今日の女王サマ

映画、本、音楽、お出かけ、思ったことなどズラズラ書き連ねています。

葬儀社との打ち合わせ

2006年01月15日 | 家族
【1月11日】

酸素マスクを外した父は、病みやつれしていないので、まん丸な顔が可愛らしい。
自宅で亡くなると家族が清浄するのですが、病院では看護師さんたちがやってくれます。身体を拭き、耳に綿を詰め、5日間の入院で伸びた鬚をそり、病院のお仕着せから浴衣に着換えさせてもらいました。合掌した両手は離れないように紐でしばってあります。

顔は冷たくなってきたけど、手や脚はまだ温かくて、亡くなったのが信じられず涙があとからあとから湧いてきて止まりません。

しかし、本当に大変なのはこの後でした。あっという間に亡くなったので、葬儀も何も、そもそも何から手をつけていいのかわかりません。看護師さんに相談し、葬儀社を紹介してもらいました。 

自宅に戻り、祭壇をしつらえ、北枕で安置してもらったあと、葬儀社の担当者がわが家を訪ねてきました。
通夜と告別式、お寺の手配、料理、茶菓、車の手配と悲しみに浸っている暇もなくどんどん事務的に進められていきます。この話し合いが済まないと、遺体を納める棺も決まりません。父は生前、自分の葬式はしてくれるなと常々言っていましたので、お棺も(どうせ燃えちゃうもんだし)白木でいいかという話になりました。しかし、最終的に弟がちょっと見栄えのいい布張りに決めました。 
 
親戚は、従弟(父にとっては甥)が藤沢にいるほかはほとんど九州。父の妹に至ってはロサンゼルスです。通夜も告別式も、家族とご近所だけでひっそり行うことにし、九州の親戚には全てが終わってから知らせることにしました。

通夜は12日。私は会社から直行したので、通夜に間に合うようにとんぼ返りするつもりでいったん東京に戻りました。


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