花ごよみブログ

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理想の1つ 続編

2010-06-04 19:20:58 | 日記

 これも不思議なお話なのですが

極々一般的な深山ムギランのあるクラシックな覆輪芸の品種(同一品)を

数鉢栽培していますがまえから気になる色合いに変ってきたのが1つあります。

ほかと色目が違い澄んだ色目に変ってきたなとじっくり見てましたら

”こんなのがあるんでしょうか?”

この覆輪芸のなかの数本が”羅紗地”になってガシばった地合になっていて

葉全体が3割程度小さくなってきています。

 これも半信半疑で最初は???でしたが

どうもそのようです。

 私は初めてのケースなので良く分かりませんが

こんなことは多々あるのでしょうか?

 

 もう少し増えてから撮影しますのでその際はご意見を

お聞かせください。


理想の1つで・・・

2010-06-04 18:38:52 | 日記

 10数年前に宮崎で見たあの深山ムギランが忘れられません!!

現存すれば今飛び抜けた筆頭の蘭でしょう。

この蘭の中でなかなか葉の地合が変ったもの(地変り)はお目にかかれません。

 極肉厚でちょうど”豆ヅタ”の獅子葉のように”野球のグローブのような”葉型の

帽子大覆輪で見た瞬間あまりにに衝撃的で息を呑みました。

 これならお金をいくら出してもいいなと思い

古木1,5本程度の種木に50万円近い金額を提示しましたが取引ならず

あきらめたのが思い出されます。

絶えたとかうわさを聞きましたが何とか生きていてほしい蘭でした。

 

 それ以来、地変りした深山ムギランに出会うことなく

何年も過ぎましたが1つ良いなと思って買った白中透は

今、雪丸という名前で流通しています。

扱った頃15年前くらいはほとんど誰にも見向きもされませんでしたが

やはり良い蘭だったと思います。

 

 もう地合の違う蘭は出ないだろうとあきらめていたのですが

1つの理想のような蘭と出会うことが出来とても嬉しい思いをしています。

 

 はじめて見たとき”なんか傷んでるんかな?”とすぼんだようなバルブで

葉も同じようでした。

”ムギランじゃないの?”という話もあり

”それもアリか”と思いますが葉の色合いや紅の色合いは

ムギランでは出せない色合いですので

じっくり観察していて半信半疑で

”どうも羅紗地のような気がするな!”ともっとよくよく観察し

葉肉の厚さ、バルブの丸さ、葉の付き方など

どうもチャボらしいと次第に確信してきました。

 

 1つの理想の形が宮崎県から生まれてきました。

深山ムギラン羅紗厚葉紅中透

       ■阿修羅■



   
青に見える後ろの木(別の前木)にも柄があります。

このころりとしたバランスがなかなか良いです。
   



面白い物が出てきましたね。