ニュースの疑問

日々のニュースの中で、疑問を感じたことを、分析して、裏側をえぐり、真実を探っていく。

開業医の年収2522万円 病院勤務医の1・7倍

2009年10月30日 | Weblog
厚労省は30日、医療機関の経営状況などを調べた「医療経済実態調査」の結果を中央社会保険医療協議会に報告した。08年度の医師の年収を見ると、開業医である一般診療所の院長は平均2522万円で、病院勤務医の同1450万円の1・7倍だった。厚労省は08年度の診療報酬改定で勤務医への配分を手厚くしたが格差縮小はわずかで、鳩山政権は10年度の報酬改定で勤務医への配分をさらに強める考えだ。

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今日のニュース記事です。
ふふふさんの大学病院では、平均1000万円、とおっしゃっています。病院勤務医との比較では、低いようですね。
出された数字が、同じ計算式の上で出されたものであるという前提であれば。という条件がつきますけど。
それから、医師という職業は、一人前になるのは、平均で10年といわれていますから。
大学病院の医師は、その意味で言うと、10年未満の医師を大量に含みますから、平均の数字を下げる方向にあるのは必然と言えます。
勤務時間。、拘束時間の違いもあるけど。前の記事の諸手当とか、比較するのなら、まったく同じ条件で比べないと、本当の比較にはなりません。

開業医の団体が出してきた数字などは、可処分所得という概念での比較という数字を出しています。
その中で控除する部分として、教育費というものがあげられています。
子供の教育費のことです。自分たちのほうは、医大に進学した場合の教育費、比較対照には、教養学部に進学した場合の教育費を使用しています。当然のことながら、大幅に違います。それを差し引いた数字で比較しているのですから、信頼度が低いと言われるのは当たり前のことです。
自分たちの子供を医師にするのは当たり前で、一般庶民は医師になるなとでもいうのでしょうか。

諸手当

2009年10月30日 | Weblog
ふふふさんは、諸手当は少額だから、数字を出す必要はない、加算する必要はないとおっしゃいます。
住宅を家賃なしで使用することができる。という制度もありますから。
一般庶民と比べるのならば、こういうことを無視して比較するのは、信頼度が低いと言われても、しょうがないです。

必ず勘違いしてかみついてくる人がいます。どこにも、高すぎるという批判の言葉はないでしょう。それを判断するのは私ではありません。
信頼度の高い数字をだしてみてはいかがでしょうか、と言ってるだけですから。

高知大学付属病院のPET

2009年10月30日 | Weblog
PETというのは、簡単に言うと、CTスキャンの設備です。
この図から読み取れるのは、一年間の中で稼働率が高いのは、9月。その月だけ黒字になっている。他の月は、稼働率が低いので赤字運営。ということです。
これは、人口が80万人の都市に、2台のCTを導入した結果です。
ふふふさんの大学病院では、稼働率が高くて、高収入が見込める人間ドックなどの自由診療にまわす余裕はないとおっしゃっています。
逆に言うと、稼働率が高いのなら、黒字にできるということですから、問題ないということになりますね。

図はクリックすると大きくなります。
元ネタは
http://www.kochi-ms.ac.jp/~of_hsptl/kaizenn/byouinn.htm
高知大学です。

高知大学付属病院 2

2009年10月30日 | Weblog
同じような図がもうひとつあります。前の記事のものは、規定によるもの。こちらは、企業努力により実現した数字。ということです。
大量にコメントを書き込んでくださった、ふふふ さんは、大学院生が臨床医同然の仕事をしても無給なのは、医療制度を崩壊させた政府が悪い、とおっしゃっています。
ところが、この高知大学では、社会人大学院生というものが並存しています。
職業 医師 として働きながら、大学院生として学ぶことが可能だということです。社会人ではない大学院生にも、時給の支払いが記されています。授業の範囲の臨床と、医師としての臨床を区別して、後者の部分は有給になっている、ということです。
ふふふさんの大学では、こういうことはできないのでしょうか。

高度医療を提供していると言い

2009年10月29日 | Weblog
 前の記事に関連して。

 彼らの発言に共通することは、もうひとつ。

「高度な医療を提供している。」

 これについて、ひとつの例を挙げて、考えてみる。

 ひとつの例とは、シュバイツアー博士のこと。

 偉人伝として取り上げられることの多い人です。

 彼は、多産多死で長年安定していたアフリカの社会に、高度医療を持ち込んだ人です。
 多産を放置して、多死を少死に変えてしまったのです。

 その結果は、人口爆発。食糧不足。

 自然の持つキャパシティーを破壊したのです。

 現代の日本も、同じ状況にあるのかもしれません。生物の本能として感じ取っているから、女性は、子供を産まなくなったのでしょうか。
 医療関係者のいう、高度医療の結果です。

 ひとつの価値観が、必ずしもプラスではない。マイナスかもしれません。

国民医療費の伸び率

2009年10月29日 | Weblog
医療関連の記事を書くと、必ず医療関係者らしき人が勘違いしてかみついてきます。
言うことは、みんな同じ。医療費が削減されている。国の施策がまちがっている。

少し前の記事。「鳥取医大院生事故死のニュース」
医師資格をもっている大学院生が事故死したのは、無給で臨床医と同じ仕事をこなし、事故を起こしてなくなったのは、過労によるものだという訴訟。
この件についても、臨床医と同じ仕事をしていながら、無給なのは、国の施策により、医療費がけずられているからだ。と言っています。
はたしてそうなのでしょうか。
厚生省のホームページから統計をさがしてみました。

年次 国民医療費 国民一人当たり 国民所得 国民医療費
の国民所得に
対する割合(%)
(億円) 対前年度
増減率(%) 医療費
(千円) 対前年度
増減率(%) (億円) 対前年度
増減率(%)
昭和29年度 2 152 … 2.4 … … … …
30 2 388 11.0 2.7 12.5 69 733 … 3.42
40 11 224 19.5 11.4 17.5 268 270 11.5 4.18
50 64 779 20.4 57.9 19.1 1 239 907 10.2 5.22
60 160 159 6.1 132.3 5.4 2 610 890 7.4 6.13
               
61 170 690 6.6 140.3 6.0 2 680 934 2.7 6.37
62 180 759 5.9 147.8 5.3 2 818 190 5.1 6.41
63 187 554 3.8 152.8 3.4 3 039 679 7.9 6.
1 197 290 5.2 160.1 4.8 3 222 073 6.0 6.12
2 206 074 4.5 166.7 4.1 3 483 454 8.1 5.92
               
3 218 260 5.9 176.0 5.6 3 710 808 6.5 5.88
4 234 784 7.6 188.7 7.2 3 693 236 △0.5 6.36
5 243 631 3.8 195.3 3.5 3 690 327 △0.1 6.60
6 257 908 5.9 206.3 5.6 3 740 795 1.4 6.89
7 269 577 4.5 214.7 4.1 3 742 775 0.1 7.20
               
8 284 542 5.6 226.1 5.3 3 791 076 1.3 7.51
9 289 149 1.6 229.2 1.4 3 827 635 1.0 7.55
10 295 823 2.3 233.9 2.1 3 725 035 △2.7 7.94
11 307 019 3.8 242.3 3.6 3 667 396 △1.5 8.37
12 301 418 △1.8 237.5 △2.0 3 715 975 1.3 8.11
               
13 310 998 3.2 244.3 2.9 3 609 521 △2.9 8.62
14 309 507 △0.5 242.9 △0.6 3 557 846 △1.4 8.70
15 315 375 1.9 247.1 1.8 3 583 968 0.7 8.80
16 321 111 1.8 251.5 1.8 3 610 126 0.7 8.89
平成16年度までの、国民医療費と伸び率を、GDPとその伸び率と比較した表です。
罫線がないと、非常に読み取りづらいので、元データのURLを貼付しておきます。厚生労働省のホームページです。

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-iryohi/04/kekka1.html

昭和29年度からの数字があります。

平成の後半、医療費削減ということを言った政治家がいて、伸び率がわずかに逆転している年が少しあります。
伸び率が、わずかに逆転している年が少しある。ただそれだけのことです。あいかわらず、GDPの伸び率を越えて伸びています。


国民医療費とは、
国民が月々支払う保険料
企業の負担
国庫負担
窓口負担料金

医療関係者が言う、医療費が抑制されている、というのは、大嘘。という結論です。

違う方向から言わないといけない。

例えば、医師の数が増えている。その増加数と、国民医療費の伸び率を比べるとか。

熊本県警発注パトカー修理、偽造見積書

2009年10月28日 | Weblog
熊本県警が2006、07年度に発注したパトカーなど公用車の修理契約のうち、7件で偽造された見積書が提出されていた可能性があることがわかった。

 県警によると、公用車修理の契約を結ぶ際は通常、3業者に見積書の提出を求め、決定するようになっている。

 外部から県警に「契約に不審な点がある」との指摘があり、契約を調査したところ、1業者が7件について「見積書を提出した覚えはない」と回答した。

7件の修理契約にはそれぞれ、この業者を含む3業者が見積書を提出しており、いずれも見積書に正規の社印が押されていた。

 しかし、この業者は調査に対し、「見積書を作成した記憶がない。なぜ社印が押されているか分からない」と話しているという。

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警察組織の裏金の作り方。

カラ出張
捜査協力費の捏造
そしてカラ修理。

隠していても、少しづつ出てきてしまいます。

フアナ・カストロ CIA のスパイ

2009年10月28日 | Weblog
 キューバのカストロ議長の妹、
フアナ・カストロさん(76)が、CIAのスパイだったというのは、衝撃的なニュースですね。
 こんな、すぐ身近なところに、CIAの力がおよんでいた。

 しかし、それでも、カストロ氏は、革命が成功して議長になり、このまま天寿を迎えそうな、希少な人です。

 共産主義というものは、理論上は理想的に見えても、実践は困難。人間社会は、エゴのぶつかりあいですから。
 どんなに働いても、報酬はみんなおんなじ、というとみんな怠け者になってしまう。ソビエトの中の北の国は、みんなが働かないで貧乏になると、冬は死んでしまいます。暖房の燃料がないと。
 だから、逆ドミノで、つぎつぎと崩壊してしまった。キューバとかベトナム。南の暖かい国だけ生き残った。
 中国も、もはや共産主義ではなくなってるし。権力機構だけが、独裁体制として、共産党が支配しているだけですから。

医師という人種

2009年10月28日 | Weblog
 少し前の記事に、 鳥取大医学部の大学院生で医師だった男性の過労死事件についての記事があります。

こういう医療関係の記事を書くと、必ず、勘違いした医療関係者が噛み付いてきます。
 「過去記事と重複することの蒸し返しなので、打ち切りたいのですが。」と書いても、かまわず、つぎつぎ書き込んできます。
 コメント欄の数字が、70を越えてきました。

 医師という人種が、どういう考え方をしているのか。行動規範はどんなところにあるのか。興味のある方は読んで見てください。