2012年2月3日のブログ記事一覧-青少年育成連合会 | 日本の未来を【夢と希望に満ちた国】にする為に日本人の心に訴えたい

品格は日本人だけが持つことが出来る / 2012年02月03日 06時55分39秒

年寄りの年金を狙う少年(４)

昨日の続きで、たまたま私が仕事で返って来た時少年が何か電話を誰かにかけていたその様子がおかしいので、誰にかけてるんだと言いたら、慌てて切ったので電話を取り上げ直ぐにリダイヤルしたら、水谷先生が出た。それで先生といろいろ話したところ先生の口から、あの少年は直ぐに少年院に入れなければ更生は難しいだろうと云う話しに、私も何だこの程度の話ししか出来ないのかとがっかりした。

こんな簡単な事だったら別に誰だってできる事だ。結局はこういう問題を起こしている少年に対しては、警察に連絡する事が更生の道だったら、多くのボランティアで頑張っている関係者が、どんなに苦労して多くの不良少年達を更生する為に頑張っているのか良く分かっていない。場合によっては死を覚悟してまでもやらなければならない場合がある。

私は今回の彼の場合もそうだが、寝起きを共にし一つひとつ彼の傷ついた心の傷を取ってやる為に、厳しい体罰も含めた指導をしている。場合によっては彼も厳しい指導に私を殺したくなる位の気持ちなるかも知れない。だから彼には殺したくなったら殺してもいい。当然一緒に寝泊まりしているから殺すチャンスはいつでもある。その変わり中途半端な殺し方はするな。もし逆に中途半端な殺し方をしたらお前を殺すと彼には何回も念を押しながらの生活をした。

その位の事をやらないと彼の傷ついた心を治す事が出来ない。その当時の彼に必要なのは真の親の愛情だ。生まれた当初から親戚に預けられ、たらい回しにされたあげく、施設に入れられたら精神的にもおかしくなるのも分かるような気もする。

当然外に出れば親子連れの子供を見れば、きっとうらやましくなるだろうし、何故自分がこんな不幸な人生を歩かねばならないのかと、彼は自暴自棄になってもおかしくない。だから彼には一緒に生活してる以上、俺を親だと思って言いたい事があったら何でも言ってくれと言いながら生活をしていると、徐々に彼もどんどん変わって来た。

やはり今キレる子どもが多くなった原因は家庭教育に原因があるのではないか。何しろ短時間に傷ついた子ども達を助け上げるのは容易ではない。今の親に足らないのは厳しさと優しさの区別、それにやって良い事と悪い事をしっかり子どもが小さい頃から教える。

これが家庭教育の基本ではないかと思っている。私が何故こういう話しをするのは彼を少年院に入れるのは簡単だ。しかし今の少年院で果たして更生出来るだろうか。多くの少年院のシステムを知っている多くの関係者は。逆だと云う人が多いと云う事を知ってた上での水谷先生の話しだったら大間違いだ。この続きは次回。