リツゲイ稽古場日誌

劇団立命芸術劇場の稽古場日誌です。日々演劇と向き合う団員たちの思いが垣間見える、かも...?

思い出

2013-10-13 16:23:17 | 2013年度卒団公演
皆さんどうもお久しぶりです。
本公演で演出をしております堀井です。

早いもので最初に今公演で稽古場日誌で皆さんに挨拶してから早一か月と十日になります。
時の流れは速いものです。(以前の日誌のタイトルも時の流れ、でした。どうでもいいですね。)

それにしても、同回の方々は本当に素晴らしい日誌を書かれていますね。
私にはあんな感動的な文章だとか、短編小説のようなものだとかは書けませんので、立芸での思い出なんかをつらつらと書きなぐっていきたいと思います。(ずっとリツゲイの、おもに舞台班の活躍を見守ってきていただいた方は少しさらっと流してもらっても構いません。)

色々なことがありました。
初めての公演、「真実は笑わない」では「抜き板(杉の薄い木材)1Mを200枚用意して」と言われてカルチャーショックを受けました。

その次の最初の卒団公演「ファイナルファンタジックスーパーノーフラット」では、直径2M程の大きさの観覧車を作りました。

三回生(当時)が卒団された後の冬公演では、これまでの日誌に数多く登場している白い悪魔ことレナラック先生を極寒の中パネルに塗ったくり、それを洗い流す時に流水をあったかく感じていました。

そして、春が来て「うわさの家族」ではリツゲイでの初役者をしたものの、舞台班が全員役者をしていたうえ、「さぁ、新歓公演が始まりました!」って段階から仮仕込み(小ホールで仮に舞台を建てる行事。舞台班的にはパネルとか階段とか設置物は一通りできていなければならないイベント)まで2週間もない状態でしかも新入生を迎えなければ―、ってことで大変あっぷあっぷしていました。

リツゲイでの初めての後輩が出来て、初めて舞台チーフを任されましたその年の夏公演「only silver fish」では、横2700×縦1350mmの巨大アクリルを注文して超大型の水槽を作りました。送料だけで5000円くらいしました。予算が大変なことになりました。

二回目の卒団公演では、三回生の舞台の方が諸事情で参加されなかった「うぶわらひの映る」では、同じく上回生が参加されなかった真鍋さんと一緒にチーフをやらさせていただきました。大変お世話になった三回生をお送りする公演ということでとても緊張していた思い出があります。この公演での夕陽の舞台写真は私が一番好きな写真です。

冬公演には客演などの関係で参加できず…

3回生になって初めての、私たちより上の改正がいない新歓公演「うちに来るって本気ですか」では抜け穴をつく作ったのですが、しくみなんかについては結構ぶっつけ本番で今でもうまくいかなかったら、と思うと恐ろしいです。

次の夏公演「夏への扉」ではチーフを後輩に明け渡しておもに役者として参加させていただきました。舞台班の人数も少し減った中素晴らしい舞台を作ってくれて、とても楽しく役者ができました。前川さん、ありがとう。

さあ、つらつらと思い出話を書いてきたわけですが、さすがにこういうことを書きますと文章が伸びますね。おそらく私がこれまで書いた中で最長の日誌だと思います。


思い出に少しひたらさせていただいたところで、今公演の話ですよ。
昨日すべての稽古が(昨日は自主練習という形でしたので全員参加、ではなかったのですが)終わりました。
色々と思う所はあるのですが、今はまだそれを全部お伝えするわけにもいきませんね。
こんだけものすごい勢いで感傷に浸っていたわけなんですが、まだまだまったりするわけにもいかないんですね。
お客さんにとってまだ本番まで一週間くらいあるわけですし。

と、いうわけで今公演の思い出―、みたいなのは公演が終わった後にぴゃーっと書きたいと思います。
そのときはまたお付き合いいただければ幸いでございます。



なにはともあれ、劇団立命芸術劇場2103年度卒団公演「ら抜きの殺意」今週末に本番を迎えます!
まだまだよい舞台を作るために努力していきますので、ご来場いただければ幸いです。

それでは、小ホールにてお待ちしております。
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