西暦2000年に新世紀を記念して
買付けをいたしました京楽蘭鉢で
現在お店にてご覧いただけます。
聞くところによるとかなり古い蘭の書籍に
写真が掲載されているそうで・・・
知る人ぞ知る かの有名な工房または作家として
京楽焼古鉢の最高峰として名高い
■五龍(柳)■ 作の逸品です。
万年青鉢に同じ図柄があると聞いて居りますが
おそらくこの蘭鉢と対鉢として製作されたものだろうと
想像しています。(間違っていたらごめんなさい)
京楽焼の中で最も作品が少ないのが蘭鉢です。
五龍(柳)の作品は蘭万あわせても格段に少なく
まして蘭鉢となりますと稀にしか見ることが出来ない
希少な作品です。
通常、絵柄は少なく古典的な図柄が見られ
なおかつ逸品は稀にしかなく入手はもちろん
見ることも困難を伴います。
五龍(柳)作
■□■雲鶴文絵付け京楽蘭古鉢■□■
五龍(柳)らしいシャープかつ正確な線遣い
五龍(柳)の中で珍しく彩色豊です。
狩野派の鶴が繊細に描かれています。
雲の彩色も他に類を見ない色遣いで
裾まで素晴らしい仕上げです。
3面の鶴にそれぞれ動きがあり・・・
僅かに蒔絵技法の盛りもあります。
どの角度からもそつなく仕上がって・・
正確無比な仕上がりです。
初めて見たときから一目ぼれでした。
五龍(柳)のお約束・・・
この印が意外と曲者で
五龍(柳)に必ず付いてくる印ですが
紛らわしいのは、贋作にも用いられている事です。
五龍(柳)を数点観察しますと
意外と真贋判定は容易になると思います。
実物はお店に常設展示いたしておりますので
是非ご覧下さいませ。