ニュースの疑問

日々のニュースの中で、疑問を感じたことを、分析して、裏側をえぐり、真実を探っていく。

小6少女 自殺

2010年11月05日 | Weblog

小学校の6年生の少女が いじめにより自殺しました。

そして 繰り返される 定型文の言い訳。

校長「いじめがあったという認識はありませんでした」

しかし いじめはなかったと言いながら 自殺した少女が クラスで仲間はずれにされていたことは 認識していたという。

担任がクラスをコントロールできない状態だったとも言ってる。

いわゆる 学級崩壊でしょうか。

少女の母親について 悪口を言われていたことも認識していた。

仲間はずれは いじめではないと 主張したいのか?

これは 減点評価主義の世界に生きている公務員の 行動論理ですね。

とにかく 定年まで なにごともなく過ごせば、高額の退職金と年金が待っている。

それまでは 減点されることはできるだけ 避けたい。

減点されて 降格 あるいは退職することになればとんでもない 不利益。

だから  学校の中では いじめはない。

     不登校の生徒はいない。

     自殺した生徒は 学校の中のいじめ等が原因ではない。

そう すべてなかったことにしたいのです。

私は このブログで 2008年3月から いじめをなくす方法について 論評しています。現在の教育現場では なにか問題が発生したら 対症療法で応じている。それではだめ、原因を追究して 根治療法でなければ 本当の解決にはならない。と書きました。そして その原因について考証しました。
 その最後のほうに ノーベル賞を受賞された 田中耕一さんの言葉を取り上げています。
「減点評価主義の社会を変えていかなければ・・・・」しかし マスコミはどこも この言葉を取り上げなかった。
と 書いています。

やっぱり これは 重大な問題ですね。

教師 校長 文部省官僚 全て 減点評価主義の中に生きている公務員です。

組織の外にいると 減点評価主義というものは メリットなんか感じられません。

デメリットばかりです。

組織の中にいる人には 大きなメリットがあるのです。

そのメリットのために

  いじめがあっても なかったことにする。

  いじめから不登校になった児童がいると 落第するとか 卒業できないとか
  おどして 形ばかりに登校させて 不登校児童はいないことにする。

  児童が自殺しても いじめによる自殺ではないと 言い張る。

はっきりストレートに言うと こんな連中が教師をやっているから 

わずか12才で 死においやられたのです。

自殺にいたるまで放置しておいて 考えることは 自己保身だけ。


減点評価主義の社会を変えていくには どうすればいいのか。

それは なぜ こうなっているのかについて検証しないと。