里見女流三冠対中井女流六段の対決となった第4回女流最強戦は、148手で後手・中井女流六段の勝ち。中井女流六段は同棋戦三連覇となりました。
先手・里見女流三冠の三間飛車に、後手は居飛車穴熊で対応。先手は積極的に動きましたが、と金で着実に攻めた後手が勝ちきりました。
里見女流三冠対中井女流六段の対決となった第4回女流最強戦は、148手で後手・中井女流六段の勝ち。中井女流六段は同棋戦三連覇となりました。
先手・里見女流三冠の三間飛車に、後手は居飛車穴熊で対応。先手は積極的に動きましたが、と金で着実に攻めた後手が勝ちきりました。
118手で後手・久保棋王の勝ち。五番勝負を3勝1敗で防衛を果たしました。
久保棋王のゴキゲン中飛車に対して渡辺竜王が用意の作戦でだいぶ優勢にしたように見えましたが…。感想戦でもかなり終盤まで先手の勝ちだったようです。
久保棋王は王将位と合わせて二冠を保持。地震の影響も大きい中、集中力の切れない将棋を見せてくれました。
順位戦C級1組、広瀬王位と田村六段が9勝1敗で来期のB級2組昇級を決めました。
勝って同星だった村山五段は無念の頭はね。
103手で先手・久保王将の勝ち。4勝2敗で王将位初防衛となりました。
久保王将のエース、石田流に対して後手・豊島挑戦者は左美濃で真っ向勝負を挑み、中盤では両者技を繰り出す力戦となりましたが、後手の攻めをうまくいなした久保王将が最後は貫禄の寄せを見せました。
シリーズを通して豊島挑戦者の若々しい構想と、たいする久保王将の老獪ともいえるようなサバキと粘りが印象的でした。関西ではまだまだ若手には譲らない、という久保王将の意地も見えたような気がします。
後手の豊島挑戦者が40手目を封じました。
この大変な時期に、対局しているふたりもプレッシャーの多いことでしょう。いい棋譜を残してくれることが、被災された方たちをも勇気付けられるのではないかと思いたいです。