リツゲイ稽古場日誌

劇団立命芸術劇場の稽古場日誌です。日々演劇と向き合う団員たちの思いが垣間見える、かも...?

秋も終わり、

2023-11-23 09:26:00 | 2023年度卒業公演
秋めいてまいりました四回生の綴喜ふたばです
皆さん本って買いますか?
読みますか、ではなく買いますか?のところが重要だったりします
わたしは(卒論用の本は全然集めないくせに)漫画とかライトノベルとかばかりを買ってしまうのですが
遂に本棚がバーストしてしまいました
今は床に3つタワーが建っております
本当の積み本ですね
母に本棚を買ってもいいかと相談したところ
「あと1年もないんだから引っ越しのこと考えなよ」
とのことでした
さて、本当に1年ないのでしょうか? 秋学期のわたしに期待です
 
というか本当に積んでるのは小説ばかりで実家から持ってきた漫画以外はほとんど読んでるから
さっさと時間とって一気読みでもすりゃいいのにな
 
今積んでるのは
 
・レイモンド・チャンドラー『THE LONG GOODBYE』
・品田遊『キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々』
・斉東鉄腸『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、ルーマニア語の小説家になった話』
・高橋源一郎『日本文学盛衰史』
・斜線道有紀『神々化身』
……などなど
 
『日本文学盛衰史』は平田オリザ脚本で演劇にもなっていますね
一度見に行ったことがあってそれがきっかけで買ったはいいものの
届いたのは0.5京極夏彦※ぐらいの分厚さの本でまあ腰が引けてしまい今に至ると
(※1京極夏彦を1200頁ぐらいの人を殴ったら殺せそうな文庫本と定義した単位)
この文章書くために積読を全部引っ張り出してきたけど
これだけで1タワー築ける量になっててびびったわ
しかも追ってるのに買ってないシリーズものの続編がわんさかあるのでタワーはもう1つ建てられることでしょう
一気読みは難しそうです
というか毎日1冊づつ消化してくのが一番の方法なんやろな
 
さて、「本棚を見るとその人の人格がわかる」とよく言いますが
どうですか?わたしの積読を見て自己紹介になりましたか?
読んでる本ではなく積んでる本というところが重要かもしれませんね
 
演劇サークルらしく演劇の話でもするか
 
コロナ渦以前は月に1本は必ず劇場に足を運んでしたのですが
京都に来て演劇がどこでどうやっているのかがさっぱりわからなくなってしまい観劇タイミングを完全に失っています
団員に誘われるとうれしくてついて行ってしまいます
ていうか京都市内でやってる演劇少なくないですか?気のせい?挟み込みみても半分大阪の劇団だったりしません!?
 
でも、京都は学生演劇が盛んですね
わたしは北海道から来たのですが全道大会常連校が合同でやったり文化祭にあわせてやったりするのをみるばかりで大学生の演劇を見る機会は少なかったように思います
知らないだけかもしれませんが
 
最近(といっても去年)みた中では
・暮れ社 弱男ユニット『夕映えリリシズム』
・演劇ビギナーズユニット2022(#28)修了公演XX文士(ハロゲンブンシ)『日本文学盛衰史』
が面白かったかなあ、と思っています
 
ちなみに人生で見た演劇でよかったのは
・劇団千年王國『贋作者』
・舞台『文豪ストレイドッグス 太宰治と黒の時代』
・劇団ままごと『わが星』
です
 
真ん中は2.5次元だけあって配信があるのですが他2つは……
とくに『贋作物』はこの劇団しか上演しないうえにほとんど北海道公演なので
本当にもし見る機会があればという感じですね
『わが星』は配信終了しちゃったし……
ここに食い込む演劇を探しに行きたいと思います
 
さて、遂に四回生の卒業公演ということで皆気合が入っていますね
わたしは宣伝美術担当なのですが
今回はパンフレットを豪華につくるということで
非常に気合が入っております!
家中のパンフレットをかき集めて演出さんに提案したり
早い段階から見本を刷ったりなど
一番大変な文章の編集作業を見て見ぬふりをしながらお仕事を進めています
役者へのインタビューのみならず各部署へのインタビューも掲載する予定ですので
ぜひぜひお楽しみに!
 
元々冊子のデザインを考えたりするのが好きなのでこのお仕事に就けてとてもうれしいです
わたしは演劇や映画を見に行くと必ずといっていいほどパンフレットを買ってしまうのですが
みなさんどうですか
やっぱ金かかってるパンフは違ぇな~~~と思うときありません?
紙質とかエンボス加工とか途中で紙変わったりとか
箔押しなんかあった日にゃ感嘆ものですよ
 
上記から察されるようにわたしは文豪ストレイドッグス及び文豪が好きなのですが
映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』のパンフレットは監督が写真家の蜷川実花さんだけあって
パンフレットも映画も色彩がきらびやかで美しいものですね
表紙がエンボス+箔押しなのも素晴らしいポイントです
レビューサイトでぼろくそ言われてるんですけど普通に面白かったです
 
映画『文豪ストレイドッグス BEAST』のパンフレットは一部界隈で変態装丁と呼ばれております
半分つるつるの加工がなされているのですが
元ネタの文豪の著作が普通の紙の状態でくりぬかれているのです
もう半分は逆で著作がつるつるの加工がなされています
現物がないので凄さが伝わらないと思うのですがマジですごいです
すげ~~~変態だ~~~とういうかんじ
いつか作ってみたいものです
 
以下、なけなしの今回の公演要素
今回は飲み物がキーワードになる公演ですが、わたしは紅茶とカプチーノが好きです
しかし、今医者にカフェインを止められているので悲しいです
カプチーノというか泡立った牛乳が好き
最近家でつくれる100均のミルクフォーマーを買いました
これでいつでも泡が飲めるぜ!
みんなも牛乳の泡を飲もう!
 
さて、ということで、紙面を突き破る勢いで書いてしまいました
それではこの辺で

さようなら立芸、さようなら演劇

2023-11-22 16:03:00 | 2023年度卒業公演

お久しぶりです。劇団立命芸術劇場4回生の真鍋秀平と申します。この度、ありがたいことに、弊劇団の2023年度冬(卒業)公演に役者として出演することとなりました。よって、先日の秋公演から連続して役者をさせていただくことになります。今年は、就職活動があり、忙しい日々でしたので、役者をやる機会はないものと思っていた分、2回も出演できて感無量です。

昨年の卒団公演から今年1年を振り返ると、本当にあっという間でした。演劇をすればするほど、役者を続けたいと思うようになり、進路についてすごく悩んだ1年でした。いざ就職活動を始めても、なかなか結果がでず、夏前までは苦しい日々が続きました。でも、そこで腐りすぎず、今できることを少しずつ取り組んだ結果、最後の最後で納得のいく進路を見つけられました。

また、今年は就職活動のかたわら、数多くの映像作品に役者として参加させていただきました。就活をしながらいくつもの作品を抱えていたので、ハードではありましたが、とても充実した日々でしたし、数々の貴重な経験をつませていただきました。このようなありがたい機会をいただけたの、コロナ禍でも活動を絶やすことなく、これまで立芸で役者として出演し続け、多くの方との出会いを通して少しずつ私のことを認知していただけたからだと思います。

ただ、この冬公演は私にとって立芸最後の公演です。大学卒業まで残り4か月ほどですし、そもそも私が演劇にかかわるのはこれが人生で最後かもしれません。改めて、今までお世話になった全ての方々、本当にありがとうございました。今稽古場は公演に向けてとても活気にあふれていますが、まだまだやるべきことはたくさんあります。残りの期間でしっかり準備し、お客様と私たち自身も、ほっこりとした空気で笑って公演を終えられるようにしていきます。

というわけで、劇団立命芸術劇場2023年度冬(卒業)公演『喫茶店戦争』に、是非一人でも多くの方にご観劇いただけることを願っております。劇場でお会いしましょう!

 

劇団立命芸術劇場4回生 真鍋秀平


奇縁ロマンス

2023-11-22 14:44:00 | 2023年度卒業公演
お久しぶりです。
4回生 黒田です。
今公演では制作、映像、演出補を担ってます。
もう戻ってこないと思いきや、なんだかんだいました。
信じられませんが、今回が本当のほんとに最後なんですね。
パノラマ(未実施)からキッドナップへ。列車(未実施)からアンドロイド、サイコロ、冬の星。暗殺、探偵、ロボ刑、そして喫茶店と今振り返れば色んな作品に出会って来れて本当にいい経験だったなと思います。勿論2回鏖殺された拝啓、あの日見たきみへも忘れてません。

嫌な事もムカつく事も楽しい事も混ざり合った「公演」なるものに関わる事も二度とないのだと思うと悲しいですね。
引き際はしっかりしたいですね。
いい同期に、いい後輩にも恵まれたとしみじみ感じます。想像やうわさで理解しようとするのではなく、しっかり向き合う時間が何より大切だと活動を通して実感しましたし、後輩たちに受け継いで欲しい考えであります。
このサークルとの出会いが、間違いなく学生生活を色付けてくれたと思います。まさに奇縁です。
この縁に感謝。

さて、キタニタツヤが紅白決定しました。スカーから知ったにわか勢ですが、我が子の様に嬉しいです。
1月のライブ申し込んでしまいました。当落でしだい追記します。

そういえば結構前にジョンウィックの最新作観ました。前作が悩ましい評価であった分、今作は最終作として相応しい出来だと思います。シャロンの俳優さん亡くなったの悲しいです。キアヌリーブスに会いたいです。
ベネカンのサイン会は落ちました。
話を戻しますが、今作では「報い」がテーマでした。結果には原因があり、行いには報いがあると言います。人には優しくしましょう。そういえば、フリーレンさんも同じ様なこと言ってました。(ネタバレ注意)

実は本公演でも
主人公のある行いをきっかけに物語が始まっています。彼が一体どの様な報いを受ける事になるのか、お楽しみに!!!

冒頭でも言いましたが、今公演では制作、映像、演出補佐をやらせてもらってます。ほぼ助監督です。演出、役者、各部署に目を見張るのは頭が溶けますが楽しいですね。

最後に
4年間この長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。
見にきてくださったお客様にも、先導してくださった先輩方にも、なんやかんや付いてきてくれた後輩達にも、そして苦楽を共にし過ぎた同期にも感謝の正拳突きします。これが僕の妄想でない事も祈っときます。

弊劇団の益々のご活躍をお祈り申し上げるとごろで、今回はお暇します。

それでは👋

最後の稽古場日誌あるある~長い~

2023-11-22 14:40:00 | 2023年度卒業公演
こんにちは。今回、役者と宣伝美術、幕を担当させていただきます、4回生のすがたともよと申します。1年ぶりに戻ってきたら、とても賑やかになっていました。稽古場もboxも帰る時も誰かがいるので楽しいです。今回の公演で4回生は卒業となりますが、私自身はあまり寂しくないです。多分また会えるし。みんなそれぞれの場所でがんばろ~ね!

最近は散歩が出来ていなくて悲しいですが、稽古の帰りに歩くのが散歩代わりになって健康になっている気がします。秋~冬は空を見ながら散歩するのが通の生き方だと思っており、さらなる散歩ライフを求めて星の図鑑(文庫サイズのやつ)を買おうかなあと考えているのですが、まだ読めてない本たくさんあるよ?とか歩きながら本見たらこけるよ?とか節約はどうするの?とかとか…買わないよう買わないように自制心が働きすぎて結局諦めて春を迎える気がします。何事も諦めない人生を送りたい!稽古頑張ります。

今回の公演は喫茶店、珈琲がとても大きなキーワードになるのですが、私はブラック派です。中学生の時職員室からする珈琲の香りに憧れて、飲んでみたものの苦すぎて最初はミルクいっぱい入れて飲んでました。しばらくしたら舌が慣れてきて美味しさを知りました。ブラックコーヒーでも酸味とか苦味とかで味が違うのが面白いですね。あと「珈琲店タレーランの事件簿」という小説はミステリーなのですがほっこりしててその名の通り珈琲に関する内容かつ舞台も京都なのでオススメです。
それでは!


Netflixってすごい!

2023-11-22 14:34:00 | 2023年度卒業公演

こんにちは。2回生の幸長です。
最近、機種変更と同時にNetflixに加入しました。今までそういったアプリに手を出したことが無かったので、豊富な映画が携帯一つで見られることに驚いております。
直近で見たのは日本版の「CUBE」という映画です。予告動画だけみようと思ったら夢中になっちゃって全部見てしまいました笑(Netflixあるある??)。
私はホラー系デスゲームでかつ考察のいる映画が好きで、CUBEは全部それに当てはまっていました笑。
次は団員の先輩にオススメされた「転校生ナノ」を見たいと思います!
では失礼します。


生きてるだけでもう偉い

2023-11-22 14:26:00 | 2023年度卒業公演


今の時期は大変。多分四回生のみんなも一緒だろう?
卒業論文の執筆が中心はずだが、僕はそれ以外の悩みもいっぱいあるんだ。
ええと、「人生の方向」という悩みかな......
具体的に言ってみれば、進学と就職の二択が現状においてどっちも出来ず、今まで現実逃避が続き、このままどうしようと、徹底的に焦ってる。本当のやりたいことも分からなくなった今、ちょっと休みたいなあと思いながら、本当に止まって休んだら、やる気が失って底へどんどん落ちるしかない結末に至ると心配してる。
四回生にとって、もうこんな時期になっても進路が決まらないって大丈夫?
正直、大丈夫じゃないと決まるだろう(汗
こんな境地になって、多少自己責任とも言えるが。たとえ時間が戻って、やっぱり同じ結果になるだろう。だって、自分がどんな人間だと知っている以上、その一歩を踏み出すのが無理!と深刻に実感した。
愚痴話ばかりになっちゃうから日誌のことをやめようかと思ったが、やっぱり何らかの痕跡を残したいなあと、これらの独り言を書いた。
つまらない日誌でごめん!
もし同じく悩みを抱いてる方がいたら、この言葉を君へ
「生きてるだけもう偉い!」
僕は自己否定に陥った度に、この友人から得た慰めの言葉をいつも思い出してみよう。
他人より成長が遅くてもいい、下手でもいい、僕は他人との比較をやめて、未熟な自分を受け入れて嫌わないように頑張ってる。
大丈夫よ、だって、僕のような不器用な人間もちゃんと生きてるから(笑

布団大好き

2023-11-22 14:21:00 | 2023年度卒業公演

寒い季節が本格的になってきましたね。
皆さん、お元気でしょうか?
最近の私は、朝起きるのがますますつらくなりつつあります。
アラームが鳴るたびに、「もう少し寝かせてくれ~」と布団にしがみつきたくなるのは私だけでしょうか?

昨日も同じような朝でした。
アラームが鳴り、目を覚ますものの、外の寒さに思わず布団に逃げ込んでしまいました。何度もアラームを延ばし、あわや授業に間に合わないところでした。

そこで、最近は布団から出るための工夫を考えています。
例えば、アラームをベッドから遠くに置いたり、目覚まし時計の代わりに自然光を取り入れてみたり……。
ただ、どんなに工夫しても、朝の布団からの別れはなかなか難しいものがあります。
皆さんも同じような経験はありませんか?
朝の寒さとの戦い、そして布団の中の幸せな時間。

これからも色々な工夫をして、寒さに負けず元気な朝を迎えられるように頑張りたいと思います。
みなさんも温かい冬をお過ごしくださいね。

最近はピザまん派

2023-11-22 14:11:00 | 2023年度卒業公演

寒い。寒すぎる。こんなに寒かったっけ。北海道帰りたい。
ここ最近ずっと呟いてます。一気に冷気が降りてきて、人が暮らせるのか不安になるくらい寒いなと日々凍えています。地元に住む両親から初雪の写真が送られてきましたが、写真を撮っているのは暖かい、というか暑いくらいの室内からなんです。家から出なければ北海道は年中夏なんです。北海道民・道産子の皆さん共感してください。

とここまで一息にしゃべりましたが、改めて今回演出をやらせていただいている渡部と申します。4回生の先輩方が戻ってきてくれました。嬉しい。しかし去年とは見え方が全く違いますね。去年の冬公演は当時の4回生とほとんど初めましてだったのもあって、ただ先輩方の凄さに圧倒されているだけでしたが、今回戻ってきた4回生は去年一緒に公演をしたり、ご飯に連れてっていただいたりもして、その上の代よりはたくさん関わってきました。さらに、今回は後輩がいるし演出であるため責任も倍以上になっていて、しっかりしないといけないなと自分自身も感じています。どうしたら先輩方が悔いのないような公演が打てるか、団員が楽しめるかを日々考えています。

先輩たちはすごいです。空気を作りますね。楽しい雰囲気から真面目な雰囲気まで、空気を操っていて魔法使いなんかなと思ってしまいます笑かと思えば、稽古や会議が終わって話していると、とても優しくて可愛らしい先輩たちでギャップがすごい。演劇に対する熱量やサークル全体の空気を作ろうとする姿、見習わないといけないなと強く思います。

今回やる「喫茶店戦争」ですが、これは私がこの脚本を見つけてから半年以上構想を練ってきた、非常に面白い作品です。寒い冬に少し心が温まる、そんな作品にして行けたらいいなと思っております。この作品を、立芸で行えるありがたさと共に、だからこその意味や作品の魅力を多くの人に届けられるよう尽力していきたいと思います。

お時間のある方はぜひ足をお運びいただけると幸いです。お待ちしております。

移ろいゆく季節のなかで

2023-11-22 14:05:00 | 2023年度卒業公演
最近急に寒くなりましたね。
法学部2回生の山岸舞です。
移ろいゆく季節のなかで、皆様どうお過ごしでしょうか。私は寒いのが苦手なため基本布団にくるまって生活しています。ここからさらに寒くなると思うと萎えます。
さて、皆さまには「こだわり」というものがありますか?それも人を殺すほどの。私にはおそらくありません。自分のこだわりを通すために人を排除しようと考えたことはあまりありませんし、その考え自体が傲慢なのではないかと考えてしまいます。たまにカッとなっても後からものすごく後悔します。
しかし今回の公演ではその「こだわり」に人生を捧げる人々が登場し物語を展開させていきます。
この劇の台本を読んだ時、私は登場人物たちに少し憧れを抱きました。そこまで自分が熱くなれるものを持っている人の人生はとても楽しいものでしょう。私より遥かに魂が揺さぶられる生活を送っているでしょう。このような「こだわり」に出逢ってみたいと感じました。
皆さまには「こだわり」がありますか?
今回の公演を見てそんなことを少しでも考えていただければ幸いです。

冬公演、お楽しみに。