娘の誕生日でもありました。

今日は忘年会でもあったけど、娘の誕生日でもありました。

お祝いは既に送ってあります。２６歳になりました。早いもんだなぁ。

過去に何回か書きましたが、娘がお腹にいるころ、私は体力の限界だったのかも。３０代前半とはいえ、昼は会社勤め、終わると夫の商売（飲食店）を夜遅くまで手伝い、疲れてないワケがない。

１２月に入るとすぐにオシッコが出なくなり、身体にはむくみが出ました。半ばすぎには強制入院。

夫は困っただろうなぁ。１２月と言えば忘年会シーズンです。予約もたくさん入っていました。学生バイトはいたけど、男子だったので、それほど気が利くわけではありません。

私は入院してすぐに、気の緩みから風邪をひき高熱が出ました。この時期が一番苦しかった。オシッコは出ない。熱で苦しい。解熱のための座薬で汗びっしょりなのに、着替えがない。利尿剤が効いてオシッコは出るようになったけど、歩いてトイレに行くことは禁止されていた（歩くことが疲労につながる）ので、尿道には管（くだ）が差し込まれていました。この管では間に合わないぐらいのオシッコが出るのです。これも苦しかった。経験した人でないとわかりません。

そうこうしているうちに熱は下がったけど、お腹の中から逃げられない娘は苦しがってお腹の中でもがき、臍の緒が首に巻きつき、さらに苦しがってお腹の中でいっぱいウンチをしていました。

母体は大丈夫だったけど、娘の命は危なかったのです。予定日より３週間も早かったけど、先生方が相談し、帝王切開することになりました。
その日は先生方も忘年会だったらしく、なんか「早く終わらせたい」という雰囲気がありました。ひどい話ですが、あとで気付いたことです。

夫に手術の承諾書のサインを貰わなくてはいけません。結局、この日は店に入っていた予約をすべて断って病院に駆け付けたはず。夕方の一番忙しい時間に連絡をもらった夫も一番苦しい時期だったろうなと思います。

そうして娘は生まれました。先にも書きましたが、３週間早かったので低体重児です。誕生日は保育器に１カ月入ることになる最初の日になりました。

そんな娘が今日、２６歳になったのです。命の重さを感じずにはいられません。おめでとう。

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