつかのテキストを私自身が音読し、iPad のソフトに認識させてみました。


It is really important to have a shop [→sharp]
focusing [==>focus in] one[==>one's] studies, but many students into college EQ [→each year]
with no precise idea of what they want to do in the future. I suppose that's
how I was when I entered college. I remember exactly how I
foots [→first] good [→got]interested
enough in the [→a] subject keep going [→to devote]
all of my energy drink [→to it]


The next thing that happened like [→was] that local dairy
farm [→farmers] with enlisted [→demonstrated]
in the city [→center] of got stung.[→Garstang]
They wanted to become involved in the affected [→Fairtrade] movement. 
They pointed out that, like the Quoc off all my thing [→cocoa farmers in]
Africa, they also feel disadvantaged by enough [→an unfair ]
trading system. They wanted more money for the milk their coats [→cows]
produced. As a result, Goss [→Garstang] don't have [→has ]
become a center not only for fifth-grade [→fairtrade]
Florida
[→with poorer] country [→countries], but also for promoting
locally produced goods.


皆さん、どう思いましたか。間違いが多いなという人もいるかもしれません。しかし、私は、結構認識できているなと感じました。一部の固有名詞は音声認識されなくても仕方ない。それにこれはあくまでも無料の付録ソフトです。iPad のおまけのソフトに過ぎません。日本語の音声認識も、無料ソフトでは誤認率が高いものです。有料のソフト、とくに PC 用の音声認識ソフトを使うと、認識率はかなり高くなります。(なおこの文章は、 AmiVoice SP ⅡというPC用の音声ソフトで執筆しています)。だから、有料ソフトそれもパソコン用の有料ソフト使えば、認識率はかなり上がると思います。

あるいは、私の発音が日本人的英語だからうまく認識されないのでしょうか。もしそうならば、私の生徒にはちょっと難しすぎると言うことになるのでしょうね。

近いうちに、有料のPC用認識ソフトも研究してみます。定型文を英語学習者が読み上げ、それを添削するようなソフトがぜひ欲しいなと思います。

中学生の英和辞典(改訂版)

2013年04月05日 | 英語学習
小田急江ノ島線東林間駅(相模大野と中央林間の隣の駅)で英語の個別指導を個人塾、東大式個別ゼミ  のブログです。どうぞよろしくお願いします。

いよいよ4月になりました。新しく中学校に
入学される皆さんは、きっとわくわくして
いることと思います。


さて、中学校では英語の授業が始まります。
そこで気になるのが、英和辞典をどうす
るか、何を買えば良いのか、ということ
ではないでしょうか。

そこで今回は中学生の辞書の選び方について
書いてみることにします。


(1) 中学1-2年段階では辞書はほとんど不要
ですが、中学生向け辞書も良い



学校で指定の英和辞典などがある場合は、
もちろんそれを購入してください。
しかし、英和辞典がとくに指定されたり
推薦されたりしない場合も多いと思います。
その場合はどうしましょうか。


私にアドバイスを求められたならば、
「急いで英和辞典を買う必要ありませ
んよ」と応えると思います。中学1年生の
うちはほとんど英和辞典を使う機会はない
からです。


しかし、やっぱり英和辞典を購入して
みたいという人もいるでしょう。
その場合は、中学生向けの英和辞典を
購入するのも一つの考え方です。
本屋さんに行けば、『初級クラウン英和辞典』
とか『ジュニアアンカー英和辞典』などが
何種類か売られています。

また、ブックオフに行くと、中古品
が100円で売られている場合もあります。


なお、電子辞書はこの段階では買わない方が
無難でしょう。


(2)中学2-3年生で高校初級向けの紙の辞書を

ある程度辞書が必要になるのは、中学校2・3年生
以降です。

もしかすると、『ジーニアス英和辞典』のような
有名な高校用英和辞典を買いたくなる、あるいは
買ってあげたくなるかもしれません。

しかし、ちょっと待ってください!


英和辞典というのは、英語学習者の学習段階
に応じて使い分けて欲しいのです。


『ジーニアス英和辞典』に代表されるような
英和辞典は、大学受験生や大学生社会人が
使うように編集されています。だから、
中学2年生段階ではちょっと難しすぎる
のです。


なぜこんなアドバイスになるのかというと、
かなり頭の良いお子さんであっても、
中学生段階では、本格的辞書はほとんど
使いこなせないからです。本当のことを
言いますと、私の推薦する、比較的簡単な
はずの辞書であっても、ちょっと難しい
くらいなのです。詳しすぎて、かえって
お目当てのところにたどり着けなくなってしまう
のです。

そんなわけで、この段階では、なるべく
調べ易くて見やすい辞書が一番です。
そのためには、収録語彙数ができるだけ
少ないこと、しかし、だからと言って
中学生向けと銘打ってあるほど簡単すぎ
ない、そんな辞書がオススメです。







画像を見てください。

どちらも高校生向け英和辞典なのですが、
上が高校初級向け、下が高校上級向けです。
難易度がかなり違うのはおわかりになる
でしょうか? もしわかりにくければ、
実際に本屋さんに赴き、確認してみてください。

中学2年生段階では、高校初級向け辞書から
なにか適当なものを購入すると良いのです。


私どもの塾では、とくに
『アクセス・アンカー英和辞典』
『ニュー・ヴィクトリー・アンカー英和辞典』
(←写真の辞書です)を薦めてきました。


しかし、『ビーコン英和辞典』
『エース・クラウン英和辞典』
も検討に値するでしょう。

私の一押しは長らく『アクセスアンカー英和辞典』でしたが、
今ならば『ビーコン英和辞典』かなという気もします。


(3)語彙数が足りなくなったら電子辞書との併用
を考える


ところで、収録語彙数ができるだけ少ない方が
良いと書きましたが、これに対して心配になら
れる方もおられることでしょう。教科書やその他
の教材に出てくる英単語が辞書に掲載されていない
かもしれないのですから。

もし、お子さんが辞書の収録語彙数に不満を覚える
ようになったら、その時には是非とも電子辞書を
購入してあげてください。


紙の辞書の場合は語彙数が少ないものを薦めましたが、
電子辞書は逆です。電子辞書の場合は収録語彙数の小田急江ノ島線東林間駅 徒歩3分  



多いものが良いのです。そして、紙の辞書と
電子辞書を併用していきましょう。


とういことで、今回はこれまでとします。
高校上級用辞書の話は次回以降といたします。

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自民党がもし本気ならば、どんな英語教育政策にするか

2013年03月27日 | Weblog
自民党の教育方針が定まったようである。すでに報道されたように、 TOEFL を重視する政策のようだ

教育の平等重視するよりは、エリート主義の方向もはっきり打ち出されているようだ。

私がこの政策は良くないと思うのが、こういう政策もあるだろうと思う。問題は、この政策を本当に実行する気が自民党にはないと言う点である。

というのは、英語教育を重視するような具体的な方策がないからである。例えば、次のような方針がある。

*「スーパー・サイエンス・ハイスクール」(SSH)の生徒を倍増。

*英語の検定試験「TOEFL」などで一定以上の点数をとることを大学受験の条件

*少人数で充実した英語指導を行えるよう教師を増員すること
NHK ニュース

しかし、我が国の国民でスーパーサイエンスはいスクールの重要性を認識しているものは少ない。また、少人数で充実した英語教育が行えるように教員が増員されるような事が本当に実現すると考えている人も少ないだろう。近い将来、一流高の英語教員が2-3倍に増えて英語時間が倍増したりするだろうか。それも、 TOEFL で高い点数を取らせることのできるような、超一流の英語教員を3倍増するのである。

もし自民党が本気ならば、私は敢えて次のように提言したい。「東大合格者の多い国立大学附属及び私立中高一貫校トップ30校に優秀な英語教員を3倍増にせよ」「早慶附属に特別優遇措置を取れ」

TOEFL で高得点を取れる高校生というのは、大都市の一流中高一貫校に在籍しているからである。


どこかの先生の物真似までではないが、もちろん全て冗談で書いている。

日本と中国が対照的な英語政策を採用する?

2013年03月27日 | 教養英語
TOEFLについてTwitterで調べてみると、ある人(マレーシア人かインドネシア人の女性)がニューヨーク・タイムズの面白い記事について言及していた。

”Opposite directions? Chinese unis drop English requirement from exams. While Japan considers greater use of TOEFL.” というのだ。


ニューヨーク・タイムズの方を見てみると、Chinese Universities Drop English Requirementというタイトルになっている。中国の一部の理系のトップ大学は、英語入学試験に不要にするというのである。その心は専門科目に優れた生徒を優遇するというものである。the English requirement had been removed to favor students who excelled in their specific fields of study, and to lighten students’ workloads.

他方、日本のほうは、 TOEFL を大学受験に活用するという見いだしになっている。Japan considers using Toefl to screen students.

MIKI TANIKAWAという日本人または日系人の記者によれば、それを推進しているのは読売新聞、産経新聞、自民党といわゆる保守勢力のようである。

我々はこの記事をどう見るべきなのか。一言で言ってしまえば、中国は離米大国化を目指し、日本は米国依存型のコバンザメ立国を指向しているようにも見える。
日本について言えば、韓国型のグローバル・エリート主義と言い換えることも出来るだろう。どんなに考えてみても、中国の大国化と日本の小国化を意味しているようにしか私には思えない。韓国のような小国を指向しなくても良いのにと思ってしまうのだが。

inter-edu塾ブログにアップしました。

2013年03月26日 | 教養英語
昨日のブログの文章の修正版ですが、inter-eduにブログをアップしました。どうぞよろしくお願いします。
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自民党のTOEFL重視の教育提案について

2013年03月25日 | 教養英語
政府自民党の教育再生実行本部では、アメリカの留学生対象の英語テストTOEFL の得点を、大学受験や卒業資格あるいは国家公務員の必要要件として採用する事を検討していると言う(下記参照)。

日本政府の方針としては、私はこの案は少々馬鹿げていると思う。 TOEFL の英語の試験は、日本人の多くの高校生大学生にはちょっと難しすぎるからだ。例えばある東大工学部4年生(大学院進学予定)によれば、 「TOEIC は800点以上取れたのに TOEFL ならば59点[120点満点]しか取れなかった」のだそうだ。ところが、自民党教育再生実行本部は「特に国際水準の研究を目指す大学を約三十校指定し、TOEFLで七割以上の高得点を卒業要件に要求」(東京新聞) という。

ちょっと英語のできるはずの、TOEIC800点以上の東大生が、たった5割しかできなかったTOEFLの試験を7割取れと言うのだ。自民党案はかなりメチャクチャな提案というべきものだろう。実際、twitterなどでも、まともな人は大いに批判している。

だが、個々の大学生の目的として考えるならば、大学卒業までにTOEFL7割というのは決して悪い考えではない。二つの表を見てもらいたい。TOEFLーTOEICー英検の換算表である。 

表の数字に多少の違いがあるが、この表を見る限り、英検準一級合格者がTOEFL7割を得点するのは、さほどむつかしいことではないことがわかる。

東大京大一橋生ならば、大学受験までには理論上英検準一級に合格できる実力をつけているはずである。そして、英検準一級の実力があるならば、TOEFL7割はあと二歩三歩努力するだけで可能なのだ。東大生ならば、努力してみる価値があるだろう。

TOEFLの成績アップの決めてはあるのか? 私見では存在する。

多くの日本人英語学習者にとって、語彙(ボキャブラリー)を習得すること、リスニング能力を身につけること、東京大学や一橋大学あるいは東京工業大学に合格確実になったからといって、あるいは合格したからといって英語の研鑽を止めないこと、これだけよいのだ。言い換えれば、(1)語彙増強、(2)英語のPODCAST多聴、(3)英語文献と英語ニュースの多読をしっかりやることである。やる気のあるひとは是非頑張ってもらいたい。




参考資料 毎日新聞
「自民党の教育再生実行本部(本部長・遠藤利明衆院議員)が取りまとめた教育改革の第1次提言案が23日判明した。国際社会で活躍する人材の育成を目指し、大学の受験と卒業に英語能力試験「TOEFL」で一定以上の成績を求めたのが特徴。文系も含め大学入試で理数科目を必須とすることも奨励している。近く本部会合で決定し、安倍晋三首相に提出する。夏の参院選公約に反映させる方針だ。

 教育再生の「三本の矢」として(1)英語教育の抜本改革(2)理数系教育の刷新(3)情報通信技術(ICT)教育?を挙げ、改革実現のため「グローバル人材育成推進法」策定を提唱。(共同)」

inter-edu ブログをはじめました

2013年03月24日 | 英語学習
Inter-eduでもブログを始めました。

どうぞ宜しくお願いします。

こちらにも、同じ内容を掲載しておきます。


東大式個別ゼミ

私立中高一貫校専門、英語完全個別指導塾
東林間徒歩4分 (中央林間、相模大野から一駅)
バードランド、プログレス、トレジャー対応
1年間で英語初歩からセンター150点まで可能




完全個別指導でなぜ成果が上がるのか?(1)
小田急江ノ島線東林間駅徒歩3分の自宅で英語の個別指導塾をしている、

東大式個別ゼミです。このたび、inter-edu の塾ブログを始めることになり

ました。どうぞよろしくお願いします。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

おもに私立中高一貫校の生徒を対象に、英語の個別指導をしています。

東大と慶応大学出身の先生2人だけの小さな塾ですから生徒の数はせい

ぜい20名程ですが、その80%以上の生徒がそれぞれの私立中学・高校で

上位20%以上くらいの好成績を上げています。つまり、多くの生徒さんが

東大や早慶の合格射程圏に入っているということです。そこで、当塾で成果

がでている秘密について、何回かに分けて説明したいと思います。



さて、当塾の最大の特徴は、英語の1対1個別指導を実施していることです。



1対1の個別指導であれば良いというものではありません。当塾が

誇っているのは、従来とは比較にならない、密度とスピード感のある

完全個別指導なのです。逆に言えば、英語を学ぶためには、密度と

スピード感が必要だからこそ、我々は1対1の完全個別指導の塾に

したのです。



なぜ完全1対1の個別指導だと密度とスピード感が高められるのか。

このあたりのもっと分りやすい説明は、やはり授業風景の動画がない

と分りにくいですよね。現在、授業風景を動画で撮影・編集中ですので、

それを楽しみにしてもらいたいのですが、ここでも極簡単に説明します。



一言で言えば、当塾の1対1個別指導では、先生と生徒が口頭

で授業を進めているからなのです。



先生が「日本語」を言うと、生徒は瞬間的に「英語」を口頭で答える。

あるいは、先生の英語の質問にたいして、生徒が「英語」で答える。

日本語 → 英語 をパッパッとできるように訓練する。口頭ですから

瞬間的に英語がでてくるまでがんばってもらう。そんな授業です。



文章がながくなりましたので、詳しくは次回以降にします。最後までお読み

いただきましてどうもありがとうございました。


東大式個別ゼミ

嬉しい知らせ:医大補欠リスト入り

2013年03月09日 | 受験
嬉しい知らせが入ってきました。私立大学の医学部に臨んだT(神奈川県の私立中高一貫校)さんですが、埼玉医大の補欠リストに入ったそうです。

数ⅢCで出遅れていたので現役では難しいなあとは思っていましたが、一次の補欠入りです。センター模試で英語180点(9割)とまあまあの成績でしたが、それも功を奏したのでしょう。一年間でセンター試験140点→180点と40点アップしたことになります。

最終的に入学できるかどうかは分かりませんが、仮に残念だったとしても来年につながります。医学部の多浪生が多い中、現役で補欠入りできたことは確かな自信につながります。本当に嬉しい知らせでした。神様に良い知らせをお願いしておきます。奇跡の可能性はまだまだあるはずだからです。


東大式個別ゼミは、東大慶応講師(英検1級合格)講師二人だけの小さな個人塾です。

マンツーマン指導で英語の基礎基本(基礎文法確立)を固め、さらには、英検2級→センター試験8割(160点)→大学過去問演習とセンター試験9割以上(180点~)、英検準一級と実力アップさせます。基礎文法確立だけでなく、多読指導、理系英語、英検準1級2級についてもお任せください。

2013年度もどうぞよろしくお願いします。

東大式個別ゼミ
小田急江ノ島線・東林間徒歩3分
℡/Fax:042-749-2404


2013年の受験結果:明治大学法学部ほか

2013年03月07日 | 受験
ウチは講師二人だけの小さな個人塾ですが、大学受験生も預かっています。

今年の受験結果をご報告致します。

まずは神奈川県立高校の Y 君。明治大学法学部に合格です。MARCHでも最難関に位置する明治大学の法学部法律学科は第一志望でしたが、本当に嬉しい合格です。他には、青山学院大学法学部、法政大学法学部、成蹊大学法学部、明治学院大学法学部、日本大学法学部など、しっかりと合格しました。

彼の高校では3年生の12月にようやく日本史の授業が終了するというような状況でしたので、かなり我々も心配していたのですが、最高の結果となりました。


神奈川県の私立中高一貫女子校のTさんは明治学院大学心理学部 と日本大学文理学部、昭和女子大学心理学科に合格です。社会科が苦手なので苦労したようですが、最終的には希望する明治学院大学に合格する事はできました。本当に良かったです。我々もホットしました。


東京都の私立中高一貫女子校のHさんは、東洋大学の受験学部全てに合格し、さらに神奈川大学の給費生(授業料免除制度)にも合格しました。第一志望の東洋大学経済学部に進学する事になるでしょう。高校1年当時は危機的な成績だったのですが、その後当塾で頑張り、成績は急上昇しました。法政大学や成蹊大学ならば合格する可能性があったので、ぜひとも受験して欲しいなと思いましたが、本人の意思を尊重しました。

いずれも中堅進学校からの大学受験でしたが、推薦や内部進学等に逃げずよく頑張ってくれたと思います。

当塾は、英語の基礎基本をしっかり固めることから始め、受験前の3ヶ月~6ヶ月にわたっては、受験大学の過去問演習に取り組みます。今後とも、東大式個別ゼミをよろしくお願いいたします。


東大式個別ゼミ
完全マンツーマンで英語の個別指導をする小さな個人塾
小田急・江ノ島線、東林間駅徒歩3分 (中央林間、相模大野から一駅)
電話:042-749-2404




マンツーマン指導を始めてからの成果

2013年01月28日 | 英語学習
皆様初めまして。このブログ主の相棒isorokuと申します。
このブログには当塾のコマーシャル的な内容がほとんどなく、経営者としてそういった内容もやはり必要なのではないかと思い、時々お邪魔させていただくことになりました。

実は私たちはほんの数年前までは完全1:1のマンツーマン指導ではなく1:2の個別指導を行っておりました。しかしある時期をきっかけに、きっちりと成果を出すために完全1:1のマンツーマン指導に切り替えました。個別指導の場合は、生徒さんがしっかりと理解できているか否か手に取るようにわかりますし、苦手な部分も把握しやすいですが、マンツーマンにするとその都度必要な質問をあびせかけたりしながら、以前より密度の濃い授業ができるようになったと思います。

その成果が徐々に出てきていますので、その一部をこちらに紹介してみたいと思います。
高1の数人がそれぞれ受けた模試の結果ですが、駿台模試で偏差値60,河合塾模試で偏差値70など素晴らしい結果を出してくれています。

これらの生徒さんにセンター模試の過去問を解かせてみたところ、200点満点中138点~151点とれました。

もちろん、ご本人の資質と努力があったからの成果であることは言うまでもありませんが、関わっている我々としても進めている道が間違っていないという確信につながります。

今の調子でコツコツとやるべきことを続けていけば、早慶上智、あるいは難関国立大学合格は現実的なものとなると思います。

isoroku

『シリウス発展編』の例文暗唱で英語基礎が身につく

2012年12月24日 | 英語学習
今年の春に入塾したのは、中堅レベルの高校一年生だった。学校は栄光と同じくらいの猛スピードで難解教科書をどんどん進めていく。だが残念ながら、ペースが速すぎて親切な指導方針ではなさそうだ。

春からの個別指導は、英文法学習の徹底だった。もちろん『シリウス発展編』を用いる。この問題集は、いわゆる問題集として用いたりはしない。中にある例文を何度も音読してもらい、インプットしてもらうこと。そして、その和訳を聞いたら、すぐにその英訳が口について アウトプットできるようになるまで頑張ってもらうこと。もちろん、必要に応じては文法事項も説明できるようにすること。

彼はどんどん英語例文を覚え、こちらの質問にパッと英語で即答できる。こうして『プログレス発展編』が3冊すべて秋には終了した。英語の成績もそろそろ良くなっている頃だろうと聞いてみると、実力テストでは20番以内に入ったという。確かな文法力が身についたからであろう。

あと一歩で私立上位高の生徒にも追いつく。期末テストの成績がまだまだなのは、英単語力が不足しているからだ。しかし、英文法の基礎がおおよそ確立したので、これからの伸びには大いに期待できる。語彙を覚え、英語長文に取り組むだけで良いのだ。

高二の早い段階で英検2級に合格できる見込みが立ったといえる。あとは、英検2級(高二、春)→センター試験150点(高二、秋・冬まで)→私立難関・国立二次(高三)と進めていけばよいのである。


東大式個別ゼミ
東林間から徒歩4分
英語個別指導

落ちこぼれの生徒、ついに国立大学・射程圏に入る

2012年12月20日 | 英語学習
今年の春に入塾した生徒たちだが、秋以降、成績を大きく伸ばしている。

1人は、入塾当時は後から数えて20番だとか30番だとかになっていた。すでに中三なので、学校の補習をできる段階ではない。そこで当塾では基本を忠実にということで、『シリウス発展編』の例文暗唱だけをしっかりとやらせた。

まだまだ語彙は少なく、長文読解力は劣る。だが、『シリウス発展編』で鍛えたので、さすがに英文法=英作文力はあった。今回の駿台模試では英作文で素晴らしい得点を取り、英語の総合点でも校内順位で平均以上の位置まで大躍進してしまった。英数国総合だと、さらにずっと良い成績だ。彼は、成績アップに促され、国立大学を目指して頑張ること決めたようだ。