名人戦第1局、森内名人対羽生挑戦者戦は178手で後手・羽生挑戦者の勝ち。
相掛り模様から、29手目▲7七金で飛車角交換の乱戦に。陣形を直しつつ受けにまわって、先手は後手の攻めをきらしにかかりましたが、後手が角のラインを生かしながらうまく攻めをつなげ、最後は先手玉の薄みを突いて寄せ、反撃を余して勝ち切りました。
前期と同様に初戦は相掛り。しかし、激しい変化に両者が踏み込み、そこからは名人の受け、挑戦者の攻めという互いの持ち味で勝負する展開。電王戦に飽きた観戦者にとってはとても見どころの多い対局でした。
第2局は4月22日からの対局予定。