ニュースの疑問

日々のニュースの中で、疑問を感じたことを、分析して、裏側をえぐり、真実を探っていく。

政治家の仕事      18

2014年11月10日 | 政治家の仕事
           ====政治家の錬金術======

前の記事で 公的年金基金を株式に投入する話を書きました。

ここに至るまで わからなかったことがわかってすっきりした。

それは 小泉氏の郵政民営化です。

彼は大蔵相の時代から首相になるまで

これにかなり固執していました。

そこが理解できなかった。

郵政は どちらかというと優良企業です。

民営化の前は 宅急便という競争相手の存在により

企業努力をしっかりとしていて

国鉄のように 赤字垂れ流しということもなく

民営化にしなければいけない理由はなになのか

まったく理解できなかった。

公的年金基金は 130兆円

郵便貯金と簡保 あわせて 350兆円

目的はこれだったんですね。

しかしよく考えてみれば

民営化されたものは他にもありますね。

国鉄 専売公社 電電公社

国鉄以外は超優良企業です。

国鉄以外は 独占企業だったということもあるのかもしれませんが

まず国鉄を民営化して 

「健全企業にするために民営化する」

とでもいう名目で前例を作り

後は なし崩し的に民営化

という長期計画だったというのは私の妄想にすぎないのでしょうか。

政治家の仕事      17

2014年11月08日 | 政治家の仕事

『 公務員の年金積立金は手をつけず「サラリーマンの積立金を株に投入 許せるか 』

http://president.jp/articles/-/13826



上のタイトルは この記事を書いた人がつけたタイトルですが 私がつけるとしたら

「安倍は 新しい錬金術を発明した」 ということになりますね。

株式取引による錬金術のところに書いた インサイダー取引です。

以前のものとちがうところは 

以前のものは 民間から情報の提供を受けてから資金を動かすものでした。

今回は 自分で相場を作り出すことです。

公的年金というのは サラリーマンの厚生年金のことです。

その基金が130兆円 そのうちの最大67% 87兆円を株式市場に投入するのですから

相場を大きく動かすことはいとも簡単。

そして それを前もって知ることができるのは自分たちだけ。

そうして知りえた人たちは 自分の資金も投入する

前に書いた 政治家の仕事4の中の「ちょうちん行列」ですね。

今度は 自分たちが ちょうちん行列に加わるということです。

兆の単位の資金についていくちょうちん行列は 安全確実。

特定秘密保護法が自分たちを守ってくれる。


この記事の著者は リスクの高い株式取引に基金を流用するのはリスクがある 

ということを言っています。

損失を出しても 誰も責任を取らないのは目に見えていますから。

安全確実に運用すべき性質の基金をリスクにさらすことは反対すべきだと。

公務員の共済年金は しっかりと確保しておきながら 国民の老後の生活資金を危機に陥れる。

許されることではないと。


しかし もう一歩踏み込んでみれば 錬金術に使うつもりだということが見えてきます