リツゲイ稽古場日誌

劇団立命芸術劇場の稽古場日誌です。日々演劇と向き合う団員たちの思いが垣間見える、かも...?

笑顔でばいばい

2013-10-11 21:21:01 | 2013年度卒団公演

お疲れ様です。
宣伝美術、役者をさせていただきます、3回生高橋です。
今公演2回目の更新となります。


さて私は今、最後の稽古場日誌ということにまだ自覚を持てないでいます。
最後の公演だということも、言葉では何度も口にだし、何度も文字で書き出し、わかってはいるはずなのですが、どうも実感がわきません。
なので、実はまだそんなにしんみりしてないというのが事実です。


いつもそんなかんじです。
毎公演、ステージを重ねるごとに
「ああ、この公演ともあと何ステージか」
としんみりくるのが私の通常です。

いままでの公演すべてがそうでした。
すべての公演、最後には終わってほしくないと、しんみりくるものでした。
準備期間毎日がいい日なわけではありません。
自分のミスがあって落ち込んだり、うまくできず泣いたり、思いがすれ違ってイラついたり、様々なことがあります。
毎日毎日、慌ただしいです。
それでも毎公演終わりには、演劇って楽しいな、て思うんです。
あんなに慌ただしい日々を過ごしたのに、最後にはやっぱり笑顔なんです。
そんな楽しい公演が終わってしまうんですもの。
しんみりしないわけがありません。
でもいままではすぐ寂しい気持ちなんかどこか遠くに飛んでいきました。
だってすぐまた新しい公演が始まり、慌ただしい日々を送るんですから。

それが、今回はないんです。
もう卒団なんですから当然のお話です。
そう思うと、なんだか寂しい気持ちになってしまいますね。


今回もまた、きっとステージが終わるごとに私の涙腺は緩くなっていくんだと思います。
でも、まだできていないことで、自分の中で納得のいっていないことでいっぱいです。
だから、まだまだしんみりなんてできません。



最後の公演、カーテンコールで泣いてしまったのであれば、それはさよならが嫌だという心の現れなんでしょう。
そこまで、この公演へ、リツゲイへすべてを捧げたということなんでしょう。


でも泣いたって、団員への、お客様への、そしてリツゲイで関わったすべての人への感謝の気持ちを込めて、笑顔でいれるようにしたいです。
笑顔でいれるように、私は、私のできることを最後までしたいと思います。






それではみなさん、会場でお待ちしています。
笑顔でお会いしましょう。



以上、高橋侑里でした。
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