40年の歳月

学生時代　土質研究会に所属　共同実験で卒業研究をした仲間９名が・・箱根の上強羅にあるT建設の保養所に集った・。

出雲からやって来たH君を除いて全員が首都圏近郊に住んでいながら、このように全員が一同に集るような機会が４０年間一度もなかったのが不思議なくらいである。

元部長から・・年俸・女房・髪の毛・孫の話題は御法度ですからと注意された・・こんなに話題に制約があっては宴会が盛り上がらないと言っていたが・・全員が日頃酒を控えたストイックな生活を虐げられているせいか？『今日ぐらい飲むか！』と病気の事を忘れ・・学生時代に戻った気分で楽しい宴会になった・・。

ひとどおりの近況報告が終わった後に・・闘病生活の話題になるや、がぜん全員のボルテージが上がった・・やはり健康が最大の関心事である・・。

卒業して４０年・・どの顔にも・・風雨に絶え成長続ける大木の年輪の様に・・刻まれた深いしわが一層個性的なものとなって・・笑い顔の中に歩んできた人生の重さと自信を感じさせる・・。

・・お酒を飲み交わすほどに４０年の歳月が『つかの間の時間・・』であったように思えてくる・・。

・・まだまだ人生は続く・・これかの時間の方が・・過ぎ去った40年間よりも濃厚にしなくてはとつくづく思う・・。

・・小田原の駅で来年も元気で又会おうと握手を交わし・・散会になった・・。来年の幹事を引き受けた・・。