新宿機動部隊(将棋)

社団戦出場チーム「新宿機動部隊」のブログ。

アマ名人戦埼玉県南部地区予選に出場

2012-07-22 21:40:14 | アマ大会
本格的な大会には久しぶりに出ました。



一次予選は4人一組のリーグ戦。2連勝でそのまま通過、2連敗は失格です。

1局目は先手晩で相振り飛車。少し作戦負け気味から中盤で急によくなり、勢い攻勢をとりましたが、少しためれば完勝のところを攻め急いで逆転負け。

2局目は後手番で横歩取り3三桂。十字飛車絡みで5筋からの攻めがまともにヒットし、制勝。
1勝1敗組のトーナメントに進みました。

トーナメント1局目、後手番で横歩取りに誘導しようとすると、5手目に角交換されました。それでは、と佐藤康光流に△8三銀と上がってから四間飛車に。銀冠穴熊から角を打って局面を動かしにかかりましたが、思い切り読みぬけがあり、そこからの軌道修正は厳しかったです。しかし先手が先に秒読みとなったことに助けられ、大逆転。

これで予選抜け、と勘違いしてじっくり感想戦をしていたら実はもう1局。気息を整えて臨むも、優勢の将棋を根気のない読みがたたって敗戦。

全体的に指し方そのものはまあまあでしたが、それを勝ちに結びつけるところがあまりうまくいっていません。社団戦二日目までに修正、修正。

ジョナ研

2012-07-22 01:01:00 | 将棋よもやま
金曜日はジョナ研に。



芝浦サロンで合流したHさんと、駒込に。到着するとすでにメンバーが揃い、王座戦挑決を並べて研究しています。ジョナ研らしい空気。

一段落すると布盤が2面に。KAZさんと実戦です。先手をもらって石田流に。後手は予想通りの居飛穴ですが、右金が離れている。そこをとがめる意味で4筋の位を取り、反発に乗じて裁きから攻め合い、なんとか一手勝ち。しかし、最終盤の詰み筋の見えなさ加減はひどいな。

たっぷり勉強した時間でした。

LPSA 芝浦サロン

2012-07-21 00:24:38 | 将棋よもやま
久しぶりにサロンへ。船戸女流二段の指導対局。



船戸さんは大阪に移られたため、サロンへの登場は久しぶりです。
ということもあってか、サロンは盛況。初めてという女性の方も見えていました。

関西でもイベントの開催などに力を入れているようで、8月12日には奈良市の蕎麦店で将棋・蕎麦・スイーツのイベントを主催されるとのこと。これからも活躍を期待しています。


王座戦挑戦者決定戦 羽生二冠が勝って挑戦者に

2012-07-20 23:58:22 | プロ棋界
王座戦挑戦者決定戦、羽生二冠対中村太六段戦は、93手で先手・羽生二冠の勝ち。渡辺王座への挑戦権を獲得しました。

後手・中村太六段が得意の横歩取りに誘導、細かな飛車の動きで歩得を果たしましたが、難しい展開。△8八歩に手抜いて▲3二銀と打ったあたりの機微が勝敗をわけたように思えます。

王座戦第1局は8月29日対局予定。


「鬼の花村・将棋指南」花村元司・著

2012-07-18 22:56:33 | 将棋本


底本は「たちまち強くなるひっかけ将棋入門」と「花村実戦教室」。どちらも手にしたことがなかったので、たいへん興味深く読みました。

「得意の戦法は一つあればいい」「香車が最強の駒になる瞬間」「飛はなるたけ交換して手に持つ方がよい」「易しい問題を完全に解く」といった箴言は時代を超えて通用する中身です。ゴキゲン中飛車で常識となった手筋の数々もここに登場。

実戦譜の見出しも「早指しで名人をだます」とか「大鬼手で大ポカ誘う」。現代の実戦集ではおよそありえませんが、棋譜を追うと納得。いまの整備された定跡手順にはない楽しさがあります。

好著なだけに、図面の間違い(P279で飛車が1枚足りない)は残念。


A級順位戦 1回戦が終了

2012-07-17 21:24:41 | プロ棋界
A級順位戦、羽生二冠対深浦九段戦は16日に行われ、156手で後手・羽生二冠の勝ち。

横歩取りから中盤で前例のない戦いとなり、後手優勢でしたが途中は先手にチャンスのある局面もあったようです。終局は翌1時半過ぎ。

A級順位戦は1回戦が終了。順位戦15連勝中の羽生二冠が好スタートを切りました。次局の郷田九段戦が前半のポイントでしょうか。安定感は抜群ですが、ラス前の渡辺竜王戦、ラスト橋本八段戦までもつれると面白いです。

木場研 横歩を取れない男、再び

2012-07-16 20:33:11 | 将棋よもやま
木場研。



今回は4名での開催ですが、私以外はみな、社団戦3部出場の猛者。これは気を入れてかからないといけません。

1局目。Sさんとは先日のジャンジャン・マンデーで対局したばかり。そのときは牽制しあって相居飛車となりましたが、今回はわたしの先手で石田流対右四間飛車の対抗形。飛車交換から角を捌いて好調かと思いましたが、桂頭に歩を打たれてみると容易でなくあせりました。なんとかひねり出した手に、後手が逆に右桂を捌いてカウンターとなりましたが、これがかえって振り飛車の攻めをスピード・アップさせてしまったようで、最後は一手勝ち。将棋は難しいです。

2局目。Kさんは中井女流六段に似た棋風で、相手の注文を避けるようなことは死んでもしない人です。わたしの後手で▲7六歩△3四歩▲2六歩△8四歩。これは横歩取りと思いきや…次の一手は▲6六歩。がっかりです。三間飛車に変化し、楠本流に進めましたが、はっきりよくする順を見送って失敗。横歩を取れない男に負けたかと思うと、ご先祖様に申し訳がたちません。お盆なのに。

▲6六歩から矢倉にする変化を少し研究できたので、まあ満足。



3局目。Y監督と。後手番で相振り飛車に。先手の三間飛車に向かい飛車に組み、飛車先を換えてから△2五飛と引く構えにしてみました。7、8筋方面を飛車角で牽制しながら盛り上がる作戦で、楽な将棋ではありませんが、後手番で積極的に指せる楽しみがあります。駒得から制勝。

3部の猛者たちに2勝1敗ならよしとしましょう。最後、時間があったのでペア将棋。






女流王座戦 里見女流四冠、居飛車で勝つ

2012-07-12 22:13:01 | 女流棋界
女流王座戦、里見女流四冠対鈴木女流二段戦は104手で後手・里見女流四冠の勝ち。

後手番の里見女流四冠が、公式戦では初めての4手目△8四歩。先手は横歩を取らずに相掛かり模様となり、互いに積極的な差し回しの熱戦となりました。先手の▲5五角が少し指しすぎだったのかもしれませんが、その後の猛追、後手の鮮やかな寄せと、見ごたえのある一局でした。今期の女流将棋ベストバウト候補。

里見女流四冠、次は西山奨励会2級と。