ニュースの疑問

日々のニュースの中で、疑問を感じたことを、分析して、裏側をえぐり、真実を探っていく。

レバレッジとはなんだろう

2009年05月04日 | Weblog
 自宅仕事で、いつも自宅にいると、営業の電話がたくさんかかってきます。

 マンション、墓地などから、お掃除サービス、畳屋さんなどまでさまざまです。

 投資の勧誘も多い。これは、詐欺まがい商法的なものがほとんどです。投資金額に対して、15%の利息を払います、というものは、年利15%という時点で詐欺だときめつけてしまいます。

 そんないろいろある中で、レバレッジというものが、よくわかりません。もちろん元の意味は知ってますけど、この利潤とされるお金は、どこから出てくるのかわからない。

 電話をかけてくる人によって、石油、とうもろこし、砂糖、金地金、いろいろな対象物です。

 為替相場の現物取引ならわかりやすいのですけど。為替は、シーソーのようなもの。一方が上がれば、もう一方は下がる。売りと買いとの数量が一致して、取引が成立する。だから、それぞれの場面で、損失と利益は一致する。

 レバレッジの場合は、100万円出すと1000万円の取引ができる。相場が2倍になると2000万円になる。1900万円の利益ということです。この1900万円というお金は、どこからでてくるのか、というところがわからない。

 ある時、徹底的に追求したことがあります。
「1000万円の買い注文はほんとうに出しているのですか。」
 結論だけを言うと、NOでした。
「競馬のノミ屋のようなものですか。」
「はい、そうです。」

 ということは、利益が出たときには、その会社の自腹で払っているのです。
 ということは、客が損するようにしないと、会社は利益を得られない。
 つまり結論は、商品相場のレバレッジは、詐欺まがい商法である可能性が高い。

 全部がそうだとは言いませんけど、実際はどうなんでしょうか。レバレッジの場合も、市場で売り注文と買い注文をつき合わせて、一致させる、という作業は行われているのでしょうか。負けた人が支払う追証の金銭が、勝った人の利益になっているのでしょうか。
 それから営業マンは、900万円に対する利息のことは言いません。これは、利息を手数料と言い換えているだけなのかな。FXの場合も、FXの場合は、手数料をゼロと言いながら、違う名目で利益を取っています。

 為替と違って、相場が右肩上がりで連続していると、現物取引なら、全員利益を上げられます。レバレッジなら、全員が買い注文を出すと、取引は成立しないのでしょうか。
 
 だって、営業マンは、
「今、石油相場が上がっているから、絶対もうかります。」
と言って、客全員から、買い注文の契約を取るわけですから。
 だから、始めに戻って、このレバレッジの利益の金銭は、どこから出てくるのだろう。という素朴な疑問になるのです。

 やっぱり、詐欺なんじゃないかな、と。
 



エジプトで豚を皆殺し

2009年05月04日 | Weblog
 豚インフルエンザの流行する可能性が高い、ということで、エジプトの為政者が考えたことは、
「豚が存在しなければ、豚インフルエンザも発生しない。」
という、短絡で乱暴なこと。
しかも、即座に実行に移す。なんの補償もなしに奪い取っていく。


 「民主主義とは、多数決である。」

 こういうことを言う人がいます。この言葉のあとに、
 
 「少数は、多数のために、犠牲になってもしかたがない。」

 という言葉を続けます。


 こういう人は、けっこう多数派です。

 エジプトの話に戻って、この国では、イスラム教徒が90%、残りの10%がキリスト教徒。イスラム教徒は、豚肉を食べない。食べるのは少数派のキリスト教徒。

 「少数は、多数のために、犠牲になってもやむをえない。」

 外国でも、同じことを考える人が多いみたい。

 すべての人が幸福になるのが、本当の民主主義です。100%なんて、不可能だと人は言うでしょう。当然です。しかし、それにむけて努力するのが正しいやり方です。

「人民の、人民による、人民のための・・」

「最大多数の幸福」

こういった言葉を思い出してほしい。