今日の女王サマ

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模擬裁判

2006年10月28日 | 仕事
某派遣会社の単発の仕事でモニターの仕事をしてきました。

平成21年5月までにスタートする裁判員制度のモニターです。
守秘義務があるので、あまり詳しいことは書けませんが、検察庁まで出向いて模擬裁判に参加するというものです。

女性3人、男性3人がモニター。本当の裁判は裁判員6人+裁判官3人(または裁判員4人+裁判官1人)で行われます。
裁判員が扱う事件には以下のようなものがあります。
(1)殺人
(2)強盗致死傷
(3)傷害致死
(4)危険運転致死
(5)現住建造物等放火
(6)身代金目的誘拐
(7)保護責任者遺棄致死    

結構、責任が重そうですよね。

いつもより2時間早く起きて、バスと電車を乗り継ぎ、約束の5分まえに検察庁に到着したのですが、他の5人は既に待っていました。皆、近くから来た人たちらしいです。

公判前(ぜん)整理手続で、争点や証拠が前もって整理され、開示されているので裁判が早く済みます。最近ではライブドアの堀江裁判でも、この手続きが取られていましたね。

しかし、素人が1人の人間を裁き、判決を下すというのは、やはり重いものがあります。
検察官、弁護士の論告が済んだあと、9人で評議→評決をし判決に至るのですが、もし冤罪だったら・・・と思わずにはいられません。ディベートが身についてない日本人は、どうしても強い意見に引っ張られそう。

実際に裁判員制度がスタートしたら、選挙権のある人からクジ引きで選ばれ裁判員候補者名簿に載ります。
前年のクリスマス頃までに「あなたは来年の裁判員候補に選ばれました」という通知が来るそうです。

基本的に辞退はできませんが、◆70歳以上の人 ◆地方公共団体の議会の議員(会期中に限る) ◆学生または生徒 ◆過去5年以内に裁判員、検察審査員等を務めたことのある人 ◆過去1年以内に裁判員候補者として裁判所に行ったことのある人 ◆一定のやむを得ない理由がある人(重病、重い怪我、同居の親族の介護・養育、父母の葬式等、事業の著しい損害) は辞退が可能です。

また裁判員となるために会社を休むことは法律で認められ、日当も支払われます(いくらかはまだ不明)。

模擬裁判なので1日にまとめられましたが、実際の裁判は数日かけて行われます。
裁判の結果ですか?27歳の男性を殺人、死体遺棄で懲役16年にしてきましたよ。本当にこれで良かったのかなぁ・・・。


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