====政治家の錬金術======
前の記事で 公的年金基金を株式に投入する話を書きました。
ここに至るまで わからなかったことがわかってすっきりした。
それは 小泉氏の郵政民営化です。
彼は大蔵相の時代から首相になるまで
これにかなり固執していました。
そこが理解できなかった。
郵政は どちらかというと優良企業です。
民営化の前は 宅急便という競争相手の存在により
企業努力をしっかりとしていて
国鉄のように 赤字垂れ流しということもなく
民営化にしなければいけない理由はなになのか
まったく理解できなかった。
公的年金基金は 130兆円
郵便貯金と簡保 あわせて 350兆円
目的はこれだったんですね。
しかしよく考えてみれば
民営化されたものは他にもありますね。
国鉄 専売公社 電電公社
国鉄以外は超優良企業です。
国鉄以外は 独占企業だったということもあるのかもしれませんが
まず国鉄を民営化して
「健全企業にするために民営化する」
とでもいう名目で前例を作り
後は なし崩し的に民営化
という長期計画だったというのは私の妄想にすぎないのでしょうか。