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レコ路地/2009.0211〜

吉祥寺、下北、新宿辺りの中古レコを玩味。

散歩と物探しと暇つぶしを兼ねた三位一体の娯楽です。

ジミー・リード/ Rockin' with Reed

2009年07月25日 | Weblog
ブルースマンの大きな背中にしびれます。ジミー・リードの2ndアルバム。1925年生まれ。ってことは、大正14年だから、生きていれば84歳、年男(丑年)です。
彼の持ち味はゆら~とした脱力グルーヴ。熱くならないブルース。夏に聴くと、どこか涼しげで「和」を感じさせてくれます。
夕方、風呂上りにヒグラシの鳴き声をBGMに流したい風流な一枚です。

1959年の作品。国内盤。989円。(62)

ザ・ジム・クウェスキン・ジャグバンド/See Reverse Side For Title

2009年07月22日 | Weblog
60年代中後期にボストン・ケンブリッジを本拠地に活動したジャグ・バンド。
ジム・クウェスキンの下、20代前半のジェフ・マルダーが早くも才能を発揮しています。また、バンドの花、マリア・ダマート(マリア・マルダー)の存在も見逃せません。
このアルバムは3枚目のもの。ジェフとマリアの歌もたっぷり聴けます。ブルース、ジャズ、ロックンロールなど幅広い音楽性と確かな演奏力は抜き出ています。

1967年の作品。US盤。1470円。(61)

ローラ・ニーロ/THE FIRST SONGS<No.60>

2009年07月20日 | Weblog
67年、19歳でデビューした彼女。その時の作品が「More Than A New discovery」
そのタイトルと曲順を変えて「The First Songs」として再発されたのが本盤です。ちなみに、村上春樹氏の作品の多くに不思議な能力を備えた少女がでてきますが、無垢で脆く、一方で強く洞察力に長けていて、どこかローラの作品を想起させます。
ローラ・ニーロの中で一番好きなアルバムです。(73年には薔薇の花のジャケで再再発)

1969年の作品。オリジナルUS盤。2879円。(60)

チコ・オファリルのザ・コーラル・リーフ/Hits With A Hawaiian Punch

2009年07月19日 | Weblog
一聴すると、のどかなハワイアン・アルバムですが、どこか一味違います。よく見るとジャケの片隅に「Arranged and Conducted by Chico O'Farrill」とあります。
チコは「アフロ・キューバン・ジャズ」をクリエイトとした偉大なアレンジャーです。本盤では「ハワイアン」をベースにしながらも、ラテン系の心地よいアレンジが冴えてます。
制作年代などデータ不足です。情報ありましたらいただきたいです。

US盤。735円。EPICレーベル。(59)

ジム・プライス/Kids nowadays ain’t got no shame.

2009年07月18日 | Weblog
ストーンズ、デラニー&ボニー、ジョージ・ハリスン、クラプトン・・幾多のセッショでお馴染みのTP奏者、ジム・プライスのアルバム。
参加メンバーも見逃せません。Drにジム・ケルトナー、Keyはニッキー・ホプキンス、Bはクラウス・ヴァマン・・。スタジオ系のリーダーアルバムはとかくハズレくじが多いのですが、これは大中りです。

1971年の作品。USオリジナル盤。539円。(58)

バート・バカラック/Play His Hits

2009年07月15日 | Weblog
早くも猛暑の日本。この夏はどうなるのでしょうか。ご自愛ください。

さて、本盤はバカラックの1stアルバム。全曲、自身の作品のセルフカバーです。A&M時代の音作りとは異なりますが、こちらも悪くありません。
スコアをささっと書いて、彼の馴染みのバンドやコーラス隊に声をかけ、バンドはそれをふむふむ、と眺め、「じゃ、録ります~」みたいな手際のよさを感じます。
1965年の作品。US盤。1050円。(57)

Buffalo Springfield /Last Time Around

2009年07月12日 | Weblog
彼らの最後の作品ですが評価は芳しくありません。でも、僕的にはこれが一番。
バンドの旬が過ぎたということは、一人一人の才能が枠に納まらなくなった証し。
だから、このアルバムは蛹(さなぎ)のように静かで自然体です。
ここからCSN&YやPOCOが生まれ、EAGLESやLoggins and Messinaへと派生していきます。「はっぴいえんど」など日本音楽への影響もすごいが、活動期間はわずか2年間。
1968年の作品。US盤。989円。(56)

ラムゼイ・ルイス/UP POPS<No.55>

2009年07月11日 | Weblog
シカゴ出身のジャズ・ピアニストでコンポーザー。本アルバムはかなりがっつりしたソウル系の仕上あがり。この時期だとドラマーはおそらくモーリス・ホワイト(EW&F)ですね。
Soul Man(SAM & DAVE)、The Look Of Love(BACHARACH)、Respect(OTIS REDDING)などなど、ずらっと並んだヒットパレード盤です。理屈抜きに楽しいです。

1967年の作品。USオリジナル盤。845円。 (55)

閑話休題/追悼マイケル・ジャクソン

2009年07月08日 | Weblog
本日、マイケルジャクソンの追悼式がありました。
僕の手元に彼のCDはなく、「スリラー」のレコもとうに売ってしまったし。
だから、哀悼の意を表すのにはためらいがあります。

振り返れば、80年代はポップス低迷時代。安っぽい産業音楽があふれていた。
しかし、彼の音楽は創造的で、建設的で、純粋でした。
引出しを覗くと87年の東京公演のチケットが残っていました。

後楽園球場外野席前に設置されたステージで、マイケルは無心で歌い踊っていた。
とても美しかった。
合掌。

グレイトフル・デッド/新しき夜明け

2009年07月07日 | Weblog
1960年代後半のサンフランシスコはフラワー・パワー全開。デッドと供に移動するヒッピーや巨大なPAシステムの写真は当時の少年には衝撃でした。
本盤は70年代という新たな時代も着実に進もうとするバンドの創意が表れています。ジェリー・ガルシアのプレイが前向きで本当に素晴らしい(涙)。
95年にガルシアが他界してロックは一つの時代を終えたのかな。って。(また涙)

1973年の作品。国内盤。800円。(54)

アール・グラント/Gentry Swingin’

2009年07月04日 | Weblog
黒人シンガー&キーボード奏者のアール・グラント。このアルバムはラウンジ・オルガンの名手としての彼のキャリアが光っています。
「サニー」や「アルフィー」などの名曲を取り上げつつも、全体は軽く、明るく、涼しげにアレンジされています。時折、聞こえる彼の歌声も味があります。
夏間近、ジャケの女の子もナイス!
1962年録音。DECAオリジナル盤。美品。2520円。(53)

Lill Lindfors / Du Ar Den Ende

2009年06月30日 | Weblog
スウェーデンのシンガー、Lill Lindfors(リル・リンドフォッシュ?)。
スウェーデンの国旗は、青地に金の十字架。青は澄んだ空、金はキリスト教の自由・独立を表す国旗です。このジャケの色彩で素敵です。
内容は、映画のテーマやボサノバの名曲のカバー、穏やかなアルバムです。仕事終わって、ベッドで深夜の読書。そんな時に流しておくとよいです。
1967年の作品。再発盤。1260円。(52)

セヴェリン・ブラウン/1st

2009年06月28日 | Weblog
「セヴェリン・ブラウン」の1stアルバムです。超ボロジャケ。
彼のプロフィールは以前(09年2月)に紹介していますのご確認ください。
ジャケは地味ですが1曲目の「スティ」から耳をうばわれる出来栄えです。
モータウン・グルーヴ×ウエストコースト・サウンド。お薦めの1曲です。友人の店でこの夏、ガンガン流してもらおうと思っています。
1973年の作品。USオリジナル盤1470円。(51)

レイ・チャールズ/ A Message from The People<No.50>

2009年05月03日 | Weblog
昨日の10分の1の値段でレイ・チャールズのアルバムに遭遇。
ジャケにはアメリカの希望、リンカーンやキング牧師、ケネディ大統領・・・そして、人種の異なる子どもたちが描かれています。温かく、深く響く、メッセージ性の高いレイの歌からは、70年代の初頭はまだ音楽の力が輝いていたことを実感できます。

1972年、USオリジナル盤。294円。(50)




ダニー・ハサウェイ/Come Back Charleston Bluek

2009年05月03日 | Weblog
映画「Come Back Charleston Blue」のサントラ。邦題は「ハーレム愚連隊」(笑)です。
このサントラをDonny HathawayとQuincy Jonesが共作。コメディ・アクション映画にこの二人の投入とはなんとも贅沢。
チャールストン風のテーマやマージ・ジョセフとデュエット等、グッときます。70年代のブラックミュージックとは一線を画す作品づくりとなっています。

1972年の作品。USオリジナル盤、2940円。(49)