お久しぶりです、劇団立命芸術劇場3回生の真鍋秀平です。この度、2022年度卒団公演にも役者、舞台監督、舞台装置、照明班として参加させていただくこととなりました。
早いものでもう私たちも卒団する時期が近づいてきています。入部したのは1回生の冬でしたが、活動ができたのは2回生になってからだったので、実質1年半しか参加できていないことになります。大学入学と同時に新型コロナウイルスが流行し、新歓イベントが一切なかったため入部も遅かったですし、思うように活動できないことが多かったです。しかし、卒団の時期は少しずつ近づいてきているので、ちょっぴり寂しい気持ちです。
話は変わって、私事ではありますが、最近周りが「就活就活!」と言って頑張っているのでなんとなく私も少しずつ就活っぽいことをし始めています。といっても私はなにがしたいのか、なにが向いているのかもわからないので、なんとなくインターンシップに参加したり業界についてググったりする程度で、全く模範的な就活生ではありません。特に明確な軸をもって就活に臨んでいるわけでもありません。
ただ、先日仲の良い先輩が外部の演劇公演に役者として参加されていたので、私はそれを観に行きました。普段立芸でやるような脚本とは全く異なり難しい内容だけれど、とても面白く、なにより演者の方々がとても楽しそうに演じられていたのが強く印象に残りました。そして観終わった後、「俺も社会人になっても演劇続けたい...!」と思ったのです。
今見ている業界が小売りやブライダルなので、土日も仕事がありなかなか定時で帰られないことが多いと思われます。そもそも働きながら演劇も続けたいという考え自体甘いのかもしれませんが、やはりそれでも役者を続けたいという思いが日に日に強まっています。一応就活はするつもりですが、役者を続けるためにも、もう一度業界や職種、勤務地等を見直さなければなりません。つまり、私の就活は振り出しにもどるというわけです。
ですが、一つの大きな指針ができたことはよかったです。やることが決まったらあとは積極的に行動していくのみです。軸に沿って行動し、それが変化すればその都度軌道修正して、今できることを後悔ないようやりきる。私は悩むことは多いけれど行動力には欠けるので、この点を意識してこれからを過ごす所存です。そのためにも、まずは目の前の卒団公演に全力を注ぎ、一人でも多くのお客様に楽しんで頂けるよう、そして最後の公演を自分たちにとっても楽しいものにするよう、日々の稽古や準備に励みます。
最後に、今までお世話になった立芸メンバーに感謝するとともに、立芸での最後の公演を良きものにするためにも、あと少しの間何卒よろしくお願いします。
真鍋秀平