高校山岳部 OB会

かれこれ５０年近く前に知り合った同期の山岳部部員が年一回集まって　山行を楽しんでいる・・。

今年は五日市からバスで１時間　檜原村にある山荘『浅間坂』に集合、楽しいひと時を過ごした・・。翌朝は三頭山麓にある『都民の森』に出かけた・・。元山岳部員といえども、年には勝てず、近頃は里山歩きと温泉宿が主流になってきているが、そのうち都内の健康ランドで集まろうという提案も出てきそうな雰囲気もある・・。

・・べつに話題を決めて話しているわけではないが、おしゃべりが絶えない・・全員が集まって同じ空間にいられることだけで、何かわくわくした気持ちになって高揚してくるのである・・。

・・湯上りにテラスで山並みを眺めながらビールを飲み、とりとめのない話をする・・なんてことのない出来事であるが、なぜかホッした悠久の時間が流れているように思え・・至福の時を感じる・・。

大げさにいえば・・昔なじみの顔を見ていると・・よくここまで無事に生きてこられたな～・・と自分自身が歩んだ道のりを無意識に思い出して懐かしんでいるのかもしれない・・。

秋のミッション

紅葉を見に物見遊山で行くわけではないが、春と秋　年二回にコアの集荷に訪れている北海道　新緑と紅葉の時期と重なる！！

函館から札幌・旭川・北見へゆく道中・・紅葉の色づきが微妙に違ってくる・・例年旭川のカムイコタンの周辺がもっとも鮮やかに色づいているのであるが・・今年は北海道もかなり暖かかったようで、ナナカマドの赤とダテカンバの黄色の色づきが悪く、ややコントラストが淡い・・といった印象である・・。

コアの集荷状況は順調であったが、ＢＳ様の担当者が定年退職となって、引継ぎがうまくいかずに空振り終わった集荷先もあったあが、新規開拓1件・昔し集荷したＢＳ様へ再訪問2件・・春の集荷拡大へ　希望をつなげてきた・・。

東北大震災の後　フェリーを使わず陸路で往復をするようになって・・6泊7日の出張になったが、実働3日と半日は変わらず、スケジュール通りに集荷するには北海道出張歴25年のキャリアが生きている・・。

・・北海道への出張に体力的な不安を覚えてたときが・・私のリタイアの時期とず～と前から決めている・・それまで春と秋のミッションを続けるつもりである・・。

報告会

地球上にある8.000Ｍ級の山14座を日本人で初めて制覇した武内洋岳氏の報告会に行ってきました！！

会場に現れた竹内氏は・・プロ登山家のイメージよりも　宗教家とか哲学者のような、一語一句　含蓄のある言葉に・・竹内ワールドに引き込むオオラのようなものを感じました・・。

・・無酸素登山での高度8.000Ｍの世界は・・宇宙に歩いていくようなもので、人間が分け入ってはいけない領域とおもわれます・・まるで深い湖底へ息を殺して沈んでいくように意識がもうろうとなり、湖底（山頂のたとえ）にタッチしてに再び水面に戻るまでの間・・無事戻れるかどうか？　神々の領域での出来事で・・と語る言葉に、聴衆はぐいぐい引き込まれてゆく・・。

驚いたことに・・報告会に集まった人の８割は６０歳以上の高齢者が占めていた様に見えました・・竹内氏の人柄に感動して、次は自分が挑戦する・・という年代の人は少なかったようです・・。

・・たぶん私を含めて参加者の多くは・・登山家竹内氏の生き方を・・若き日の自分にだぶらせ、報告会にやってきたものと思っています・・。