ニュースの疑問

日々のニュースの中で、疑問を感じたことを、分析して、裏側をえぐり、真実を探っていく。

臓器移植法改正

2009年05月24日 | Weblog
 臓器移植法ができて、脳死により移植ができるようになってから、件数が増えない。件数が増えないのは、提供者が少ないから。特に、子供の脳死は認められていないから、国内では移植できない。
 こういったところから、法律改正という動きが出てきたのですが、議論するべきところはどこにあるのでしょうか。

 年齢のことと、脳死基準のふたつが大きいと思う。

 その前に、ドナー数が少ないのは、移植医療が高額で、お金で命を買う医療だと思ってた。それで、お金持ちしか受けられない医療で、一般庶民が、一部のお金持ちのためにドナーカードを持ち歩くなんてアホらしくてやってらんない。ということなんじゃないかと思ってた。

 ところが、心臓移植さえ2006年から、保険診療に入ってたんですね。
 心臓病で、障害手帳を持っているから、自己負担、ほとんどゼロで移植医療を受けられるようになってた。
 こんなことも、広く知らせるということをやってないから、先に書いたようなことを思っている人、多いいんじゃないかな。

 ということで、議論の前に、正しい知識を広く知らせることが大事だと思います。

 脳死とは。
 植物状態とは。
 保険診療の範囲

 まず、このみっつの正しい知識を広めることです。脳死と、植物状態、昏睡、みんな似たようなものだと思っている人が多いと思う。
 だから、脳死と判定されたのに回復した人が、わずかでもいる、などという話が繰り返し出てくる。
 すべての臓器が、健康保険の範囲内ではないというところも。

盗聴器で空き巣

2009年05月24日 | Weblog
 今日のテレビ番組で、台湾の盗聴器事情の取材を放送していた。お昼のスクランブル。

 日本での盗聴器というと、盗聴そのものが目的。ストーカーだったり、というのが主だとおもわれているけど、台湾のこの取材で、盗聴器を発見されたアパートの住人の話
「家族全員がるすのときに泥棒に入られたことが数回ある。」

 つまり、盗聴器を利用して、安全確実に空き巣泥棒をする、ということです。

 泥棒は、かなり前から組織的に仕事をするようになっています。下見をする人と、実行グループ、換金班です。
 スーツにネクタイ、アタッシュケースのセールスマン風の下見。警察は役にたちません。

 この組織に、文明の利器が加わっているということですが、これがさらに、デジタル化しているという。
 GSMデジタルという新型の盗聴器が・・・これはSIMカードを内臓。SIMカードとは、携帯電話に使われているもので、携帯と同じ使い方ができるというものです。そのSIMカードの番号に、電話をかける要領と同じように、回線を、世界中どこからでもつないで盗聴できる。

 台湾では、盗聴は法律で禁止されています。禁止されていても、あふれかえっているという状況みたいです。

 日本では、盗聴はまだ禁止されていません。盗聴器を仕掛けるときに、不法侵入罪が成立する場合もあるけど。
 これは、はやく考えていかないといけないんじゃないでしょうか。

 ところで、台湾もそうだけど、禁止されていても、盗聴器は販売されています。
日本では、わかりやすいのは、カスミ網。
 野鳥をカスミ網で捕獲することは禁止されているけど、カスミ網の、製造、販売、所持は禁止されていない。矛盾しています。

自転車でエコ

2009年05月24日 | Weblog
 自転車でエコというキャンペーンのデモンストレーションが都内で行われた。

 これは、以前にも、石油ショック、バブル崩壊、景気が低迷すると出てくるけど、景気が回復すると、すぐに邪魔者になってしまう。

 放置自転車という言葉を作って。

 放置とは、所有権を放棄したようにみえる。誰も、放置なんかしていない。

 一番腹の立つのは、盗難にあって、盗難届けを出しているのに、
「放置自転車を収容したので、手数料を払って取りに来い。」という通知がくることです。
 みつかったからいいことなのですが、なぜ被害者が金銭の負担をしなければいけないのか。

 それはおいといて、もっと自転車の使いやすい環境をつくってほしい。
 麻生氏の追加経済政策の中で、天下り団体を利するものばかりという印象はぬぐえない。
 

 ハイブリッドカーよりも、自転車。