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レコ路地/2009.0211〜

吉祥寺、下北、新宿辺りの中古レコを玩味。

散歩と物探しと暇つぶしを兼ねた三位一体の娯楽です。

ピート・タウンゼントとロニー・レイン/Rough Mix

2022年01月17日 | ザ・ビートルズ
チャーリー・ワッツのキレッキレのドラムから始まるこのアルバム。


全曲、心地よいブルースやカントリーロック、英国トラッド風のホノボノとした楽曲ばかり。しかも、ほとんどがピート・タウンゼントとロニー・レインのオリジナル。ザ、フーのピートタウンゼントのイメージで聴くとびっくりします。


実によい時代に作られた一枚だと思います。グリン・ジョンズのプロデュース。チャーリー・ワッツ、エリック・クラプトン、ジョン・エントウィッスル、ボズ・ハレル、イアン・スチュアート等々、豪華な名が連なります。

もうこんな贅沢なアルバムは作れないなぁ、としみじみ聴いています。

1977年の作品。国内盤。2200円(497)

ローラ・ニーロ /Eli And The Thirteenth Confession

2022年01月03日 | ザ・ビートルズ
新年の一枚です。Laura Nyro が1968年にリリースした2ndアルバム。
54年前の作品です。日本語のタイトル名は『イーライと13番目の懺悔』。


久しぶりに聴きましたがいいですね。昨年のクリスマスにに吉田美奈子がラジオに出ていて「もみの木」という曲を流したけど、ローラ・ニーロそのものだった。

以下、収録曲
A面 part1
01. ラッキー/02. ルー/03. スウィート・ブラインドネス/04. ポヴァティ・トレイン/05. ロンリー・ウィメン/06. イーライがやって来る/
B面 part2
07. タイマー/08. ストーンド・ソウル・ピクニック/09. エミー/10. ウーマンズ・ブルース/11. ファーマー・ジョー/12. ディセンバーズ・ブードア/13. 懺悔

1968年の作品 US盤 2000円(496)

ジョージ・ハリスン/慈愛の輝き

2021年12月31日 | ザ・ビートルズ
アルバムタイトルの原題は「George Harrison」ですから、ジョージの様々な思いが詰まった一枚と言えます。


A1の「愛はすべての人に」はイントロのギターをエリック・クラプトン。パティとのゴタゴタがあった中でも音楽の絆はまた別なんですね。加えてスティーヴ・ウィンウッドがシンセサイザーとコーラスでアルバム全体に貢献しています。この関係の深さにも改めてジョージの器の大きさを感じ入るばかりです。

Still it only takes time
'Til love comes to everyone.
ただ時間がかかるだけさ
愛がすべての人のもとにやってくるまでは

皆さまにとって2022年がよい年なるように。

1979年の作品 国内盤 1000円(495)

ザ・ビートルズ/レット・イット・ビー

2021年12月30日 | ザ・ビートルズ
この一枚にかけた関係者のビートルズ愛に感謝深謝します。

50年前にリアルタイムで買った国内盤から始まり、数々の海賊盤を経てUKオリジナル盤、各国盤、ネイキッド盤。さらにリマスター盤、、、レット・イット・ビーの旅は長く曲がりくねった道でした。

さて、年末に小言を少し。オリジナル・アルバムの ニュー・ステレオ・ミックスのジャケットはオリジナルUK盤に完全に負けています。もっと美しく丁寧に作って欲しかったなぁ。音が良くとも、ジャケットがよろしくないです‼︎
 

幻のグリン・ジョーンズ盤はすでに良質な海賊盤が出回っていますが、聴き比べが楽しみでした。音質に若干の向上はみられたものの同様の編集。こちらもジャケットの画像が綺麗にならなくて,,,まぁ、いいか(^^
 

Disneyプラスの配信「ゲット・バッグ」のおかげで、この12月はレット・イット・ビー一色でした。ルーフ・トップ・コンサート完全版、どうせならば、50周前と同日同時間に配信すればよかったのにね(^^)

とまぁ小言で終わる2021年12月30日、失礼しました。

2021 海外盤 19,800円 (494)

山下達郎/Christmas Eve

2021年12月24日 | ザ・ビートルズ
山下達郎のChristmas Eve、2021年バージョンをCDで購入。
繋がりでアナログ盤にも針を落としてみました。


この30周年盤、音質、音圧ともに素晴らしいです。Christmas Eveに溢れた編集も嬉しい!


ちなみに元祖ChristmasEveのは入っている「Melodies」のアナログ盤も豊かな音質です。一方
90年に出されたシングルCDは正直言ってショボい音です。


長年に渡り紆余曲折しながら最高の音質にたどり着いたChristmasEve。今日は天気が良く失恋ソングも幸せない気分になります。メリークリスマスです。

2013年 国内盤 当時価格(493)

タートルズ/エレノア

2021年05月29日 | ザ・ビートルズ
1968年の「ザ・タートルズ・プレゼント・ザ・バトル・オブ・ザ・バンズ」からリリースされたシングル「エレノア」。アメリカ、イギリスでベスト10圏内のヒット。ビートルズ風。轟音シングル。


前身がカリフォルニアで結成されたサーフロックバンドでもあったのでB面の「SURFER DAN」は、ビーチボーイズ風に仕上がっています。
 

1968年の作品 US盤 880円(492)

閑話休題/ロック黄金時代の隠れた名盤1965ー1975編

2021年05月04日 | ザ・ビートルズ
3度目の緊急事態宣言下。ナイスなタイミングで大量の名盤が安価で発売(1100円)。まずはこの2枚から楽しんでいます。


サンディ/サンディ・デニー
レッド・ツェッペリンとの共演を経て発表されたソロ第2作。盟友リチャード・トンプソンをはじめとする英国勢に加え、アラン・トゥーサンやスニーキー・ピート他の米国勢も参加。英トラッド・フォーク伝統の美しいメロディと米西海岸の明るいポップ感覚が絶妙に融合した、最高傑作との呼び声も高い作品。(帯解説より)


ワールド・オブ・オズ/ワールド・オブ・オズ
1968年に英バーミンガムで結成されたポップ・グループによる唯一のアルバム。イギリスの童謡をモチーフにした代表曲「ザ・マフィン・マン」に象徴される、ジャケットの世界が反映されたサイケデリック・テイスト溢れるポップなサウンド、効果的なオーケストレーションとキャッチーなメロディは、ザ・ビートルズ『サージェント・ペパーズ〜』のフォロー作品群の中でも際立つ完成度を誇り、再評価著しい。(帯解説より)

ダニー・オキーフ/Looking Glass & The Dreamers

2021年03月07日 | ザ・ビートルズ
2度目の緊急事態宣言が2週間延長決定の日、下北の中古レコ屋で遭遇したCDは、このブログでも過去何枚か紹介したダニー・オキーフの2020年の作品。

 
まだ現役だったんですね!オキーフと言えば、1972年の「グッド・タイム・チャーリーズ・ガット・ザ・ブルース」が懐かしいです。

 
本作品は、オキーフの個人的な興味・関心のもとに作成された感が色濃く出ています。内容は、アメリカ・インディアンの一部族であるネズ・パース族の話のようです。難しい内容は別にして、長いキャリアが醸し出す音楽の雰囲気は貫禄に満ちています。コロナ禍にあって秀作を世に残しました。

大滝詠一/青空のように

2020年12月29日 | ザ・ビートルズ
 

77年12月発売の「ナイアガラ・カレンダー」に収録。


それより5カ月前の7月にシングル・カット。LPに入っているものとは異なるバージョン。サビから歌っています。B面に大滝詠一楽団名義のインスト版(モノラルミックス)が収録されています。さすが、アルバムとは重ならないサービス精神です。アレンジは山下達郎。
 

DJ COPY ONLY/NIAGARA 45 VOXからの1枚だと思われます。

1977年の作品 国内盤 1200円

エリック・クラプトン/E.C.WAS HERE

2020年07月18日 | ザ・ビートルズ
1974年の初来日のバックバンドのドラマー、ジェイミー・オールディーカー(68歳)が逝去。忍んでこの一枚。

 
エリックのカムバックを支えた堅実なドラミングを中心にじっくりと耳を傾けてみました。

 
「461オーシャンブールバード」のオープニング・ナンバーのドラムも実に印象的。合掌

1975年の作品 国内盤700円(490)

PFM/『幻の映像』(Photos of Ghosts)

2020年06月03日 | ザ・ビートルズ
緊急事態宣言解除後、下北のレコ屋にて遭遇。UK盤でコーティングされた美しい佇まいのジャケに魅かれて購入です。


プログレ・バンドのPFM、正式名はPremiata Forneria Marconi。1970年にイタリアで結成されたバンドで、このアルバムは、ELPが設立したレーベル「マンティコア」からリリースされました。レーベルに使われた「マンティコア」 は伝説の生物ですが、この生物、ネットで引くとかなり変な生き物です(笑)
 

本盤は、1972年にリリースした「Per Un Amico」(邦題『友よ』)をリメイクしたもの。ピート・シンフィールドが英詞を書き、イタリアのローカル・スターを再デビューをさせた1枚です。しかし、改めて原盤を聴くと、こちらの方が勢いがあり、曲順も一貫していて、音もクリアーです。


1973年の作品 UK盤(セカンドプレス)1200円(489)

ジョージ・ハリスン/不思議の壁

2020年05月20日 | ザ・ビートルズ
デビュー前のハンブル時代にビートルズの才能を見抜き、その姿をフィルムに撮り、髪型や服装などのスタイルに影響を与えたとされるドイツ人写真家、アストリッド・キルヒャーが13日、81歳で亡くなりました。


東京新聞の記事(19日朝刊)を読むと、最後の2行に「ジョージ・ハリスンさんのソロ・アルバム用の写真なども撮った。」とありました。(さて、なんのアルバムだろう?)と大いに気になり、調べてみるとウキペディアに次のような記述がありました。

Harrison later asked Kirchherr to arrange the cover of his Wonderwall Music album in 1968.

そこで棚に眠っていた「 Wonderwall Music 」を引っ張り出して、どこがアストリッド・キルヒャーの関わった部分だろう?と眺めてみました。


よく分かりません。インサートされたジョージの写真でしょうか?
 

このアルバムは、ビートルズが立ち上げたアップル・レーベル初のアルバム。さらにはビートルズのメンバーとしてのソロ・アルバムとしても初のアルバム。もちろん、ジョージの初ソロ・アルバム。つまり「3初」の記念盤。そこに、デビュー前からの友人アストリッドを関わらせることには何か深い意味があったと推測されます。


真相をご存じの方は教えて下さい。「photo by Astrid Kemp」と名前がクレジットされているので関わったことは間違いないようです。(アストリッドの当時の旦那はGibson Kemp)
 

ジョージ、ごめんなさい。音楽についてのコメントはまたとします(^^;;

1968年の作品。US盤。1500円。(488)

鈴木茂/LAGOON(ラグーン)

2020年05月19日 | ザ・ビートルズ
街中のレコ屋巡りも自粛中なのでレコ棚から古いレコを取り出しては聴いています。でも、思わぬ再発見もあり、小さなワクワク感で日々を耐え忍んでいます。笑


1976年9月からホノルルに滞在して録音したという本作は、細野晴臣、林立夫のリズムセクションに、マーク・レヴィン(Key)、佐藤博というシンプルな編成ですが、完成度は高く、今も全く古さを感じません。(むしろ、バンド・ワゴンの方が時代を感じさせます)改めて、鈴木茂× 細野晴臣×林立夫のグルーヴは素晴らしいと思います。


しかし、このアルバムの前にリリースされた「バンド・ワゴン」が名盤だったため、本盤はあまり話題にはならなかった記憶があります。また、1か月前に出された「キャラメル・ママ/ティン・パン・アレイ」の作品群(茂さんは「ソバカスのある少女」を収録)のインパクトも強くリリースのタイミングが悪かったのかもしれません。

 
緩やかな時間と空間が調うサウンド、明るい時間帯に聴くのが気持ちの良いアルバムです。

1976年作品 国内盤 2300円(76年当時)(487)

山下達郎/FOR YOU

2020年05月14日 | ザ・ビートルズ
コロナ禍で在宅勤務1か月中に片っ端からレコードをかけ、ながら仕事をしております。
色々なレコードに元気をもらいましたが、特によかったのがこのレコードでした。


A面に針を落として、1曲目「スパークル」のギター・カッティングが始まる瞬間、世の中の閉塞感が吹き飛ぶような気分になります。2曲目「MUSIC BOOK」は、このアルバム内では唯一、渡嘉敷祐一、岡沢 章、松木 恒秀、佐藤 博のメンバーによって録音された曲。彼らのグルーヴはまた一味違っていい!B面ラストの「YOUR EYES 」までどこまでも心地よい音です。


達郎さん曰く、このアルバム(RAL8801のオリジナル盤)は音がベストで、今、アナログ再発盤を出しても「オリジナル『FOR YOU』を超えられない」と明言しています。


このアルバムまでは、吉田美奈子さん作詞の作品が多く、達郎さんの歌を引き立てています。この2人の共作がやはりベストだと思われます。

1982年の作品。2800円(1982年当時)(486)