リツゲイ稽古場日誌

劇団立命芸術劇場の稽古場日誌です。日々演劇と向き合う団員たちの思いが垣間見える、かも...?

獅子はプレゼント袋を持ってやってこない

2014-06-23 03:24:19 | 2014年度夏公演
皆様、こんにちは!
今公演では宣伝美術チーフ及び役者を務める、2回生の新井です。

人生で初めてとも言える後輩達...宣伝美術チーフという重要な立場...前回の5倍近くのセリフ量...
早くも身体が悲鳴をあげてしまいそうですが...
「俺が屈しない限り、貴様が勝ったわけではない!」
というとある男の雄姿を思い出して頑張っています。

皆様には叶えたい願いというものがありますか?
美味しいものを食べたい、あの娘と結婚したい、欲しい洋服を手に入れたい、嫌いな上司にガツンと言いたい、楽して生きたい、出世がしたい、憧れのあの人に近づきたい...と色々あると思います。
今公演は、願いを叶える物語だと私は考えています。

子供の頃はサンタクロースが欲しいものを届けてくれて、子供達の願いを叶えてくれると信じていました。
サンタクロースの正体が自分の親だと分かったとき、悲しかったです。
自分の中の、願いを叶える誰かが消えてしまったと思ったからです。
けれども、考えてみれば今までの人生、願いを叶えてくれたのは、親といった自分以外の他人でした。
大学生になった今、自分の願いを叶えてくれる人はいません。
自分の願いを託せるのは子供の時まで...それから先は自分の願いは自分が持つしかありません。
重くて転んで、痛くて泣きたくなる時もあります。
ただ、願いを叶えてくれなくても、その自分で叶える手伝いをしてくれる人はいます。
友人や恋人、家族がそうではないでしょうか。
私達、劇団立命芸術劇場は皆様の願いを叶えることは出来ません。
ただ、皆様が願いを叶える為の元気や勇気といった励ましを送ることは出来ます。
辛いことや悲しいことは消えたりしない世の中ですが、同時に明るいことや楽しいことも消えたりしない世の中だと思います。

皆様の希望の一つになることを祈って、劇場にて待っています。
ガオォオーン!
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