車が1キロメートル走って排出するCO2の量を・・2008年に160グラムだった新車の平均値を『95グラム』にまで引き下げる・・ことが欧州CO2規制の長期目標になった。
燃費表示では、リッター24.5キロメートルに相当する・・現在この数値をクリアーしているのはHV・軽自動車・コンパクトカーのごく一部にすぎない・・。
1970年12月 米議会で成立したマスキー法はCO・HC・NOxの9割削減を求めた。実施が遅れた米国自動車メーカーをよそに、日本メーカー各社は排ガス浄化技術を開発し、環境技術世界一の座を不動にした。
欧州の『95グラム』の暫定値が第二のマスキー法になり・・世界規制に影響を与えるのは必至。日本メーカーは再び環境規制をジャンプ台に変えられるだろうか?
日刊自動車新聞 H21.7.16 『無灯』から抜粋
・・石炭と同様に石油もCO2を大量に消費するコストのかかる燃料として敬遠される時代が間もなくやってくるような気がする・・。