越谷フェンダーブログ

地球環境の為に車部品のリサイクルについて考えます。車の話や会社の裏話を公開します。

リサイクル業界全体の強いメッセージを放つキーワード

2009年12月11日 18時23分29秒 | Weblog
そこにあるのにそれを表す言葉がないために認識されていないものがある。裏を返せば見過ごされていたものも名称が与えられたことで顕在化する。

そうした例の一つが『里山』だろう。人と自然が共存する日本の原風景ともいえるたたずまいがこの一語で広く認識される様になった。

『山里をひっくり返しただけですが、これがぴったりした』この語の生みの親であった京大名誉教授 四手井 綱英さんが1960年代に命名した。・・2009.11.29
朝日新聞 天声人語より抜粋・・

先日 早稲田大学キャンパスで開かれた自動車アフターマーケット高度化コンソーシアムに出席した。そこで『CO2削減効果の数値化を活用した自動車リサイクル部品の普及促進について』グリーポイントクラブ代表 清水信夫氏の基調講演を聞いた。

・・このCO2削減値の基礎データー作りには清水氏の会社が数年にわたって専任社員を置き・・早稲田大学環境研究所との間で共同作業を重ねて出来あがっているものである

この貴重なデーターの公開で・・グリーポイントクラブに加盟した自動車リサイクル業者が・・お客様のもとへ、新品を使った場合と比較して中古部品を使った場合のCO2の削減値を、請求書と一緒にお知らせできるシステムが出来上がったのである。 

我々は・・『リサイクル部品の活用がCO2削減効果につながる』といった・・リサイクル業界全体の強いメッセージを放つキーワードを手に入れたのである

『リサイクル部品の活用がCO2削減効果につながる』・・まさに『里山』のようにぴったりと言い当てた環境と融合した言葉である・・。