ニュースの疑問

日々のニュースの中で、疑問を感じたことを、分析して、裏側をえぐり、真実を探っていく。

埋蔵金

2007年12月26日 | Weblog
 来年の国家予算の編成の中で、埋蔵金という言葉がマスコミに登場してきています。 すぐに使わない積立金、遊休不動産の売却益、などのことを指しているらしい。
 なにを考えとんじやー ほんまにぃー
25兆円の国債の新規発行。これはどういうことか。国民一人当たり25万円の借金。4人家族で100万円の借金ということですよね。あまった金があったら、借金返さんかい。

UFO

2007年12月23日 | Weblog
 最近UFOについてちょっと話題にあがっています。この言葉の意味について、みんなごちゃまぜにして議論しているのが、どうも気になって。
 unidentified flying object を略したものですが
訳すと、未確認飛行物体。決して、宇宙人が乗っている飛行物体という意味はありません。
 
 UFOを見たことがありますか。という質問には違和感がありませんが、UFOの存在を信じますか。という質問には、未確認飛行物体という意味から離れて、エイリアンクラフトの意味になっています。UFOからの攻撃を受けたらどうする。UFOと遭遇した場合どう対処するのか。などもそうですね。
 テレビや新聞などのマスコミは、言葉を使う仕事なのに、なぜきちんとしないのだろうか。

食品偽装2添加物

2007年12月11日 | Weblog
 この問題を考えるにおいて、添加物のこと抜きにはできません。私が子供の頃は、豆腐を買ってきて、冷蔵庫に入れておいても、次の日には不快なにおいがしていました。お団子、餅菓子、パン、などは次の日には固くなっていました。添加物が全く入っていないとそうなります。
 昔は鼻がしっかりと活躍していましたね。ちょっと時間がたった食べ物は、まず鼻で確かめて、それから口に少しいれて。と、2段階のチェックがありました。
 
 防腐剤を添加することで、消費期限をのばすことができます。軟化剤の添加で、賞味期限をのばせます。こういった添加物は、なぜ開発され、広く流通、使用されるようになったのか。
 食品の腐敗...食中毒、という流れを断ち切って、安全な食品を提供をする。という論理を出してくる人もいるでしょう。これは嘘です。豆腐やさん、和菓子やさんが、家内工業的に、その日に作ったものをその日に売る。なにも問題はおこらないはずです。
 もっとたくさん生産してたくさん売りたい。もっと利益を増やしたい。そのためには、売れ残りのリスクを回避したい。
 売れ残ったものを、次の日にも売ることができたら。それが一週間、一ヶ月、と延ばされていって現在にいたります。
 添加物を体に吸収するリスクは消費者に。利益は全て会社に。それが今の経営者の考え方。
 この延長線上に、今回の事件があるわけです。工業製品の場合は、規模の利益は、消費者に還元されます。大量生産によるコストの低減。これが、値段の低下に結びついて、広く大衆に提供できるようになります。農業でもそうですね。人件費の高いはずのアメリカで生産された穀物類が、世界に向けて輸出されるのは、大規模農法によるものです。広大な農地を、巨大な機械を使い、わずかな人数で耕作しているから、コストを押さえ、安価で販売できるのです。しかし、ここでも、農薬類の問題が含まれますが、今回は趣旨から少しずれてくるので、また今度。
 
 

食品偽装

2007年12月08日 | Weblog
 マスコミは、関心が高いと思われるニュースについては、力を入れるので、次々に同様の事件が暴かれています。
 これは、一口に偽装といっても、大きく分けて二種類あります。豚や鳥のひき肉を、牛と偽ったミートボール。廃鶏を比内地鶏。などの、詐欺と言ってもいいものと、消費期限、賞味期限、製造日、などの日付のごまかし。幸いなことに、国内にかぎると、有害な物質の混入という件がないのが救いです。企業の利益追求を最優先にする経営姿勢が招いた事件です。目の前の利益しか見てないんですね。いい仕事をしていれば利益は後からついてくる、という考え方は現代では通用しなくなってしまった。
 自己資本だけで商売しているわけではないから。銀行マンのせりふですが、「法律すれすれだろうが、利益を上げる企業が良い企業。」だそうです。うかうかしていると貸しはがしされてしまいます。
 
 気になることは、内部告発ばかりということ。ここから、ふたつの問題が浮かんできます。
 ひとつは、味。消費者が食べて、まずいから、これはおかしい。と気がついて発覚した、というわけではありません。誰も気がつかなかった。比内鶏の場合は、逆に本物らしかったというのですから。廃鶏という言葉から抱くイメージとは裏腹に、アミノ酸をたっぷり含んでおいしい。欠点である肉質の硬さが、地鶏の歯ごたえと錯覚させられていたとは。この事件で廃鶏の商品価値が上がったかもしれませんね。誰か頭のいい人がネーミングを考えて、いいアイデアが生まれたら。ネーミングしだいですね。
 もうひとつは、社内格差。会社の中で厚遇されていたら、内部告発はしないだろう、という仮説。パート、アルバイト、安い報酬で不安定な地位。いじめを働く社員もいる。こんな会社、つぶれようが関係ない。告発は社会正義でもある。そこで、マスコミにメールを送る。と、こういうことを想像してみました。
 遠くさかのぼって、水俣病の原因企業のチッソ。周辺の水質調査をするために水を採取していたら、チッソの社員が妨害してきました。トップから平社員まで、全員で会社を守っていました。会社がつぶれたら、全員路頭に迷うという時代でした。それに比べて、路頭に迷う心配をしなくてよい現代は、良くなっているのかと言えるのか。
  

冤罪 自白調書

2007年12月04日 | Weblog
 今日も冤罪で起訴されて、無罪判決が出た事件のニュースがありました。
交際していた年上の女性が、未成年の男性にプレゼントした携帯電話。別れた後で盗難届けを出して、警察は証拠調べもせず、いきなり逮捕、起訴、というものです。
 裁判では、盗難届けを出した日が、修理に出していた日と重なっていた、という重大な事実から無罪の判決になりました。物理的に盗むのは不可能ということ。
 報道では、自白したということになります。法廷に提出される調書は、自白調書ということになっています。この言葉を一般人が聞くと、自白したのだから有罪に間違いないだろうと思ってしまいます。

 自白した。自白調書。

 この言葉を使うのがおかしいのではないのでしょうか。本来、自白調書というものは存在しません。自白の内容を含む供述調書のことを、自白調書と称しているのです。
 供述調書とは、容疑者の供述を書き記したものです。しかし、実際は、取調べ担当官が、自分の言葉で書いています。いわゆる、独特な警察の用語使いで書いてあります。
 自白した、のではなく、警察あるいは検察の作成した調書にサインした。サインさせられた。と、表現したほうが誤解させられないと、私は思います。

朝青龍2

2007年12月03日 | Weblog
 仮病ではないのか。という質問に、答える必要はない、という回答。その場に集まっていたマスコミは、これで異議無しだったのかな。
 白鵬戦では、白鵬が自分から土俵の外に足を出していた。もっとも、そこは編集でそう見えるようにしてあったのかもしれない。土俵際で踏ん張って、踏ん張って、力尽きたところで、一歩後退した。その最後の部分だけ取り出して放送すると、自分から出たように見えます。マスコミが100%真実を報道しているわけではないから。復帰、即、勝利。このほうが、興行的に大きなプラスであることはまちがいない。